シニアの保険の内容を比較してみましょう。

「シニアの保険」とは、名前の通り「シニア」と呼ばれるリタイア後の世代の方向けの保険。
リタイアして収入が少なくなっても、生活していく上での不安を少しでも軽減してくれるため保険には入っておきたいものですよね。
保険に入っていると怪我や病気をしたとき、万が一死亡したときにかかるあらゆる費用の負担を軽減してくれますが、年齢に応じてどの保障に重点を置くかかわってくるため、シニア向けの保険に切り替えたり保障の内容を見直したりする必要があります。
保険会社の保障内容
一言で「シニアの保険」といっても、各保険会社が提供しているものや全国のシニア共済まで、種類は様々です。
ただ高い掛金を払い手厚い保障を受けるという手もありますが、余分なものが含まれている可能性もあります。
保険は一生の付き合いになることもありますので、慎重に選びたいものです。
こちらでは、入る前に知っておきたいシニアの保険を比較していきましょう。
保険会社の契約可能年齢は平均満65歳~満79歳です。加入できる年齢が幅広いと焦らず比較する時間があるので安心。
また保険会社によっては保障内容が終身まで続くものもあります。
年齢が上がれば上がるほど、病気や死亡のリスクは高くなりますから終身タイプの保険に加入しておくと安心ですよね。
ただ、終身型の保険は若いうちに契約開始しておかないと、月々の保険料は割高になってしまうことも。
入院保障だけではなく、死亡した時の保障まで付けると保険料が高くなる傾向にあります。
シニア世代になってから保険を契約する場合、保障内容の必要・不要や何に重点をおくかしっかり見分けて契約することが大切です。
例えばA社では、68歳男性の場合月々7,890円で、入院した場合1日5,000円、そして手術した場合は1回あたり入院中なら10万円の保障を受けることができます。
手厚い保障で安心なことに間違いはないのですが、8,000円近い保険料を月々払っているにも関わらず死亡した場合の保障はありません。
万が一、死亡したときの保障を付ける場合10,000円を超える高額な保険料が必要な会社も少なくありません。
いくら安心とはいえ、長い目で見ると月々ここまで高額な保険料を払っていては反対に損をしてしまう可能性も高いといえます。
シニア共済は月々2,000円~始められる
全国共済の熟年型であるシニア共済は、怪我や病気による入院から死亡のときまで最低月々2,000円から保障を受けることができますよ。
2,000円から始めることができるシニア共済は、熟年2型という種類です。
80歳までの方が月2,000円の掛金、熟年2型で受けることができる保障内容を簡単にまとめると、入院した場合1日あたり2,500円を、そして後遺障害に対する補償も障害の程度によって4万円~100万円まで受け取ることができます。
また、万が一の死亡に対する保障は、交通事故や不慮の事故の場合150万円~200万円、病気の場合は50万円~100万円となっています。
少し不安な方は熟年4型を
熟年2型の保障内容ですとちょっと足りないかな…という方には、月4,000円の掛金で契約することができる熟年4型はいかがでしょうか。
熟年4型では、80歳までなら入院した場合1日あたり5,000円を、また後遺障害に対する保障も熟年2型の倍である8万円~200万円を障害の程度によって受けることが可能です。
そして死亡に対する保障も、交通事故や不慮の事故の場合300万円~400万円、病気の場合は100万円~200万円と10,000円越えの保険と負けず劣らずな充実した保障内容となっております。
申し込み可能な年齢が満65歳~満69歳と限られているものの、少ない掛金でこれだけ充実した保障内容が揃っているシニア共済は魅力的です。
入院保障も充実させたい方には
熟年2型や熟年4型でも、入院した場合1日あたり2,000円~4,000円の手厚い保障を受けることができますが、手術や先進医療に対する保障も付けたい場合は「熟年入院型」というプランもあります。
熟年型と入院保障型を併せることで、手軽な掛金で入院から死亡時までしっかりと保障してくれますよ。
それ以外に、熟年医療特約や熟年新がん特約、熟年新三大疾病特約などそれぞれ月々1,000円~1,200円で基本コースにプラスできる特約コースもあります。
このように全国共済の熟年型、シニア共済は他保険会社に比べて少ない掛金で充実した内容の保障を受けることができます。
加入できる年齢が満65歳~満69歳なのでそこだけ注意して頂ければ、多くの方に満足頂ける保険になっているといえますよ。
一度ご検討してみてはいかがでしょうか。