ネット保険にデメリットはあるの?

ネット保険は、従来の保険とは異なり保険料の見積もりから告知や申し込みの手続きまでがオンライン上で完結する保険です。ネット保険は「保険料が安い」「
24時間365日いつでも手続きができる」などのメリットをよく聞きますが、「ネット保険って保険料が安いって聞くけどデメリットはないの?」「営業の人
と話をしないで加入するのって大丈夫なのかな?」とこのように不安を持っている人も多いと思います。
ネット保険に加入する際に注意しなくてはいけないことが何点かあります。
ぜひ、最後までご覧ください。
ネット保険のデメリットとは?
ネット保険の特徴には、「インターネットで加入できる」「保険料が安い」というのがあります。
しかし、ネット保険にはデメリットもあり、こんなはずではなかったと後悔しないためにも、事前によく確認しておくことが大切です。
|デメリット①最低限の保険の知識が必要になる
ネット保険に加入する際は、自分から保険会社にアクセスし商品を選び、保障内容や保険金額を決めなければなりません。サイトにアクセスすれば、保険料の試算は簡単にできますし、電話やインターネットで相談できるカスタマーサービスなど、各保険会社とも必要なサポートに力を入れています。
のちのち後悔することがないよう、徹底的に商品を調べ尽くす必要があるでしょう。
また、保険金の支払事由など細かい点についても、しっかり理解して加入するのがベストです。
しかし、多くの人は保険を勉強するなんて面倒くさいと感じると思います。
そのため、ほとんどの人は「保険に詳しい人に相談しながら保障を決める」というのがおすすめです。
保険金の支払事由など細かい部分も対面で説明は受けられないため、隅々まで自分でチェックしないと「必要ない特約を付けてしまう」「保険金額・保障期間が不足している」といったケースが発生する可能性があります。
もし分からないときは「コールセンター」に電話することで問題点を解決することはできますが、自宅に訪問してもらって話をじっくり聞きたいと感じる人もいるでしょう。
もし「何が分からないかも分からない」という状態であれば、対面で担当者から一つひとつ丁寧に教えてもらうほうが納得して保険に加入できそうですね。
|デメリット②すべての手続きを自分で行う必要がある
対面販売であれば、担当者にお任せで手続きが完了し、たとえば申し込み用紙の書き方が分からなくても丁寧に教えてくれるため、不安を感じることはないでしょう。
しかし、ネット保険は加入後の手続きも全て自分で行わなければなりません。
例えば、引っ越しした時は住所や電話番号などの登録変更をインターネット上のマイページから行います。
申し込むときだけでなく、「結婚して姓や住所が変わった」といった際は登録情報の変更手続きも自分で行わなければいけません。
「出産した」「住宅を建てた」「子どもが独立した」といったライフステージの変化があれば、その都度保障の見直しも必要になってきます。
保険が満期に近づくと保険会社から郵便物やメールなどで通知が来るだけで、電話連絡が来ることはほとんどありません。
そのため、契約を更新するか満了するかも人から催促されない状態で決めなければなりません。
さらに、保険金の請求も対面販売なら担当者に連絡すればサポートしてもらえますが、ネット保険では「コールセンターに電話」「マイページにログイン」といった方法で手続きが必要です。
対面販売では担当者に電話するだけで必要書類を揃えてくれたり、請求手順を教えてくれたりしますが、ネット保険ではそのような手厚いサポートは期待できませんので把握しておきましょう。
|デメリット③商品のラインナップが少ない
ネット保険では、加入目的に応じた保険を自分で選ぶことになります。わかりやすさが重要になるため、掛け捨ての死亡保険、医療保険、がん保険、就業不能保険など、目的がはっきりしたシンプルな掛け捨て型の保険が中心となります。
そのため、対面販売の保険のように様々な特約を付加したり保障を組み合わせてオーダーメイドの保険を形成することは難しいと言えます。
また、保険金額は対面販売の場合、1億円以上が設定できるのに対し、ネット保険は上限が数千万円から1億円程度と少なめに設定されています。
さらに、ネット保険では終身保険・個人年金保険・学資保険など貯蓄性のある商品を扱っていないことが多いです。
特に、外貨建て保険や株式・債券等で運用する変額保険などは内容が複雑で損をするリスクが大きいため、対面販売でしっかりと説明を義務付けられています。
まとめ
パソコンもしくはスマホの操作ができる人であれば、基本的にネット保険に向いていると言えます。ですが、パソコンやスマホ操作に自信のない方にでも、わかりやすいようなホームページとなっていることが多いので、「自分でやってみよう」と思える人には向いているでしょう。まずは、ホームページ開いてみて、どんな保険商品があるか調べて、自分の場合の保険料を見積もりしてみると使い勝手がわかります。
「保険の知識が無いので大丈夫?」「どんな保険があっているかわからない」など心配する人もいると思いますが、ネット保険のサイトはとてもわかりやすく作られています。
掛け捨て型でシンプルな保障内容を希望する人は、インターネット上で簡単に加入でき、保険料が安いネット保険がおすすめです。
デメリットにも上げたように、販売されている保険の種類はそれほど多くない場合があります。そこで、「他社を含めたより多くの商品と比較してみたい」という場合には、比較サイトなどで他社商品とも比較してみるといいでしょう。セールス担当者のいる保険会社からも話を聞いて保障内容や保険料を比べてみてもいいかもしれません。
いつでもどこからでもアクセスして保険料を調べられるネット保険は、自分のペースで納得しながら保険を選びたい人、他社とも比較検討しながら選びたい人におすすめ