全国共済お役立ちコラム

医療保険の見積もりはこれで解決!簡単に見積もりを進められる方法を伝授します

2023-3-7

公的な医療保険が充実している日本ですが、民間の医療保険も依然変わらず注目されています。いざという時に治療に専念できるように加入している人が多い民間医療保険。多くの種類があるので加入や見直しをつい後回しにしていませんか?
医療保険は加入しておけば安心というわけではありません。いざという時にしっかり活用させられるようにするには保険の種類や保障内容をしっかり把握しておくことが大切です。
今回は、医療保険の見積もりの際に迷いがちな保険の種類や保障内容についてわかりやすくまとめてみました!
これで面倒くさい、わかりにくいと感じている医療保険の見積もりもスムーズに進めることができますよ。

そもそも医療保険って何がある?見積もりのときに聞かれる医療保険の種類の違いとは?

医療保険とは、病気やケガになったとき、入院や手術を伴う場合に給付金を受け取れる保険です。
最近特に多く聞かれる三大疾病や七大生活習慣病といった保障をつけることも可能なのも特徴のひとつです。
医療保険とひとえに言っても、更に種類は細かくわかれています。
・医療保険
・終身医療保険
・定期医療保険
・女性保険
・引受基準緩和型保険
・無選択型保険

にわけることができます。

特に人気なのは終身医療保険です。保障が一生涯継続できるという点がやはり人気となっています。
終身保険にも病気やケガによる入院が手厚いものや、7大疾病や女性疾病、がんの補償もサポートしてくれるものなどさまざまな特徴があります。
入院・手術後の通院保障や入院なしの日帰り手術に対応できる保険商品などもあります。
定期医療保険では期間のポイントをしぼってサポートを受けたいという人におすすめです。
そのほかにも女性の疾病に特化している保険などニーズに合わせた保険商品が多数取り揃えています。
公的医療保険だけでは不安という人が自身の環境やライフステージに合わせて民間医療保険で補うということが多いようです

医療保険の見積もりのときに迷いがちな保障内容について徹底解説!

医療保険の見積もりをする際に、どんな保障内容が良いか希望を聞かれることもあります。
しかし、専門用語がズラリと並び、わからず途中でお手上げ状態になってしまったという人もよく見受けられます。保険の加入や見直しが面倒だという人は大体の場合ここでつまづくことが多いのです。
以下によく使われる医療保険の種類と特約の保障内容をまとめてみました!

終身医療保険
保険期間が加入すれば一生涯続く保険です。保険料は一生涯上がることがなく老後の医療費に備えることができるのが人気です
定期型医療保険に比べると保険料が高く設定されています。

定期医療保険
保険期間が一定期間となっている保険です。
「○年間」といった年数で期間を設定するものから「〇歳まで」といった満了の年齢で期間が設定されているものがあります。
月々の保険料は終身医療保険よりも安いですが、更新ごとに保険料の支払いが上がっていくことが多いのも特徴です。

女性保険
女性保険は女性特有の病気だけではなく病気やケガの入院や手術の保障をベースとして給付金が上乗せされます。

引受基準緩和型・無選択型
保険に加入するには条件がありますが、その条件を緩和もしくは告知なしで加入できる保険となっています。
持病や健康上の事由がある人でも比較的加入しやすい保険です。ほかの医療保険と比較すると支払保険料が高く設定されています。

入院給付金
病気やケガで入院した場合に、1日5,000円など契約時に自身で決めた保障額を受け取ることができます。
院初日から受け取れるものと2日目以降から受け取れるものとがあるので契約時に確認しておく必要があります。

手術給付金
手術を受けた場合に100,000円/回などといったように給付金を受け取ることができます。
給付金額は病気やケガに対して手術の種類によって10倍、20倍などの「給付倍率」というものが定められていることが多く、入院給付金に各倍率を掛け算をしたものが給付金となります。
もしくは1回につき100,000円というように手術の種類にかかわらず一律で給付される保険商品もあります。

通院特約
退院後に入院の原因となったケガや病気の治療を目的とした通院をした場合に給付金が受け取れます。
通院のみの治療では受け取ることができないので注意しましょう。

三大疾病特約
がん・急性心筋梗塞・脳卒中のいずれかになった場合に給付金が受け取れます。

生活習慣病特約
日本人に多い生活習慣病
・糖尿病
・高血圧
・脳卒中
などの生活習慣病で入院した場合に給付金の受け取りや入院限度日数が上乗せされる特約です。
該当する生活習慣病の種類については各保険会社を確認してみてくださいね!

その他にも「女性入院疾病特約」や「先進医療特約」などもあります。

医療保険の見積もりで保障金額の設定はどう決めたらいい?

医療保険の見積もりの際によく聞かれるのが保障金額の設定金額です。見積もりをする際にここを曖昧にしてしまうと支払保険料の金額が大きく変わってしまうので、見積もりをする前によく考えておきたいところです。
では、どんなところに着目して保障金額の設定をしたら良いのでしょうか?一例を挙げていきたいと思います!

入院給付金の保障金額設定
入院給付金であれば、公的医療保険では対象外となる差額ベッド代金(個室・2人部屋・3~4人部屋を希望し選択した場合)を賄う目的があるかどうかで変わってきます。
あくまで入院医療費のみの保障であれば保障金額の設定は5,000円/日程度に設定する人が大半です。5,000円/1日で医療費と食事代を賄う計算となります。
差額ベッド代金を含んだ保障が欲しいという人は10,000/日を上乗せした金額を目安に設定して見積もりを取ってみると安心です。

高額療養費制度を使った場合の自己負担額
公的な健康医療保険制度には医療費が高額になった場合に自己負担額が軽減される高額療養費制度というものがあり、活用することができます。
その高額療養費制度を活用した場合、医療費の自己負担額はいくらくらいになるのでしょうか。
さまざまなケガや疾病があるとは思いますが、主なものを抜粋して考えて見た時に、自己負担額の目安として合計100,000円前後と考えておくと良さそうです。(標準報酬月額280,000円~500,000円で70歳未満の場合)
このほかに差額ベッド代金や食事代など公的な医療保険適用外のものが加算されます。
このような出費を考慮した上で生活費などにあてる保障金額や補償内容の設定をしておくこともおすすめします。

まとめ:医療保険の内容をよく把握した上で見積もりをすることでいざという時に安心の保証になる!

医療保険は種類が多いため、内容がよく分からず迷ってしまって見積もりを途中で投げ出してしまう人もしばしば。しかし、ポイントを押さえて保険の種類や保障内容の用語を理解していればそこまで時間のかかる作業ではありません。
医療保険に加入したことで安心していても、いざという時に自分にとっては活用できないような保障内容を設定していては意味がありません
今回の記事を参考にしながら、いろいろな保険を比較して、ぜひ自分に最適な医療保険に加入できるといいですね!