全国共済お役立ちコラム

女性特有のがんに備えるために

2019-5-4

女性と男性でがんにかかりやすい身体の箇所や年代が異なります。
だからこそ年齢に合わせてがんの特約を付けたり、幅広い種類のがんの治療に特化している保険を選んだりする必要があります。
また、最近では女性特有のがんに特化した女性のためのがん保険も登場していますよ。
状況によって、女性専用のがん保険を付けることも検討しても良いかもしれませんね。
そこで今回は女性専用のがん保険についてまとめましたので、説明していきます。

女性特有のがんの種類

女性特有のがんとは主に、乳がんや子宮がん、卵巣がんなどがあります。中でも乳がん患者は20代から徐々に増え始め、30代に急増する女性がかかる最多のがんと言われています。最近では乳がん患者の若年化が懸念されていて年齢は関係なく女性なら誰もがかかりうる身近ながんです。乳がんの自覚症状として代表的なのは、胸にしこりが出来ることです。インターネットで調べると確認の仕方なども載っていますので、日ごろからセルフチェックをし何か違和感を感じたらすぐに病院に行くことが重要ですよ。

また、子宮がんも患者の低年齢化がすすむ女性特有のがんの1つです。子宮がんは、子宮のどこにできるかで子宮頸がんと子宮体がんに分けられます。子宮の奥にできる子宮体がんは、閉経後にかかることが多かったがんなのですが、最近ではライフスタイルの変化から30代で発症する方も増えているそうです。

一方、子宮頸がんは50代というよりは、20代~30代の比較的若い時期に発症することが多いがんです。妊娠や出産回数が多い女性に多いそうです。こちらは、定期的に検診を受けることで進行がんを防ぐことができますよ。早期発見することでがんの進行を抑えたり、症状を軽減したりすることができますので、意識的に検診を受けることが大切です。

卵巣がんは、子宮の両脇にある卵巣にできるがんで悪性のものが多いと言われています。卵巣がんは、妊娠や出産の経験が少ない人もかかりうるがんです。他には肥満や食事も原因の1つに入ります。卵巣がんの初期症状は殆ど自覚症状がなく、下腹部のしこりや圧迫感などの自覚症状が出た時には既にがんが進行している可能性が高いです。なかなか気が付きにくいですが、少しでも違和感があった時はすぐに婦人科を受診しましょうね。

女性専用のがん保険

女性特有のがんの種類が分かったところで、女性専用のがん保険で受けることができる主な保障内容をご紹介していきます。

まずは、女性特定のがんと診断された場合に一時金を受け取ることができます。こちらは1回限りのものもあればがんの種類が異なればその度に受け取ることができる保険もありますので、加入前に十分に確認してみましょう。一時金の金額はプランにもよりますがA社では50万~100万円とされています。

また、入院した時に一時金を受け取ることもできます。こちらの上限日数や回数も会社によりますが、A社では180日に1回、10万~20万円を合計で50回まで受け取ることができますよ。日帰り入院でも保障されるプランがありますので、そちらも併せて検討してみると良いかもしれません。手術に対する保障もありますよ。こちらは入院中なのか外来なのかで受け取ることができる金額が変わることがありますので注意が必要です。

いつから加入すべきなのか

女性特有のがんは、若い世代にも無関係ではなく身近な存在であるとお伝えしました。そうなるといつから女性専用のがん保険に加入すべきなのか悩んでしまいますよね。早くから加入しいざという時に備えることができれば安心ですが、その分保険料も高く20代から支払うのは厳しいことも多いかもしれません。実は、通常のがん保険でも女性特有のがんに対する保障が含まれているものがあります。複数の保険に加入するよりは安く収まることが多いので、がん保険を見直してみるのも1つの手ですよ。

ただ、家族で若いうちに女性特有のがんにかかった人がいるなど、とにかく心配という場合は多少保険料が高くても20代のうちから備えておくといいでしょう。特に女性特有のがんは30代になると患者が急増することを考えても、やはり20代のうちに加入を検討することをおすすめします。保障の内容と月々の保険料を照らし合わせ、ご自身が納得して加入することが大切ですよね。

生活習慣の見直しを

がんの原因である危険因子は食事や喫煙などの生活習慣を見直すことで減らすできることができます。また万が一女性特有のがんにかかってしまった場合、早期に発見するために定期的に検診を受けることが大切ですよ。自分にあった良いがん保険を選べるようにしましょう!