シニア世代の病気の現状を知りたい

シニア世代になると病気にかかりやすくなり、また病気も治りにくくなると言われておりますが、確かに病院にいくとシニアの方が多い気がしますよね。
またどのような病名に罹っているのかも気になるところであります。
実際にはどうなのでしょうか。今回はシニア世代の病気の傾向を考えてみて、それに適した対策を検討していきたいとおもいます。
シニアの病気は治りにくい?
老後の生活設計としての重要な厚生労働省が2015年12月に発表した「患者調査」によりますと、外来では約半分を、入院では約7割を「65歳以上」が占めています。
確かにかなり多い数のようです。
また同じ病気でも、年齢が高くなると治りにくくなる病気があるようでして、例えば、「脳血管疾患」の場合、他の年齢では50日以下で退院しているのに対し、「65歳以上」では100日以上も入院しているようですし、同じように「慢性腎不全」「気分障害」なども、年令が高くなると入院期間が長くなっています。さらに「アルツハイマー病」のように、シニアの層だけがかかる病気もありますので、やはり年齢を重ねるに連れて、病気のリスクは増えているようです。
また、病気ではありませんが「骨折」による入院期間も、年齢による差が大きく、ケガが治りにくくなっていることがわかります。
病気と同じで、高齢になりますと転倒などで怪我にもなりやすいですから、骨折などもやはり増加しており、若い世代と違い、一度骨折してしまうとどうしても治りにくいようですね。
シニアの年齢による病気の割合
続きまして、各病気に対する高齢者の割合の数字をみていきましょう。
平成24年のデータによりますと、重症患者を含む脳卒中の平均年齢は、73.4歳となっており、65歳以上の患者さんの割合は76.9%となっております。
男女の割合としましては、男性の方が多く60.3%を占めております。 心不全の患者の平均年齢は71.0歳となっており、こちらも男性が約6割を占めております。
またこちらは2012年より、毎年1万人のペースで増加している傾向にありますので、今後対策が必要な病気となります。 なかには、自覚症状がない、隠れ心不全の方も多数いらっしゃるようでして、心不全にはがんと同じく、進行度によってAからDまでの4段階のステージに分けられますが、このうちAとBにあたる初期段階では、6~7割と比較的多くの人に自覚症状がなく、そのままじわじわと症状が進行してしまうことも多いのです。
そのため、症状が現れたときには、かなり重篤化してしまっているという場合もありますので、注意が必要です。 こうした状況へ理解を深め、注意を喚起するため、日本心不全学会では無症状の心不全に「隠れ心不全」と名付け、2010年に行われた日本心不全学会の市民公開講座で発表しました。
初期症状がない段階から、心不全の原因となり得る生活習慣病の改善に取り組みが重要となっております。 一般的ながん全体の10年生存率は約58%であると言われていますが、心不全の場合、一番重篤であるステージDにおいては1年の死亡率が50~60%となっており、AからBという比較的軽度のものであって5~10%が1年以内に死亡すると言われており、予後に関してはがんと同等か、あるいはそれ以上に悪いと考えることができます。
やはり、高齢者になると病気に対しての対策や日頃のケアをしっかりとする必要がありますね。
シニア保険の必要性
先ほどのように、シニア世代になりますと病気にかかる可能性は非常にあがりますし、一度病気なりますとなかなか、治りにくいのが現状です。
若い人たちと比較しても入院日数も多くかかって来るのが現状です。
また、転倒などの怪我の割合も増えますので、もしもその際に、病気や怪我の治療費に備える保障を検討しておいた方が良いと思います。
若い世代と比較して、子供たちが独立している可能性も多いでしょうから、多くの死亡保障をかけたり、生活費を賄うような高額の保険に入る必要はありませんので、入院や手術などの必要な保障に加入できれば良いと思います。
共済の加入で備えましょう
病気やケガなどのリスクには備えたいけども、毎月の高額な保険料金の支払いには躊躇される方には、共済の加入がオススメです。
「全国共済」などの共済は、毎月の保険料金が安いのが魅力的です。
全国共済の「熟年型」の商品は65歳以上の方が入れる共済で、85歳まで安心の保障がされております。毎月の掛け金も2,000円から加入できるため、気軽に加入がしやすいところが特長です。
また特約を追加することにより、がんや三大疾病などにも手厚い保障を受けることもできます。「熟年新がん特約」は月額プラス1,000円から、「熟年新三大疾病特約」は月額プラス1,200円から用意がされております。「熟年新三大疾病特約」は、がんに加えて脳卒中や心筋梗塞まで手厚く保障を受け取ることができます。
先ほどのがん特約の内容に加えて、脳卒中や心筋梗塞で長期入院が必要になった際も124日目まで保障がされますし、手術や先進医療の治療にも対応しておりますので、長期入院や高額医療費の不安に備えることができます。
また全国共済は毎年の決算で余剰金が発生した際は、割戻金として加入者へお戻しをしておりますので、それを加味すると、より低い掛け金で保障が得られると思います。
必要な保障をしっかりとしかも加入しやすい掛け金でご検討されてみてはいかがでしょうか。