全国共済お役立ちコラム

ネット保険の契約はどうしたらよいのでしょうか?

2020-1-1

ネット保険は、インターネットさえあれば24時間いつでも自分の好きなタイミングで申し込みができます。ネット保険は商品内容も非常にシンプルになっているので、保険料は対面販売の保険商品に比べて安価であることが一般的です。
仕事や家事、育児などで忙しく、保険代理店や保険の相談窓口まで行く時間がない人でも手軽に申し込めるのは大きなメリットです。またすでに契約する保険商品が決まっている場合は、店舗まで行く時間を節約できます。ではどのように契約するのか詳しく見ていきましょう。

ネット保険における契約までの流れ

◆検討
ウェブサイト上に載っている保険商品の説明を見ながら、いつでも家にいながらでも、
じっくりと検討することができます。また、ウェブサイトを通して、しおりやパンフレット等の詳しい資料を請求することができます。

◆申し込み
申し込みもウェブサイト上でできます。場合によっては必要書類を郵送する必要があることもあります。申し込みの際には、生命保険であれば健康状態、自動車保険であれば対象車両に関する情報など、各保険で審査に必要とされる事項を保険会社側に告知します。
※支払い方法を設定する必要があるので、クレジットカードや口座情報が分かる書類を準備しておくとスムーズです。
◆引受審査
保険会社側が、申込者が告知した内容をもとに保険を引き受けるかどうかの審査を行います。場合によっては追加で審査のために書類の提出が必要になる場合があります。審査は、職業、年収、身体の状態など、保険金の支払いが発生するリスクに関連する要因を加味しながら行われます。また、審査の結果によっては、申し込み内容の変更を必要とする場合や、契約ができない場合もあります。審査を通ると、契約のために必要な書類が保険会社より送られてきます。
※審査は、以下の3つが基準となります。
・健康状態
・職業
・保険会社とのトラブル歴
治療中であったり重篤な既往歴があったりすると保険金が必要となるリスクが高くなるので、審査に落ちる可能性は高いといえます。
危険性の高い職業に付いている場合も、審査基準は厳しくなるでしょう。
たとえば、ケガをしやすいボクサーやラグビー選手、サーカス団、スタントマンなどはリスクが高いので審査に通りにくいと言われています。
また、健康状態や職業内容が審査基準をクリアしたとしても、過去の状況によっては新規加入が難しいです。

◆契約成立
必要書類を提出すると、契約成立となります。契約が成立すると、保険会社からメールなどで連絡が届き保険証書が送られてきます。

以上の比較からわかる通り、ネット保険では契約者自身による作業の割合が大きくなっています。しかし、対面で契約する保険よりもネット保険の方が契約までにかかるステップが少なくて済むことがわかると思います。従来の保険における契約までのプロセスを見直し、効率化を図っているのがネット保険の最大の特徴です。また、ネット保険では保険会社側から具体的な保険プランを提案されるということはありません。

ネット保険で申し込みをすべき人の特徴とは?

1. すでに加入したい保険が決まっている
2. とにかく保険料を安く抑えたい
3. 対面は煩わしく、相談する時間がない

様々なメリットがある一方、「選べる保険の種類や特約の数が対面商品と比較すると少ない」「入院日額などの設定が限定的」「商品選択から契約まで自分一人で完結しなければならない」などのデメリットもあります。

メリットとデメリットの両方をしっかりと理解し、申込方法や注意点までネット保険の比較検討するにあたり、必要な情報をわかりやすく解説していきます。

ネット保険契約時の注意点

ネット保険にはどのような注意点があるのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。

記入ミス
来店型保険ショップなどの店頭で保険を契約する時や、保険会社の社員が自宅まで訪問して契約する時とは違い、ネット保険では、申込者自身がウェブサイトや必要書類への記入を行う必要があります。そのため、万が一記入ミスがあったとしても、自己責任となってしまい、保険を正しく契約できない場合があり得るので、注意が必要です。

健康診断書等の提出が必要な場合
ネット保険で医療保険や生命保険に加入する際には、申し込み時にウェブサイト上で健康状態などに関する質問事項に回答し、健康状態を保険会社側に告知するようになっています。ただし、告知した内容によってはネットでの告知だけではなく、追加で健康診断書のコピーを提出する必要がある場合もあります。なお、告知した時点で定期健康診断を受けているか否かは審査には影響しません。

内容などすべて自身で確認
ネット保険では契約の際に、保険商品の保障内容や保障の適用範囲、注意事項や約款等をすべて自身で確認しなければなりません。記入ミスと同様に、保障内容や契約の中身の確認不足・勘違いによって何かあった場合でも、自己責任となってしまう可能性がありますので注意が必要です。

契約解除となってしまう場合も
正確に健康状態を告知しないなどの告知義務違反があった場合には、契約が無効化されてしまったり、解除となってしまったりする場合があります。ネット保険の加入はウェブサイト上での作業が多く、申し込みの際に相手側が見えないということもあり、必要な記入事項についてはこちらできちんと準備・確認をした上で正確に入力する必要があります。

まとめ

 

ネット保険はすべてインターネット上にて見積もりや選定、申し込みできる保険のことです。従来の保険における契約までのプロセスを見直し、ネットを活用して人件費や事務費用を抑えることでリーズナブルな保険料が実現されていることが多いです。また、ネット保険で取り扱っている保険商品はシンプルでわかりやすいという特徴があります。ネット保険では24時間いつでも、どこでも、保険商品を検討したり、申し込んだりできるのも特徴です。ネット保険を選択肢にいれてみてはいかがでしょうか?