全国共済お役立ちコラム

ガン保険の選び方-抑えておきたいポイントとは?

2020-9-5

さて、今日までに様々なガン保険の商品が数多く出ていますね。それぞれ細かい差がある為、選ぶのが難しい…何を考えて選ぶべきなのか…と悩まれている方、少なくないかと思います。しかし、細かい差を理解せずに、「よく聞く会社だから」「安いから」、という理由で安易に選んでしまうと、いざという時にせっかくのガン保険が役に立たないという可能性がでてきてしまうのです。
そこで本日は、ガン保険を選ぶ際の、必ず押さえておきたいポイント&最低限備えたい条件をご紹介していきますので、一緒に見ていきましょう!

ガン保険の加入を検討しているけど…選び方がわからない!

いざ、ガン保険に加入しようと思っても、一体何に気を付けて選べば良いのか…迷ってしまいますよね!
ここでは、ガン保険を選ぶ際に理解すべきポイントや、その内容について解説していきます!

◎まずは保険タイプを決めよう
ガン保険は、商品によって中心となる保障内容が違います。おおまかに、3つのタイプがあります。

◆診断給付金タイプ
:診断給付金が中心のガン保険。入院給付金や治療給付金も含まれる場合も多い。
※診断給付金:ガンと診断されたときに受け取れる一時金。
◆入院給付金タイプ
:入院給付金が中心のガン保険。診断給付金や手術給付金も含まれる場合も多い。
※入院給付金:ガンで入院したときに支払われる給付金。
◆治療給付金タイプ
:放射線や抗がん剤治療、手術など、ガンの治療をすると給付金が支払われるガン保険。

どのタイプでも、「診断給付金」を含む保険を選んでおくと安心です。というのも、ガンと診断されたらすぐに給付される為、いきなりの予想外の出費を賄う事ができるからです。また、ガン治療の多様化にも対応できます。ガンの医療事情は変化している為、自分がどのような治療を受けるのか予測してピンポイントでの保障を決めるよりも、診断された時点でまとまったお金が給付された方が無駄がありません。

◎診断給付金の保障内容を決めよう
必ず備えておきたい診断給付金について、以下のポイントに注目して選びましょう。

◆保障金額
診断給付金は一般的に、50万円、100万円単位で設定できます。自由診療を考えている場合や、かかった時の家計の不安が大きい人は、多めに設定しておくことをおすすめします。

◆給付条件
ガン保険の種類によって、給付条件や支払回数が異なります。初回のみの給付となる「初回限定タイプ」と、無制限で受け取れる「無制限タイプ」の2つがあります。
ガンは再発や転移のリスクが高い為、できれば「無制限タイプ」を備えておきたいところですね。

◆上皮内新生物の保障
上皮内新生物とは、ガンの一歩手前の状態です。こちらが診断された場合、「差額保障タイプ」ですと、診断給付金が支払われないことや、半分になる事があります。そこまで重要ではありませんが、不安な方は悪性ガン同様に給付を受けられる「同額保障タイプ」を選ぶと良いでしょう。

◎入院や通院への備えを決めよう
ガン治療が長期間になった場合、診断給付金だけだと賄いきれない可能性が高くなります。診断給付金を十分に高く設定している場合は別ですが、そうでなければ入院給付金や通院給付金を備えておくと安心です。

◎ガン治療に対する保障を決めよう
現在ガン治療は「ガンの3大治療」が主流ですが、このうちどの治療を受けるかの予測は不可能ですので、3つ全ての治療に対して保障がされるガン保険を選んでおくと安心です。
しかし、3つ全ての治療の受ける事はありませんので、代わりにガン治療全般をカバーできる「診断給付金」を優先して検討する事も1つの選択です。

◎ガン先進医療に対する保障をつけるか決めよう
先進医療を受ける場合、その技術料(約300万前後)の治療費が自己負担になります。治療の選択肢を広げたい方は選んでおくと安心でしょう。

◎保険期間を決めよう
ガン保険には、他の保険同様、「終身タイプ」と「定期タイプ」があります。終身タイプは、保障が一生涯、そして保険料は一定です。対して定期タイプは期間が決められており、期間終了時には更新する必要があります。また、更新する度に保険料が増額するのが特徴です。定期タイプは、「働いている間だけ」や、定期的に保険を見直しを検討したい人に向いていると言えるでしょう。

◎その7:保険料払込期間を決める
終身ガン保険の払込方法は、「終身払い」と「短期払い」の2種類があります。終身払いは、保険期間中ずっと保険料を払い込んでいきますが、短期払いは一定期間内のうちに払い込みます。したがって、短期払いの方が割高になります。その代わり、老後の保険料負担がなくなりますし、長生きができれば全体の金額的には短期払いの方が割安になるということがメリットと言えます。

ガン保険を選ぶ際、必要となる3つの条件!

では、きちんとガン保険を役に立たせる条件を3つ見ていきましょう。

① 診断給付金の回数制限がない
ガンは再発や転移を起こしやすい病気です。また、2回目以降の方がお金がかかってしまう事がよくあるのです。よって、診断給付金は何度でも給付されるものを選ぶべきと言えます。

② 通院治療への備え
最近では、入院日数が短くなってきている代わりに、通院治療により継続的に治療を続ける傾向にあります。よって、長期間の通院治療にもしっかり備えておくべきでしょう。
それには、通院給付金や、3大治療への給付金が役に立ちます。代わりに、診断給付金を大きめに設定しておくことも良いでしょう。

③ 生涯保障
現在のガン罹患率を見ると、30代からゆっくりと増加し、55歳以降より大幅に増加します。よって、保険料が更新ごとに増える「定期タイプ」ですと、高齢時に負担が重くなってしまう為、保険料が一定の「終身タイプ」を選ぶ方が安心でしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ひとくくりに「ガン保険」と言っても、細かく様々な保障が備えられる事が理解できたかと思います。ご自身の価値観やライフスタイル、また現在のガン治療事情を考慮した上で、自身にぴったりのガン保険を見つけられるとよいですね。