全国共済お役立ちコラム

保険料、どれくらいが適切なの?

2021-8-3

世の中には様々な保険制度が存在しますが、その中のメジャーな物に「がん保険」があります。がんは身近な病気でもあるため、世間の方の中には、漠然とその必要性を感じながらも中々加入に踏み込めない方も多いのではないでしょうか。
しかしがんは、年齢と共に罹患率が上がる特徴があり40歳になると健康診断では「がん検診」も推奨されるほどです。
万が一に備えてがん保険への加入を検討するためにもまずはがん保険の保険料について理解を深めていきましょう!

年齢によって保険料は変わってくる

がん保険の保険料は年齢によって必要な料金が変わってきます。がん保険に加入している知人や身内の方はあなたの周りにもいるかとは思いますが、実際にいくらくらい保険料を払っているのかまではわからないのではないでしょうか?
基本的にがん保険の保険料が年齢によって異なるのは、がんの罹患率を反映させている為です。
一例として、ここでは男性向けのがん保険の「掛け捨て型」「払込期間10年」「診断給付金100万円、入院給付金1万5,000円」のケースでの年齢別の月々の保険料をご紹介いたします。

30代・・・1,245円(定期) 1,860円(終身)
40代・・・1,835円(定期) 2,770円(終身)
50代・・・3,280円(定期) 4,340円(終身)
60代・・・6,325円(定期) 6,970円(終身)

継続してがん保険に加入する際は現在の年齢の保険料だけで判断せず、加齢による月額保険料の増額が家計を圧迫しないかなども注意する必要があります。

がん保険は保険料基準で考えることも大切

実際にがん保険への加入を考えたときに、保険料をいくらまで払うように設定したら良いか悩む方も多いのではないでしょうか。
そういった方は、まず自分の家計状況や家族構成など現状を考慮して保険を選びましょう。第一にがん保険は、充実した保障内容と、無理なく払える保険料であることが非常に大切です。
また身の周りの人達が、保険料をいくら払っているか気になって、「自分も同じくらいの保険料にした方が良いのか」と思うかもしれませんが、その考えは間違えです。
家計状況や家族構成は人それぞれ違うものです。他の人がいくら払っているかは気にせずに、自分に必要な保障内容と無理なく払える保険料のがん保険を選ぶようにしましょう

がん保険は保険料と保障内容の両立が大切

がん保険は、万が一がんになったときのために加入するものですが、実際に商品を選ぶ際には「がん診断給付金が高額なタイプ」などついつい保険の保障内容が豪華ながん保険を選びがちではないでしょうか。
しかし、豪華な保障内容のがん保険を選ぶと当然月々の保険料が高くなってしまいますし、先ほど触れたように年齢が上がるにつれて月額保険料も上がるという点も考えていかなければなりません。加入するがん保険は保険料と保障内容のバランスが取れているものを選ぶようにしましょう。
がん保険には、がん診断給付金や入院保証、通院保障などさまざまな保障があります。確かに、がんにかかったことを想定すると、保障を手厚くしたくなる気持ちもわかります。
しかし、やみくもに保障を手厚くしてしまうと月々の保険料はどんどん高くなってしまいます。もし、充実した保障内容だったとしても月々の保険料が払いきれなくなってしまっては元も子もありません

悩む場合は保険のシミュレーションを活用しよう!

どんな保障内容が良いかどうしても悩む人は、「がんになったときにがん診断給付金はいくら受け取れるとよいのか」、「入院保障を一日どのくらいの金額が必要なのか」といったことを具体的にシミュレーションすると自分が必要としている保障内容を判断することができるかもしれません。
保険料は安いに越したことはありませんが、保険料が安い商品が一概におすすめというわけではありません。
実際に万が一のことがあった時に、保険料だけで判断をしてしまうと、自身が想定していた保障内容と異なっていて、想定していた保険金を受け取ることができないなんて場合もあります。
安い保険料の場合は、そのがん保険の保障内容が自分の納得するものになっているかを確認したうえで加入するように意識しましょう

「定期保険」と「終身保険」安いのはどっち?

がん保険は、「定期保険」か「終身保険」かによっても保険料に差が出てきます。
定期保険は保険料が割安ですが、高齢になると更新時の保険料がかなり割高になります。がん保険の定期タイプは、一時的に安い保険料で大きな保障を備えたい人に向いています。
一方、がん保険の終身保険では、がん保険の保障は一生涯継続しますが、加入してから毎月支払う保険料が変わることがないのが特徴です。そして定期保険と比較すると、保険料は安いと言えます。

まとめ

生きていると保険を含め様々なものに対して「お金の支払い」が必要になるものですが、それぞれにかかる料金や必要性をしっかり把握しておくことは、あなたの家計や財政面を管理するためには必要不可欠です。今回の内容をきっかけに、まずはがん保険の保険料についての理解を深めていくところから始めてみてはいかがでしょうか!