全国共済お役立ちコラム

子どもの万が一に備えたい!こどものための保険比較のポイントとは?

家計を支えるパパやママたちの将来のことを考え、万が一のことが起こった場合の経済的リスクに備えるための保険。保険選びを続けていると、「子どもに万が一のことがあったときはどうしよう?」と考えることもあるでしょう。そんなときは、こども保険に加入することも検討してみましょう。では、どんなポイントを意識して保険を選べばいいのでしょうか。ここでは、子どものための保険比較のポイントを解説します。

保険料は家計の負担にならないかチェックする

保険というものは、万が一のリスクに備えるためのもの。今は大丈夫でも、将来的に病気を患ってしまったりケガを負ってしまったりしたときのことを考え、経済的なリスクに備えようというものです。こども保険も同様、こどもの病気やケガに対する備えはもちろんのこと、子育て中のパパやママに万が一のことがあったときの備えになります。

しかし、万が一に備えて支払う保険料が家計を圧迫してしまっては本末転倒。たくさんのリスクに対する備えを考え、あらゆる保障がついている保険に加入したり、たくさんの種類の特約を付加したりすることで、毎月の保険料の支払いが家計の負担になってしまう……。たとえ将来の備えが万全でも、今の生活が苦しくなってしまっては意味がありません。

もちろん、国の医療保障制度もあります。ですので、たくさんの保険に加入したり、高額な保険料のものに加入したりと、何もかもを保険でカバーしようと考える必要はありません。あくまで保険はリスクに備えるためのもの。特にこども保険は、家計の負担にならないかどうかを考え、最適な保険を選ぶことがポイントです。

個人賠償責任補償がついているかチェックする

こども保険を選ぶうえで注目したいポイントが、「個人賠償責任補償」がついているかどうかです。
子どもが病気やケガをしたときのことを考えて保険を選ぶのは当然のことですが、万が一、子どもが誰かをケガさせてしまった場合のことも考えておかなければなりません。

例えば、子どもが自転車に乗っていて誰かをケガさせてしまった場合、多額の損害賠償請求をされてしまうことだって考えられます。個人賠償責任補償は、そういったときの備えとなるものです。

「子どもが起こすアクシデントなんて、それほど大事にならないのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし実際に、自転車に乗っていた小学生が高齢者とぶつかり、倒れた高齢者が頭部を打ちつけ意識不明の重体に。結果的に寝たきりの生活を余儀なくされたことで、小学生の母親に対し9,500万円もの損害賠償命令が下されたケースもあるほどです。

子ども本人の病気やケガへの備えには意識が向きやすいのですが、子どもがケガをさせてしまうリスクにも目を向けてみると、選ぶべき保険が見えてくるはずです。こども保険を選ぶときにはぜひ、個人賠償責任補償がついているかをチェックしながら比較・検討してみましょう。

先進医療の保障があるか、特約として付けられるかチェックする

子どもが病気やケガをしたときの医療保障。約款所定の入院や通院、手術を受けた場合に給付金を受けられるケースが一般的ですが、ここにも保険選びのポイントがあります。それは、先進医療の保障があるかどうか。また、特約として付加できるかどうかをチェックすることです。

先進医療とは、厚生労働大臣が指定した先進的な医療技術のことを指します。一般的に先進医療の治療は健康保険の適用外の費用になるため、基本的に医療費は全額自己負担になります。また、先進医療といわれるほどですので、その治療費はたいていのケースが高額となります。

大人と比べると、子どもの将来は長いもの。万が一の病気やケガの場合には、しっかりとした治療を受けられるよう、先進医療にも目を向けておきたいところです。比較・検討しているこども保険に先進医療の保障があるかどうかは、必ずチェックしましょう。保険料に少しの金額をプラスするだけで先進医療特約をセットできる商品もありますので、家計の負担にならない範囲で検討してみましょう。

あれもこれもとたくさんの保障を考えたり、多くの特約を付加したりするのではなく、子どもの成長と家計のことを考えたうえで、必要なものに絞った保険選びをするのがポイントです。

安心して子どもを育てられる未来への備え

万が一のことがあったときに備える保険。しかし、万が一の事態には、さまざまなケースが考えられます。個人賠償責任補償の有無などは、子どもならではのリスクを考えたもの。健康で元気に育っていたとしても、避けられないリスクに対する備えとなることでしょう。

こども保険への加入を検討するときは、そういったケースにしっかりと対応できる保険かどうか、慎重に比較・検討したいところですね。子どもの万が一に備えるのはもちろんのこと、パパやママも安心して子どもを育てていけるよう、家族みんなの未来の備えになる保険を選びましょう。