子供の医療保険はどうしていますか?

皆さんは、子供の医療保険について考えたことがありますか?学資保険などは検討したことがあっても、あまり医療保険について考えたことがない家庭も多いのではないでしょうか?日本では子供に対する助成制度があり、医療費を払わなくて良いケースがほとんどです。ですが、実は保険会社では様々な子供向け医療保険が用意されています。
意外と忘れがちな子供の医療保険について、その特徴やメリット、デメリットも含めて説明していきますので、少しでも参考になればと思います。
子供の医療保険には豊富な種類があります!
子供の医療保険には、子供向けに一から作られたものや、一般の医療保険をアレンジしたものなど数多くの種類があります。子供のうちから医療保険を検討する際のポイントを紹介します。
0歳からでも加入できる終身医療保険もあるってホント?
最近では、0歳児でも加入できる保険も登場しています。内容については一般の終身医療保険と同様になります。つまり、保険料は生涯変わらず、同時に一生涯の保障をつけることができるというわけです。
終身医療保険に子供のうちに加入しておくポイントとしては、月々の保険料がかなり低く抑えられることがあげられます。また、払い込み期間を15歳、20歳と設定できるものもあり、こうしたタイプは子供が成人する際のお祝いとして渡すということもアリだと思います。
保障内容もバリエーション豊か!
子供向けの医療保険は、保障内容についてもバリエーション豊富です。シンプルに医療のみに特化したものから、生存給付金や学資積立が付いた貯蓄タイプのものや、親が亡くなった場合に毎年一定額が支払われる育英資金付きのものなどがあります。 これらの多くは医療保険に付帯する特約という形で設定するケースが多いので、ニーズに合わせて選択できる利点は大きいでしょう。
子供の医療保険を検討するにあたって気をつけたいこと
子供の医療保険は、その必要有無が度々議論にあがります。その理由について見ていきましょう。検討する際のヒントになります。
子供に対する公的医療保険、助成制度が充実している!
まず、子供の医療費については公的医療保険制度がかなり手厚くケアされている、ということは大事なポイントでしょう。自治体によって違いはありますが、乳幼児の場合、医療費はかかりませんし、小学生くらいまでは自己負担分も助成される場合が多いです。そのため実は多くの場合、医療費がかかりません。ですので、そもそも備える必要がない、という考え方もできます。
子供の医療保険は必要?
日本の公的な医療保険制度は、確かにとても充実しています。ですが、これらの公的医療保険制度は、あくまでも直接的な保障のみとなります。その周辺の費用については、保障はされません。
どういうことかと言いますと、例えば、子供が熱を出して病院に行き、3日ほど入院することになってしまったとしましょう。医療費や入院費は公的保険の対象となります。ですが、おそらく子供はひとりで入院をすることは出来ないので、親がつきそうことになるでしょう。そうすると、病室も個室が必要ですし、親のためのベッドも必要になるかもしれません。また、パート等の仕事を休むとなると、その分収入も減ってしまいます。あるいは、食事は外食で済ますことになったり、自宅と病院の交通費も余分にかかるかもしれません。
このように公的保険では保障されない周辺の出費が少なからず負担となります。こういった場合に、医療保険は心強い備えとなります。
中長期的な視点をもつことが大事
また、将来をみすえて長い目でみたときも医療保険に加入することに意味があるといえます。
新生児の時は元気でも、そのあとで病気になってしまう可能性はゼロとはいえません。そうなるとそれ以降、保険に入りたくても入れない、という状態になってしまうこともあります。子供が元気なうちに、終身型の医療保険に加入しておけば、そうしたことを避けることができます。
また、保険料は割高になってしまいますが、終身保険で20歳払込終了のような商品を選べば、それ以降の支払いが不要で保障は生涯続きます。先にも説明した通り、保険料の払い込みを完了したあとで、いずれ社会に出て行く子供に手渡せば、それは大きな備えとして活用することができます。
家庭のニーズと合わせて子供の医療保険の検討をしましょう
今回は子供向けの医療保険について説明しました。日本では助成制度が充実しているので子供向けの医療保険の要・不要については、これまでも議論されてきました。もちろん保険である以上、正解はないので、メリットとデメリットをしっかりと把握し、自分の家庭にとってベストな選択をすることが大事です。焦らずにしっかりと検討しましょう!