子供のための共済保険!共済の保障内容を比較!

子供への共済や保険というと学資保険がすぐに浮かばれる方も多いと思いますが、今は医療保障のついたタイプも増えています。
病気やケガなどのリスクに備えるものですが、公的医療も充実しているので、子供に対するそのような保障の必要性を感じられない方も多いようです。
子供の保険に加入する場合「民間の保険会社よりも共済の方がいい」と言われることがよくあります。
掛け金が安く保障も充実していると言われる共済ですが、どこの共済に加入するのがいいのでしょうか?
ここでは、子供のための共済保険についてわかりやすく解説していきたいと思います。
子供の医療共済はJA共済、県民共済、全労災、コープ共済を比較
子ども向けの医療共済には、下記の4つがあります。
【JA共済のこども共済】
年齢:0歳~満18歳
共済期間:22歳まで
掛け金:15,000円前後
特徴:返戻率が高い
【県民共済のこども1型】
年齢:0歳~17歳
共済期間:18歳まで
掛け金:1,000円
特徴:後遺障害の保障がある
【こくみん共済(全労済)のこども保障タイプ】
年齢:0歳~満17歳
共済期間:18歳まで
掛け金:1,200円
特徴:入学時に満期金のある特約
【コープ共済のたすけあいジュニア20コース】
年齢:0歳~満19歳
共済期間:20歳まで
掛け金:1,000円
特徴:個人賠償責任保険がある
どれも0歳から加入でき、さらに学資保険のように年齢が高くなってからだと加入できないといった制限もありません。
また、返戻率の高さが魅力の共済や、学資保険のような満期金が受け取れるもの、個人賠償責任保険がつけられるものなどさまざまです。
子供のための共済保険はどんな内容の保険を重視すべきか
子供のための共済保険には、「貯蓄型」と「保障型」があります。
【貯蓄型】
子供の成長に合わせて学資金を貯めるのが主な目的となるため、子供のためではありますが、どちらかというと契約者に万が一のことがあっても大丈夫なように備える保険になります。
払い込んだ保険料よりも受け取れる給付金の額が大きくなるタイプです。
【保障型】
子供が病気やけがで入院や手術をした時に共済金がもらえる保障がメインになります。
契約者や被保険者に対する死亡給付金があったりと、保障面が充実しています。
ただし、祝い金などはなく、教育資金の積み立てなどには向いていません。
内容としては、一般的な医療保険と違いがないと考えてください。
どちらが良い悪いの話ではありませんので、他に加入している保険の保障内容や、ご家庭の経済状況、また、お住まいの地域によっては子供の医療が無料になる自治体もあるので、総合的にみてどちらの保障が自分達にあっているのか考えましょう。
|保障型と貯蓄型の共済
【JA共済の「こども共済」】
それぞれの内容に応じて「学資応援隊」・「にじ」・「えがお」の3種類から選ぶことができ、
貯蓄はもちろん、医療保障の面も充実しています。
そのため、子供の教育資金を積み立てながら、同時に医療保障にもそなえたい人におすすめです。
それぞれの共済に合っているのは、以下のようなタイプです。
・教育資金の積み立てや返戻率を重視したい人は「学資応援隊」
・いざというときの保障もつけたいなら「にじ」
・子供の年齢に応じて保障をあげたいなら「えがお」
将来、子供が勉強をしたいと思ったとき、経済的なことや不測の事態で、希望する教育が受けられないという状況は避けなくてはいけません。
それぞれのライフプランや契約者が加入している他の保険の保障と合わせて、検討してください。
【こくみん共済(全労済)の「こども保障タイプ」】
全労済の「こども保障タイプ」は、医療保障がメインですが、同時に教育資金を貯め人にも向いている共済です。
医療保障か、学資保険か、とどちらにするかを悩むのではなく、保障にも貯蓄にも向いているのがこの共済の魅力です。
こども保障タイプには、「こども保障満期金付き」をプラスできます。
いわゆる特約だと考えてください。
これは、中学校・高校・大学の入学時に50万円ないしは100万円の満期金を受け取れるようにするものです。
どのタイミングで、いくらの満期金を受け取るかは自由に決められます。
学資保険代わりににもできますし、教育資金の積み立てに余裕を持たせるために利用することも可能です。
ただし、これは0歳から満14歳までしか加入できません。
また、これのみの加入もできませんので注意が必要です。
|保障型重視の共済
【県民共済の「こども1型」】
県民共済の「こども型」は、掛け金をおさえながら、充実した保障が受けられる、保障重視の共済です。
いざ医療保険に加入するとなると費用がかかりますが、県民共済ならそんなことはありません。
コストパフォーマンスのよさが大きな魅力です。
大切な子供だからこそ、いざというときにそなえて、保障を受けられるようにしておいてください。
「こども共済」は死亡・後遺障害保障が充実しています。
後遺障害には、それぞれ等級があります。
たとえば、交通事故によって一番低い13級と認定されたときは、1型なら12万円の支給です。同様に、不慮の事故なら8万円から受け取れます。
重度障害割増は、1回につき上記の金額が支払われ、最大で10回まで受け取れるので、2型であれば1,000万円まで受け取れます。
月々の掛け金の金額から見ると、かなり手厚い保障になっていることがわかるでしょう。
【コープ共済の「たすけあいジュニア20コース」】
コープ共済「たすけあいジュニア20コース」は、保障面の強い共済です。
3つのコースがありますが、どれも費用が抑えれており、告知内容がゆるやかなタイプがあるなど、柔軟性の高さが魅力です。
この共済の大きな特徴は、個人賠償責任保険があるところです。
掛け金に140円を追加するだけで、子供が他人をケガさせたり、誰かの持ち物を壊してしまったりしたときに、保障が受けられます。
まとめ
「子供の共済」と一口に言っても、それぞれの共済が提供する子ども向けプランの内容はバラバラです。
医療保障型の共済は、リーズナブルな掛金で通院時の保障や親の死亡保障が付帯している点が大きなメリット。また、貯蓄型の共済は、民間の学資保険の予定利率が下がっている現在、魅力的な返戻率を提供していると言えます。
子供の共済について検討中の方は、それぞれの共済の特徴を把握して、必要なプラン・保障内容のものを選びましょう。