全国共済お役立ちコラム

保険料、見積もったらどのように決めたらいい?

2021-10-3

生命保険や医療保険などにおいて、保険料の見積もりをおこなうと、保険会社や保険の種類によって保険料が大きく異なってきますよね。そうなると、ついつい保険料の安い保険ばかりを検討しがちになってはいませんか?安い保険が悪いとは言いませんが、保険料以外の部分でも注意しなくてはならない点がたくさんあります。今回は、そんな見積もりをした際のチェックポイントについて詳しく解説をしていきたいと思います。保険への加入を検討されている方は、是非読んでいってください!

そもそも、なぜ保険料が異なるの?

まず初めに、そもそもなぜ保険料が異なるのでしょうか?

保険料に差が出る要因として、一般的に以下のものが挙げられます。

  • 保険の種類(貯蓄型/掛け捨て型等)
  • 保険期間(終身/定期等)
  • 保障内容(保障金額/特約の有無等)
  • 加入者による違い(年齢/性別/職業/健康状態等)

それでは、それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

■保険の種類による違い

保険のタイプには大きく分けて、「貯蓄型」と「掛け捨て型」の2種類があります。保証期間や保障内容など、その他の条件が同じ場合、一般的に保険料は「掛け捨て型」のほうが安くなります。というのも保険料とは、保障に使われる部分と貯蓄のために使われる部分とで構成されており、掛け捨て型の場合、後者の貯蓄に使われる部分がないため、保険料が安くなるのです。

■保険期間による違い

医療保険や生命保険を保険期間の観点からみると、「終身型」と「定期型」の2種類に分けることが出来ます。終身型が一生涯を保障範囲とするのに対して、定期型は限られた期間のみを保障範囲とするため、必然的に終身保険の方が保険料は高くなります。

■保障内容による違い

また、補償内容が異なれば、当然のことながら保険料も異なります。保障金は加入者が支払った保険料を基に支給されるわけですから、高い保障金を求めるのであれば、もちろん保険料も高くなります。また、特約に関しましても同じことがいえます。特約とは、主要となる保障にプラスで付け加えるオプションの保障のことです。オプションをたくさん付け加えれば保障の幅は広がり充実しますが、こちらも当然のことながらオプションを付加えない場合と比較して、保険料は高くなります。

■加入者による違い

保険料は加入者の「年齢」「性別」「職業」「健康状態」によっても異なってきます。なぜなら、年齢が高い方や、持病や既往歴がある方は、若くて健康な方と比べて保険金を受け取るリスクが高いですよね。ですので、年齢や健康状態によって保険料が異なってくるのです。また、職業に関しても、消防士やスポーツ選手などはデスクワークの会社員と比較してケガをするリスクが高いですよね。そのため、職業によっても保険料が異なってくるのです。さらに性別に関しましても、病気にかかるリスクや死亡するリスクというのは確率や統計的に予測できますので、保険料は性別によっても変わってきます。

 

見積もりをした後の注意点はここ!

先ほど、保険料に差が生じる原因について詳しく説明させて頂きました。今度は、それらの内容を踏まえて、加入する保険を決める際に気を付けておきたいポイントを紹介したいと思います。気を付けるべきポイントは以下の2点です。

■目的に合った保険を選んでいるか

まずは自分の目的に合った保険を選ぶことが大切です。例えば、将来に備えて貯蓄をしたく、尚且つ保障が一生涯欲しかったとします。この場合、「貯蓄型の終身保険」を選ぶのが適切ですよね。それを、単に保険料が安いからと言って、「掛け捨て型の定期保険」に入ってしまったのでは、全くもって目的を果たせていません。ですので、そうならない為にも、保険に加入する目的を明確にし、その上で保険料をみて、加入する保険を検討するようにしましょう。

■必要な補償額を確保できているか

保険に加入する1番の目的は、ケガや病気など、何かあった場合に金銭面における負担を軽減することだと思います。先ほど説明したように、保障金額が高くなればなるほど保険料は高くなりますので、保険料を抑えたい場合、保障額を抑えるのも1つの方法ではあります。しかし、保険料を抑えたいからと言って、保障金額を抑えすぎて、いざ保障が必要となった時に必要な保障が受けられなければ、保険に加入している意味がありません。ですので、無理のない保険料のものを選びつつ、最低限必要な保障が受けられるものを選ぶようにしましょう。

 

まとめ

このように、保険料の見積もりをしてみると、保険料に違いが生じ、ついつい保険料が安いものに目が行きがちですが、保険料が安くなるのには理由があります。ですので、保険料だけで加入する保険を安易に決定するのではなく、「目的に合っているか」「いざという時に必要な保障を受けられるか」ということをきちんと確認をしたうえで、加入する保険を決めるようにしましょう!