シニアに必要な保険の内容とは?

高齢化社会と呼ばれる昨今ですが、ご自身もシニアと呼ばれる年代に差し掛かり、保険の見直しをされる方も多くいらっしゃるでしょう。この世代の方は子どもが独立するなど、家族に対する経済的責任が小さくなり、万が一の時に備える死亡保障の必要性は30歳代・40歳代に比べて低くなってきます。その代わりに、病気やケガが若い頃よりもかなり多くなるため、医療保障の重要性が増してきます。今回はシニアの方々の保険の種類や必要性などを考えて見たいと思います。
シニアの生活設計
老後の生活設計としての重要な国民年金や厚生年金ですが、実際にいくらくらい支払いがあるのでしょうか?
厚生労働省の2014年の資料によりますと、国民年金のみを受け取っていらっしゃる方の平均受給額は5万4000円となっているようです。厚生年金を受け取っていらっしゃる方の平均受給額は14万8000円のようです。現役時代からの今までの貯蓄してきた金額にもよりますが、できる限り不要なコストは抑えて、有効に活用をしたいと考える方は多いと思います。
シニア向けの保険料金は?
基本的に、保険は健康な人や若い世代の人たちは病気やケガになる可能性が低いために、毎月の保険料金は低く抑えられていますが、年齢を重ねるに連れて、病気やケガのリスクは高くなりますので、それに合わせて毎月の保険料金は年齢と共に高くなっていきます。
医療保険の中にはシニア向けの保険の商品もたくさん出ておりますが、あまりオススメできない商品が多いです。なぜなら毎月の保険料金が非常に高く設定されていますので、リタイアしたあとの家計への負担が相当高くなります。
また子供が独立してることが多いですので、現役世代の時のように数千万円の保障は必要なくなってくると思われますので、高額な毎月の保険料金を支払うよりは貯蓄をしたまま現金を持っている方が良いとも考えられます。
介護保険の必要性?
要介護状態になった時に介護年金や介護一時金が受け取れる保険商品も多くありますが、こちらもあまり必要性はないかもしれません。
同じように毎月の保険料金は高額ですし、要介護にならなければ、高額な保険料金を毎月支払い続けなければいけませんので、少しもったいないと考えられます。
年金生活になり、現役世代の頃よりも収入が激減している方も多いと思いますので、高額な保険料金を毎月かけてまで高額な保障を受け取る必要もありませんので、今後のためにも現金を少しでも貯蓄された方が良いと思います。
死亡保障から医療保障へ
先ほども紹介したように、現役世代の頃と比べますと、万が一の際に、一家の大黒柱として数千万円の死亡保障が必要ではなくなりつつありますので、死亡保障というよりは、年々高まってくる病気やケガのリスクを考えた時、高額な入院や手術の際に必要となります医療保障へと必要性はシフトしていっております。
がんや三大疾病のリスクは年齢を重ねるに連れて上がっていきますし、入院期間が長引いたり、先進医療の高額な医療費が必要になったり、病気を元に疾病の障害などが出てくるリスクも増えてきます。
共済の加入がオススメです
とりあえず病気やケガなどのリスクには備えたいけども、毎月の高額な保険料金の支払いには躊躇される方には、共済の加入がオススメです。
「全国共済」などの共済は、毎月の保険料金が安いのが魅力的です。全国共済の「熟年型」の商品は65歳以上の方が入れる共済で、85歳まで安心の保障がされております。毎月の掛け金も2,000円から加入できるため、気軽に加入がしやすいところが特長です。
また特約を追加することにより、がんや三大疾病などにも手厚い保障を受けることもできます。「熟年新がん特約」は月額プラス1,000円から、「熟年新三大疾病特約」は月額プラス1,200円から用意がされております。
「熟年新がん特約」は、がんによる入院に関しては日数関係なく、共済金が受け取ることができますので、長期入院が必要となった際にも、安心して治療に専念できます。入院せずに通院だけの治療を受けた場合も60日目まで共済金を受け取ることができます。
「熟年新三大疾病特約」は、がんに加えて脳卒中や心筋梗塞まで手厚く保障を受け取ることができます。
先ほどのがん特約の内容に加えて、脳卒中や心筋梗塞で長期入院が必要になった際も124日目まで保障がされますし、手術や先進医療の治療にも対応しておりますので、長期入院や高額医療費の不安に備えることができます。
必要な保障を賢く選択する
シニア向けの保険商品はたくさんの種類がありますが、よく考えずに選択してしまいますと損することになりかねますので、本当に必要な保障の内容や毎月の保険料金などもしっかりと見比べて見て、賢く保険を選択されると安心を得られると思います。