全国共済お役立ちコラム

教えて!生命保険の見積もり

2021-10-5

万が一のことがあった時のために備える生命保険。しかしこの生命保険、おなじ保障内容であっても、保険会社によって保険料は異なります。皆さんのなかには「保障内容が同じなのにどうして保険料が異なるのだろうか?」「どのようにして保険料が決められているのだろうか?」と疑問に思っている方も少なくないのではないでしょうか。今回はそんな生命保険の保険料について、どのようにして決まるのか、どのような項目が関係しているのか、詳しく解説していきたいと思います!生命保険の保険料について疑問を持っている方は是非読んでいってください!

そもそも保険料ってどのような項目から構成されているの?

もそも、生命保険の保険料はどのような項目から構成されているのでしょうか。

答えは「純保険料」と「付加保険料」の2つです。

それでは、これらの2つの項目について詳しく見ていきましょう!

■純保険料

純保険料とは、保険料のうち将来の保険金などの支払いにあてる部分です。

純保険料はさらに「死亡保険料」「生存保険料」の2つの項目に分けることが出来ます。

死亡保険料:死亡時の保険金の支払いに備える保険料

生存保険料:解約時の解約返戻金や満期時の満期保険金の支払いに備える保険料

■付加保険料

付加保険料とは、保険会社の保険事業の運営のためにあてられる部分です。販売経費(保険会社の社員給与、代理店手数料など)や、契約の締結・保険料の収納・契約の維持管理などに必要な諸経費などが含まれます。

 

保険料算出のための3つの予定率

先ほど、保険料は「純保険料」と「付加保険料」の2つの項目によって構成されるとお伝えしました。では、今度はこれらの保険料がどのように算出されているのか説明していきたいと思います。具体的に、保険料を算出するには、以下の3つの予定率が用いられます。

  • 予定死亡率
  • 予定生存率
  • 予定事業費率

それでは、それぞれの予定率について、詳しく見ていきましょう。

予定死亡率

予定死亡率とは、死亡保険料の算出に用いられる死亡率のことで、生命表(性別、年齢別に生存率、死亡率、平均余命などを示した表)をもとに、性別、年齢別に算出されます。ですので、保険料が年齢や性別によって変わってくることがお分かりいただけると思います。例えば、若い方のほうが年配の方よりも亡くなる可能性が低いので、同じ保障なら若い方のほうが保険料は安くるということです。

■予定生存率

生命保険会社が商品の設計上、あらかじめ見込んでいる運用利回りのことです。運用利回りが高ければ高いほど、解約返戻金が運用されて増えていくので、返戻率が高くなります。また、運用利回りが高ければ高いほど、「保険料の割引」という形で還元されるので、保険料は安くなります。

■予定事業費率

保険料に占める、経費の割合のことです。この経費には、新契約の募集、広告、保険料の収納、契約の維持・管理などにかかる費用が含まれます。経費が高い=予定事業費率が高いということになりますので、その場合保険料は高くなります。

 

保険料の差は「付加保険料」が原因!?

何度も申し上げておりますが、生命保険の保険料は「純保険料」と「付加保険料」によって構成されています。純保険料だけをみると、予定死亡率や予定利率は過去の統計や実績データにもとづくものなので、保険会社・商品間であまり差がつきにくいと考えられます。大きな差が出るのは、保険会社の販売施策などが反映されやすい、付加保険料といわれています。例えば、対面販売の保険よりも、インターネットなどを通じて契約できる保険の方が人件費や店舗の経費などを抑えられるため、一般的に保険料は抑えられています。

 

見積もり後に気を付けるべきこと

実際に見積もりをして、具体的な保険料が分かったら、今度はどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

■保険への加入目的を果たしているか確認しよう

まずは保険に加入する目的が保障のためなのか、貯蓄をするためなのか、考えておきましょう。本来、貯蓄が目的であるにも関わらず、見積もりをした際の保険料が安いからと言って、掛け捨て型の保険に入ってしまっては、本来の目的を果たせません。ですので、加入の際は、あらかじめ目的を明確にしておくようにしましょう。

■保険期間と保険料払込期間を確認しよう

保障が一生涯で保険料払込期間が決まっているタイプは、保険料の払い込みが終わった後も保障が確保できて安心ですね。しかしその場合、終身払タイプよりも月払いや年払いの保険料が高くなることも注意しておきましょう。

また、死亡保障の終身保険は、解約した場合に解約返戻金を受け取れますが、保険料払込期間が60歳までの終身医療保険では、払込期間中に解約してしまうと、一般的に解約返戻金を受け取ることが出来ません。

ですので、契約時にはある程度の見通しを立て、保険料は長期にわたって支払える金額かかどうか、解約する際に必要な保障が確保されているかを確認することが必要です。

 

まとめ

このように、生命保険の保険料は、「純保険料」「付加保険料」で構成されており、これらの保険料の算出には様々な要因が関係してきます。それぞれの保険料の算出方法について、ある程度理解を深めておくことで、加入を検討する際、スムーズに進められるでしょう。