病気やケガ等こどもの万が一にも備えたい!こどもの医療保険とは?

保険は大人の将来に備えたものばかりではありません。子どもが成長する中で、万が一のことが起こってしまった場合の備えとなる保険もあります。今は健康に育っているとしても、そこにどんなリスクが潜んでいるかわかりません。ここでは、病気やケガなど子どもの万が一に備えられる、こどもの医療保険について考えてみましょう。
こどもの医療保険ってどんなもの?
こども医療保険の商品に目を向けてみると、たくさんの種類があることに気づきます。子ども向けのオリジナル商品から、一般の医療保険に対し子ども用のアレンジを加えたものまで、バリエーションはさまざま。
医療だけに特化したシンプルなものをはじめ、生存給付金や学資の積み立てがセットとなった貯蓄タイプのもの。保険料を払い込む親が亡くなった場合に、育英資金として毎年一定額のお金を受け取ることのできる商品などもあります。その他、地震や津波などの災害による病気やケガが補償対象になっているものもあります。
子どもの備えは病気やケガだけに留まりません。子どもが元気にすくすく育っていたとしても、第三者にケガを負わせてしまうなどのリスクはつきものです。
他人に損害を与えてしまった場合、多額の賠償金を支払う義務が課せられることもあります。そんな万が一の備えとなる賠償責任補償がついている商品もあります。
さまざまなニーズに対応できるよう、特約もたくさん準備されていますので、どういった保障が必要なのかを検討し、最適な保険を選ぶようにしましょう。
こども医療保険の基本は終身医療保険
こどもの医療保険を考えたとき、まず基本として押さえておきたいのが、一般的な終身医療保険に子どもを加入させるという選択肢です。保険料が生涯変わることなく、同時に一生涯の保障をつけられる。子どもの将来のことを考えた基本的な医療の備えといえるでしょう。
子どものうちから終身医療保険に加入していると、月々の保険料をかなり低く抑えることができます。また、15歳や20歳までを払い込み期間に設定することで、子どもが成人したときにお祝い代わりに保険をプレゼントするという使い方もできますね。
また、終身医療保険の契約期間中に特約を追加したり、契約途中で解約し保険の見直しができたりする商品もありますので、選び方次第で使い勝手の良い備えができることでしょう。
医療と学資がセットになった保険もある
子どもの将来に備える保険と聞くと、学資保険を思い浮かべる人も多いことでしょう。高校や大学への進学時に必要となるお金を積み立てておきたいと考えるのは当然のこと。そんなニーズに応えられるよう、子ども向けの医療保険には、医療と学資の保険がセットになった「ハイブリッドな保険」があります。
医療保険をメインとして考えそこに学資保険をプラスした商品や、学資の積み立てをメインとして考える商品など、その保障内容のバランスは商品によって異なります。
子どもの未来に対する考え方は、それぞれの家庭によって差があります。どういった備え方をするのかを考え、適した保険を選ぶようにしましょう。
こども医療保険の特約とは?
こどもの医療保険には、さまざまな商品が用意されているだけでなく、希望の保障内容を選択できるように特約が用意されています。こども医療保険の特約の一例をご紹介します。
・個人賠償責任補償
子ども自身の病気やケガに対する備えだけでなく、子どもが第三者をケガさせてしまったときや物を壊してしまったときの保障も考えておかなければなりません。個人賠償責任補償の保険金は100万円程度から数千万円までとかなり幅広いもの。保険の商品によって異なりますので、どの程度の個人賠償責任に備えるのかを検討して選ぶようにしましょう。
・育英資金
家計を支えるパパやママが亡くなってしまった場合、子どもを取り巻く生活環境はとても苦しくなることが予想されます。そんなとき、育英資金のある保険に加入していれば、親の死亡以降、一定の年齢に達するまで決められた金額を毎年受け取ることができます。
・死亡時保険金
死亡時保険金は、子ども本人が亡くなってしまった場合や高度障害を負ってしまった場合に支払われます。一般的なこどもの保険の多くには、死亡時保険金が設定されています。
・第三者による加害行為を補償
交通事故や第三者からの暴行を受けてしまうリスクにも備えたいところ。また、ストーカー行為の被害に対する備えなどもあれば安心できますよね。第三者による加害行為の補償については、こういった加害行為に該当する入院や通院保険金などに対し、通常よりも多い金額で保険金を支給してくれる商品もあります。
万が一のリスクは子どもにもあります
万が一のことは大人の将来だけに起こるものではありません。病気やケガのリスクはもちろんのこと、災害時や交通事故によるケガなどは、いつ誰に起こってもおかしくないリスクです。子どもが健やかに安心して成長できるよう、こどもの医療保険についてもしっかりと考えてあげたいところですね。