全国共済お役立ちコラム

共済と保険のどっちでも見積もりを取っておいた方が良い?仕組みとポイントを徹底解説!

2023-3-8

保険を検討する際、民間保険会社で見積もりを依頼するか共済で見積もりを依頼するかでまず迷われる人が多いのではないでしょうか。
共済は保険とはまた違った保障内容が設けられています。また、医療保険だけでなく火災保険や自動車保険など内容が充実。民間の保険に加入している人でも、保険にはない保障を求めて共済にも同時加入している人もいます。
もう民間保険に加入しているという人も、見直しを考えている人も、もしかしたらもっと自分に適しているプランなど新たな発見があるかもしれません。
今回は、共済で見積もりをするときのポイントについて解説していきます。

共済と民間保険は何が違うの?見積もりはどっちで取る?

共済と保険の何が違うかというと、実は根本からことなっています。
保険は個人の保険金の支払い分から保険料を受け取るといった考え方ですが、共済は組合員となることで組合員同士の相互補助という考え方になっています。
つまり、組合員の誰かがケガや病気で入院・手術になったり災害に見舞われたりした場合には組合員で出し合った共済掛金で保障していくということです。
共済は掛け捨てだから損というイメージもありますが、共済掛金に余剰分が出た場合には払戻金という形で決まった時期に支払われることが多いので、一概には損とは言えないでしょう。
また、保険よりも保障金額が少ないぶん掛け金が安く済むことが多いので、公的な保険もしくは民間保険にプラスαで共済を利用するといった活用の仕方もあります。見積もりしてみる価値は大アリと言えるでしょう。

共済の見積もりは保障内容にどんなものがあるのかを知っておくことが大切!

共済はおおよそのプランが固定されているので、保険と比べると保障内容の組み合わせにあまり自由が効かないとうところはあるでしょう。
しかしそのぶん同じ協会内であれば各プランごと月々の掛け金自体はそれぞれ大差がないところが多く、「入院保障を手厚くしたい」、「手術の際の保障に重点を置きたい」、「死亡保障を手厚くしたい」、「入院保障も死亡保障もバランスよく保障して欲しい」などの要望に沿ってそれぞれの項目の保障金額の厚さを変えて見積もりを出してくれています。
プランの中で保障金額の固定がある場合が多いので、自分で決めることが少なく見積もりをすること自体はあまり難しくありません
しかし逆を言えば、見積もりの段階で共済の仕組みと保障内容についてしっかり把握しておく必要があるということにもなります。
では一体、共済にはどのような保証内容のものがあるのでしょうか?

医療保障
・事故や病気による入院費の保障
・事故による通院の保障
・交通事故や不慮の事故による後遺障害への保障
・交通事故や不慮の事故、病気における死亡や重度障害の保障
・手術費用の保障(共済組合で定められている手術のみ適応の場合が多い)
・先進医療の保障(共済組合で定められている手術のみ適応の場合が多い)

共済の見積もりをする場合は
・契約者の年齢
・性別
・どのような部分を手厚くサポートして欲しいか

という情報をもとにプランの紹介をされることが多いでしょう。
そのほかのがんや三大疾病などの保障に関しては特約をプラスでつけることでさらに手厚くしたい部分を補っていきます。

火災や自然災害への保障
共済では災害補償を取り扱っているところも多くあります。
火災保障をはじめ、地震、降雪や落雷、風水害などといった自然災害における保障も行なっています。
自然災害による被害について近年耳にすることが多く、医療保障と同様に見積もりをしてみるのもいいかもしれません。
保険では賃貸の建物の場合はNGというところが多いのですが、共済の場合には賃貸でもOKという協会もあります
自身の賃貸物件が加入している保険だけでは賄えない部分も共済のプランや特約に入っている場合も多くあるので要チェックです!
見積もりの際には
・建物のある都道府県
・保障内容(建物か家財かなど)
・建物の構造(木造・耐火造など)
・建物の延床面積

などから算出することができます。

さらに特約も充実している共済協会も数多くあります。
例えばもし自宅が火災を起こしてしまい、近隣の住宅や家財にまで被害が広がってしまった場合の「類焼損害保障特約」や賃貸物件で貸主に対する賠償責任が生じた場合の「借家人賠償責任特約」などが代表的です。
他にも自分や家族がもし賠償責任を負うことになってしまった場合の「個人賠償責任共済」などもあります。
このように「まさか自分が」というような保障は案外見落としがちです。他の人になんらかの被害を与えてしまうことは避けたいものですが、万が一を視野に入れて併せて見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。

自動車保障
共済では自動車の事故におけるケガや自動車修理などの保障もできます。
・対人賠償
・対物賠償
といった相手方にケガを負わせたり自動車やぶつかった物などを破損してしまったりした場合の保障や
・人身傷害賠償
・傷害定額給付保障
・車両保障
といった自身や家族のケガ、車の修理ための保障を用意している協会もあります。
自動車保障の見積もりには「ナンバーの種類(5ナンバー、軽4ナンバーなど)」「始期年月日」「初期登録年月」「型式」「メーカー」などといった車の情報が必要です。
また、被共済者の「年齢」「運転免許証の色」などといった情報から掛け金や保障内容を割り出すところが多いようです。

その他の保障
他にも共済プランとして
・子ども向けの保障
・認知症の保障
・介護の保障
・個人年金保障
などそれぞれに特化したものを取り扱っていることも特徴です。

まとめ:保険だけでなく共済にも注目!見積もりで更にカバーできるところを再発見!

共済はプランが固定されていて融通が利かないのではというイメージを持っている方も少なくないと思います。しかし、さまざまなプランや特約があり、至る部分を特化して網羅しています。いわゆる「かゆいところにも手が届く」といった印象です。
もうすでに保険に加入しているという人でも、保険にはない共済ならではの特徴がある保障内容となっているものもあります。「共済だけ」「保険だけ」といった加入の仕方にこだわらず、うまく組み合わせていきながら自分にぴったりの保障を見つけてもらえたらと思います。まずは見積もりをしてシミュレーションをすることから始めてみましょう!