保険の中でも特に注目されやすい生命保険について学びましょう!

皆さんは「保険」というものにどのような印象を持っているでしょうか。
テレビCMもたくさん流れているので、身近ではありつつも、実際のところよくわかっていないという人も多いのではないでしょうか。
今回、数ある保険の中でも、注目されやすい生命保険について学んで、全般的な保険を検討する上での足がかりとしましょう!
そもそも保険ってなぜ必要なのでしょうか?
世の中には様々な保険が存在していますが、そもそも保険とはなぜ必要なのでしょうか。その背景からしっかりと認識しておくことが大事です。
生活していく上では様々な「リスク」があります。もちろん誰もリスクに遭遇したいとは思ってはいません。ですが、どんなに気をつけて生活していたとしても、リスクに遭遇してしまう可能性はあります。
結婚しているご家庭であれば、夫や妻が亡くなってしまうことは代表的なリスクと言えます。そのようなリスクに備えておくための「保険」なのです。 生命保険は文字どおり、生命にかける保険なので、保険の対象となっている人が亡くなった場合に保険金がもらえることになります。
亡くなったら困る人がいる場合、亡くなったら困る人に困る分だけかけるのが、生命保険の基本的なかけ方ということになります。
保険の仕組みってどうなっているの?
保険というのは、ついつい損得で語られたりしてしまうことが多いですが、前提としては相互扶助の形式となっていることを忘れないでおきましょう。
簡潔に言えば、その保険に加入した人が保険料を支払い、そのお金を原資として、誰かが病気やケガや死亡などのリスクに遭遇した場合に、その原資から保険金などを出して助けるという仕組みになっています。 もちろん民間の保険会社は営利企業ですので、その仕組みを持った上で、管理費や運営費などで利益を上げています。
一方、組合員で構成される共済保険の場合は営利ではないので返戻金が支払われる場合もあります。
生命保険の種類について知りたい!
さて、保険の前提を理解した上で、中でも注目されやすい生命保険についてもう少し詳しく勉強していきましょう。生命保険には大きく分けて、終身保険と定期保険というものがあります。この2種類は特性としてしっかり区別できるようにしておきましょう。
終身保険の特徴は?
終身保険の保障は亡くなるまでの一生涯保障されます。
例えば100歳で寿命を迎えたとしても保険金が支払われます。保険料の支払い期間が選択できる点も特徴で、ずっと払い続けるか、あるいは65歳の退職のタイミングまでに支払い終えるかなどを選択可能です。ただし、保険料を先に払い終える場合、その分毎月の保険料は上がります。
また、終身保険は途中で解約をした場合、戻ってくるお金があります。これを「解約返戻金」と言います。解約返戻金の金額は契約している期間によって変わります。払込が終了するタイミングで解約すると、保険料を上回る金額が戻る場合が多いです。
ですので、資産運用として活用する人もいるんですね。 保険料は加入時のまま、基本的にはかわりません。20代のときに加入した場合、その保険料が、40代、50代となっても適用されます。保障期間が長く、解約返戻金もあるため、終身保険の保険料は定期保険と比較して高くなるのが通常です。
一方、定期保険の特徴は?
定期保険の保障は文字どおり10年や20年などの一定期間と決まっています。保障期間を伸ばしたい場合は、契約の更新が必要になります。
同じ保障内容のまま契約を更新すると、保険料が値上げされます。同じ保険料を保つためには、保障内容を見直す必要があります。
定期保険を解約しても、解約返戻金は基本的にありません。保険料は原則として掛け捨てとなります。解約返戻金はなく、掛け捨てのため、終身保険と比較すると、定期保険の保険料は割安に設定されています。同じ保障内容で、毎月の保険料が半分以下である場合も少なくありません。
民間の保険だけではなく、共済保険についても把握しておこう。
民間保険と異なり、共済保険の最大の特徴は「営利を目的としていない」ということです。そのため比較的掛け金が安かったり、余剰に積み立てられた保険料の割戻金があったりもします。
今回は簡潔な説明にとどめますが、民間の保険だけではなく、共済というのも選択肢にあることを認識しておきましょう。
生命保険について正しい理解をして、保険選びをしましょう
保険について理解は進んだでしょうか。特に生命保険はメジャーな保険ですから一度検討してみると保険全般の理解もより深まるので良いでしょう。
その際は共済も選択肢に入れてみましょう。選択の幅を広く持つことは、保険選びにおいてとても大事になります。検討段階で迷った時は、今回の記事を読み返して、そもそもの保険の意義から振り返ってみるのも良いですね。