子供の保険の種類には何があるの?

子供向けの保険商品にはどういうものがあるのでしょうか?
様々なテレビCMが流れていますが、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、子供の保険の種類について詳しく学んで、全般的な保険を検討する上での足がかりとしましょう!
子供の保険の必要性
こちらは前回の記事でも触れましたが、子供の保険は実際生まれてから、幼稚園・小学校と成長して行くにつれ、必要なお金は出てきます。 傷害保険や個人賠償責任保険など加入することを検討する人も出てきますし、年齢によって検討する必要のある保険は様々にあります。 小学校に入ると医療費助成制度が変わり、自己負担分が若干増えます。自治体によって助成の範囲は異なりますが、状況に応じて必要な保障を加えていく必要性を見るというのは大切なことだとわかります。
子供の保険の種類
子供の保険にはどういうものがあるのでしょうか。大きくわけて6つあると言われています。メリットデメリットはあるのでしょうか?それでは一緒に見て行きましょう。
- 学資保険 学資保険は将来の子供の教育資金を準備するための保険です。子供の保険としてまず頭に浮かぶのがこの保険です。保障の機能を備えた定期預金のような保険で、貯蓄性も優れている商品で多くの人が活用しています。 15歳や18歳など子供の進学時の年齢に合わせて「お祝い金」「満期金」を受け取ることができます。
<メリット>・支払った保険料で教育資金が準備できる。 ・万一の場合の保障機能が備わっている。
<デメリット> ・保障機能を高めようとすると利回りは下がり、保険料が高くなる場合や、満期時の返戻率が低く抑えられる傾向がある。 ・保険会社により加入年齢が3歳までのものもある。
- 生命保険 生命保険は死亡受取金の金額としては200万円~600万円程度です。経済的損失の金額から考えると、あまり保障金額を大きくしても、保険料負担の方が大きくなってしまいます。
<メリット> ・加入時の被保険者の年齢が若ければ毎月の保険料は安く抑えることができる。
<デメリット> ・教育資金や生活資金に比べると優先度は低くなりがちである。
- 医療保険 医療保険は、病気やケガで入院や手術をする際の費用に対する保障です。 子供が入院することで、直接的に家計収入が減少するなどの経済的損失が発生するわけではありませんが、付き添いなどで親に時間的制約による負担はあります。
<メリット> ・子供が病気やケガで入院した際の出費に対応できます。 ・子供の医療保険は大人に比べると保険料が安くなっている。
<デメリット> ・子供の場合は医療費の負担が少なくて済むため、保険料の負担の方が大きくなる場合がある。
- 傷害保険 傷害保険は突発的な事故などによるケガでの入院や通院に対する保障です。
<メリット> ・子供がケガで通院や入院をした場合の出費に対応できる。 ・保険料も安いことから手軽に加入することができる。
<デメリット> ・未就学児は自治体の医療費助成があるため傷害保険加入の必要性は少ない。
- 個人賠償責任保険 個人賠償責任保険は他人にケガをさせてしまった時や、他人のものを壊してしまった時など、相手に賠償しなければならない場合の保障です。
<メリット> ・他人への損害賠償責任に対応することができます。
・保険料は安いことから手軽に加入することができます。
<デメリット> ・単独での加入はできず傷害保険等の特約として加入しなければならない。
- 自転車保険 自転車保険は自転車の事故に対する保障で損害保険の一種です。
<メリット> ・自転車の事故に関する賠償責任に対応することができます。 ・保険料は安いことから手軽に加入することができます。
<デメリット> ・すでに親が加入している場合は二つの保険に加入しても保険金は一つしか出ない場合があります。 いかがでしたでしょうか。想定していたよりも種類豊富だと感じた方も多いのではないでしょうか。
どのタイミングで入るべき?
子供が生まれてから成長するにあたり、子供保険の必要性は子供の年齢によっても異なってきます。年代別に最低限入っておくべき保険を見て行きましょう。
- 生まれてすぐ 学資保険:教育資金の準備は早めに開始することで受取額を大きくすることができます。
- 幼稚園入園時 傷害保険・個人賠償責任保険:保育園や幼稚園に入る時期には傷害保険を中心にケガや賠償責任に対する保障を準備しましょう
- 小学校入学時 医療保険・傷害保険・個人賠償責任保険:保育園や幼稚園に入る時期には傷害保険を中心にケガや賠償責任に対する保障を準備しましょう
いかがでしょうか。お子様の年齢によっても加入おすすめの保険は変わってきます。
民間の保険だけではなく、共済保険についても把握しておこう。
民間保険と異なり、共済保険の最大の特徴は「営利を目的としていない」ということです。そのため比較的掛け金が安かったり、余剰に積み立てられた保険料の割戻金があったりもします。「医療保険」「傷害保険」「個人賠償責任保険」など幅広い保障内容があるものもあります。今回は簡潔な説明にとどめますが、民間の保険だけではなく、共済というのも選択肢にあることを認識しておきましょう。
子供の保険の種類について正しい理解をして、保険選びをしましょう
子供の保険の種類の知識は深まったでしょうか。子供の年齢に応じた保があり、保障を考えるべきものがあります。 民間の保険を選ぶもよし、他から選ぶもよし。選択の幅を広く持つことは、保険選びにおいてとても大事になります。検討段階で迷った時は、今回の記事ならびに続く記事を読み返して、そもそもの保険の意義から振り返ってみるのも良いですね。