全国共済お役立ちコラム

保険の見積もりはどんな計算内容で算出されている?保険別に一挙大公開!

2023-3-2

険の見積もりをする際に気になるところは月々の保険料と保障金額。見積もりがどのように計算されているのかわからずに、なんとなくよさそうという理由で加入同意していませんか?保険によって計算内容は変わります。
今では簡単に見積もりシミュレーションで保険料の計算をすることができます。しかし実際はどのような計算内容になっているのでしょうか。
今回は、保険の見積もりの際にどのような計算内容で保険料が算出されているのかを解説していきます!

生命保険の見積もりはこうやって算出されている!各保険の計算内容と記入例

はじめに保険の代表、生命保険の見積もりの計算内容についてです。生命保険の見積もりの際はまず自身の年齢と性別が必須事項となります。なぜかというと、年齢ごとに病気やケガのリスクは異なりますし、ライフステージによっても変わってくるからです。また、性別も見積もりの算出には重要な事項となるのです。
他にも年齢や性別だけでなく、関心のある保険商品があれば伝えておくと計算する際により実際の保険料金に近づいた見積もりを知ることができます。
一般的にどのような計算内容となっているのかを具体的にまとめてみました!

死亡保険の定期保険の見積もり計算内容
〈1.死亡もしくは高度障害になった場合に受け取れる保険金額を設定〉
たとえば独身もしくはシルバー世代で子どもがすでに自立している人は、葬儀代+お墓代として200万~500万円程度の保証金額を考えておくと安心です。
夫婦だけの世帯の場合には、葬儀代とお墓代のほかに、パートナーの生活費500万円~1,000万円程度を加えた金額を設定しておくと安心でしょう。
独立前の子どもがいる世帯の場合には、葬儀代とお墓代のほかに、遺族の生活費や教育資金3,000万円以上の金額が安心と言われています。

〈2.保険期間を選択〉
10年単位での設定もしくは年代区切りでの設定となります。年代区切りの場合、55歳満了、60歳満了、65歳満了、70歳満了などが基本となります。

〈3.そのほか特約などのオプション〉
各保険にはだいたいの場合オプションをつけることが可能です。基本の保険商品以外に補いたい部分がある人は選択すると保険料が加算されます。

終身保険の見積もり計算内容
〈1.保険金額の設定〉
保険金額は200万円程度を設定する人が大半を占めています。葬儀代やお墓代にあてるための設定金額としている人が多いです。

〈2.そのほか各種オプション〉

終身医療保険の見積もり計算内容
〈1.入院給付金の日額の設定〉
日額5,000円程度が最も選ばれています。個室になった場合の差額ベッド代金や食事代など、公的な医療保険で適用外となる部分にあてるという人も多く見られます。

〈2.手術給付金を受け取るか受け取らないかの選択〉
手術を受けたときの給付金です。受け取る場合にはその分月々の保険料は増えますが、受け取る人の方が多くなっています。

〈3.保険料払い込み期間の選択〉
60歳満了、65歳満了、終身などから選ぶことができます。

〈4.そのほか各種オプション〉

定期医療保険の見積もり計算内容
〈1.入院給付金の日額の設定〉
定期医療保険の場合も終身保険の場合と同じで5,000円程度を選ぶ人が多くなっています。
〈2.そのほか各種オプション〉

がん終身保険の見積もり算出方法
〈1. がんの入院給付金と診断給付金の金額の設定〉
がんの場合には100万円程度を目安にしておくとよいでしょう。
〈2.そのほか各種オプション〉

今回紹介した見積もりは一例ですので、ほかにも保険はいろいろあります。確認してみてくださいね!

意外と難しくない!火災保険の見積もりはどのように計算されている?

火災保険の見積もりの際には
・建物の保険金額
・構造区分
・建物の所在地
・建築年月
・保障内容
によって決まることがほとんどです。
聞き慣れない言葉が並ぶと難しく感じてしまいがちですが、そんなことはありません。
まず建物の柱の構造をもとに区分していきます。そこに所在地と建築年月といった建物の情報を設定します。
保険金額の設定には「保険会社が定める1㎡あたりの単価」×「延床面積もしくは専有面積」をベースとして計算していきます
最後に、保障内容、つまりどの部分に不安を感じているかというところをチェックしていきます。
火災保険といっても、火災だけでなく落雷や爆発といった予期せぬ事態にも対応できます。また、災害後の「残物物取片付け費用」「損害防止費用」といった保障内容が基本となっている保険会社が多く見られます。
最近見直しをする人が多いのが「地震」。そのほかにも水災や風災、雪災など数多くの災害に備える保障が増えています。盗難や個人賠償保険なども組み合わせることができるので、どの保障を付けるかで保険金額の計算内容は変わってくるといえるでしょう。

車両保険金額は車によってこんなに違う!見積もりの際の計算内容のポイントはここ

では車両保険はどうでしょう。車両保険金額の計算をする場合、車の経過年数をチェックしてみましょう。車の形式や初度登録年月などから保険料は判定されます。新車か中古車かどうかでも大きく変わってきます。
新車の保険金額の具体的な計算内容としては、
車両の本体価格+付属品(エアコンやカーナビ、ETC、スペアタイヤなど)+消費税
によって算出されます

新車以外の場合には、新車に比べると保険金額が低くなってしまいます。購入から1年たつと約10%減価償却されると言われています。初度登録年月から15年以上経過している場合には保険加入がむずかしい場合もあるので保険会社に確認してみることをおすすめします。

まとめ:保険の見積もりの計算内容を知っておくことで備えの充実につながる

保険料の計算内容を知っておくことで、自分が本当に必要な備えはどんなものなのかがわかるようになります。どこに重点を置くかが明確になり、無駄なく保険に加入することができます。
保険によって計算内容は様々です。一見難しく感じるかもしれませんが、今回の記事を基にポイントをおさえれば大丈夫です。ぜひ目安として参考にしてみてくださいね。