全国共済お役立ちコラム

シニア世代も加入できる保険は?手軽に始める共済保険

2022-6-8

日本は超高齢化社会を迎えています。70代・80代になっても元気に過ごしている方は大勢いらっしゃいますが、「これから病気をしたときにかかる医療費が不安だ」「万が一のときのための保険が気になる」という方もいることでしょう。年齢を重ねると、病気だけでなく骨折などの危険性も高まってきます。また、持病があり、保険への加入を迷っている方もいるかもしれません。手厚い保障内容の保険に入ることも安心ですが、必要・不要を冷静に見分けることが大切です。シニア世代、シルバー世代の方の保険選びを考えていきましょう。

シニア保険とは

シニア保険とは、これまでなら新規加入をためらう年代である、主に50代から80歳までの方を対象とした保険です。大きく分けると、葬祭費用などに備える(死亡保障)終身保険タイプ、ケガや病気の入院保障を主とした医療保険タイプ、介護費用を保障する介護保険タイプに分けられます。

さらには、規定の年令に達していれば、病歴に関係なく誰でも加入できる「無選択型」と、健康状態についての診査不要ですが、簡単な質問(告知)があり、一定の病歴があると保険加入ができない可能性がある「準無選択型」に大別され、「無選択型」の方が割高になります

満期型の保険はともかく、死亡、あるいは医療機関にかからない限りは、保険金をもらうことができません。預貯金にある程度余裕がある方の場合は、あえて保険に入る必要はありません。また、若いときに比較的大きな保障の終身型保険に加入している人も、改めて「シニア保険」に加入する必要はありません。

シニア世代の保険は必要?不要?

保険の必要性については、結論からいうと「人による」ことになります。
そこでここでは、シニア世代の保険が必要な人・必要でない人を紹介します。

保険が必要な人

保険が必要な人の特徴を3つ紹介していきます。

 

①一生涯の医療保障を付けたい人

一般的に、高齢になるほど病気やケガで入院・通院するリスクは高くなっていきます。

一度病気になってしまうと通常の医療保険に加入することが難しくなり、加入できるとしても保険料が高額になったり給付金を受け取る際の条件が厳しくなったりすることが多いです。

大きな病気をする前に終身型の医療保険で備えておけると安心です。

②葬儀費用を保険商品で準備したい人

自分の葬儀費用を自分で準備しておきたい人は、終身保険に加入すると、一生涯の保障を得つつも亡くなった際に死亡保険金が受け取れるので、葬儀費用に充てることができます。

もちろん、葬儀費用は預貯金で準備することもできますが、貯蓄と保障のどちらも必要という人には終身保険がおすすめです。

葬儀費用は以前は100万円や200万円といった金額が必要とされてきましたが、近年は利用者のニーズに応えるべく家族葬などの小規模な葬儀も増えています。

自分の希望するスタイルの葬儀に合わせた死亡保険金を設定すると良いでしょう。

③がん罹患リスクに備えたい人

がんは日本人のふたりにひとりが罹患するという病気であるため、いつ自分が罹患してもおかしくない状況です。

がんは一度完治しても再発や転移などを繰り返す可能性があり、医療費の支払い負担が大きくなることも考えられます。

がんの保障は医療保険でもカバーできますが、がんに特化した「がん保険」ならより手厚い保障を受けることができます。

将来がんに罹患することに不安な人や、身内にがんに罹患した人がいる場合などはがん保険に加入して備えておくと良いでしょう

保険が不要な人

保険が必要な人の特徴をみてきましたが、反対に保険が不要な人はどのような人なのでしょうか。

それは、十分な貯蓄がある人です。

高齢期に入院や通院をする機会が多くなっても、また、がんに罹患して先進医療などの高額な治療費がかかっても、十分に貯蓄から支払えるという人は保険へ加入する必要性は低いといえます。
とはいえ、貯蓄を切り崩しながら治療を受けることに不安を感じることもあるでしょう。
そのため、お守り代わりに必要最小限の保障は付けておけると安心できるかもしれません。

シニア保険を選ぶポイント

シニア世代の方が保険を選ぶ上で大切にすべきポイントは、死亡保障より病気やケガに対応する医療保障といえます。

その理由は、シニア世代は子育てがひと段落し家庭に対する経済的責任が減るためです。

また次に迷うのは保障の内容。

もちろん保障内容は、お金をかければかけるほど手厚くなりますが最低限の内容でも充分かもしれません。
基本的に日本での医療費の個人負担は、公的医療保険制度により2割から3割となっています。

そして、75歳以上となると一部例外はあるものの個人での負担は1割となるといわれています。
そのため、シニア世代の保険内容は医療保障を重視し、その内容は最低限で良いと判断できます。

厚生労働省がまとめた「国民医療費」によれば、65歳以上の国民1人あたりの年間医療費は70万円程度です。1ヵ月あたり約6万円弱といわれています。
保障内容が最低限でいいとはいえ、一般の保険は掛金も高く比較するのも難しいものが多いと思われます。

そこで、おすすめしたいのがシニア共済。全国共済の熟年型の保険です。

シニア共済とは

全国共済の熟年型はコースが2つあります。

この2つのコースの特徴を紹介していきます。

熟年2型】

まず熟年2型は、月掛金が2,000円と手軽で始めやすい価格となっています。
年齢によって保障の内容は異なるものの、シニア共済は安心した保障内容が整っているところが特徴。

例えば、事故による入院では184日目まで65歳~80歳まで同じ内容で、1日あたり2500円保障されることになっています。
80~85歳の場合も1日あたり1000円保障されます。

入院以外にも、後遺障害や死亡・重度障害などの保障も充実しているところが大きなメリット
手軽な月掛金でここまでの保障があるのはとても魅力的です。

【熟年4型】

熟年2型の保障内容だと少し心配という方は、月掛金4000円の熟年4型もあります。

184日までの事故による入院の1日当たりの保障が65歳~80歳まで5000円と、掛金が倍になる分、保障内容も倍くらいになるイメージです。

どちらのコースも、入院1日目からしっかり保障され、最長85歳まで保障が継続されます。

また、医師による診査が不要ですので、満65歳~満69歳の方で、「健康告知内容」に該当しない方であれば、健康状態については告知のみで加入できます。

さらに充実した保障が欲しいという方は、基本コースにプラスして、先進医療やがん・三大疾病に対応した特約コースを付けることができ、入院保障型というコースも用意されています。シニア共済は年齢があがるにつれ保障内容が少なくなるので、入院保障型とセットで加入しても安心です

基本コースだけでは不安という方は、もしものときに備え、心配な方はこちらも併せて検討されてみてはいかがでしょうか。

まとめ

シニア世代の方は、若いころのように「家族のために大きな保障を」と考える必要性が少なくなっています。その分、自分らしく生きていくことを考えることができます。病気になったときに困らない保障、万が一のとき家族が困らない保障など、今の自分にどんな保障が必要かを考えていくことが大切です。不安のない毎日を暮していくために、自分に合った保険を活用していきましょう