全国共済お役立ちコラム

保険と共済の補償内容を把握して自分に合った形を見つけましょう!

2019-4-3

生命保険と一口に言っても種類は多種多様にあり、迷ってしまいますよね。挙句、入ることが面倒くさくなってしまったり、営業マンの言われるがままに入ってしまったりしてしまう人も少なくないと思います。
今回は現在加入している保険の確認のポイントと、民間の生命保険及び共済の生命保険の補償内容についてそれぞれの特徴を勉強していきましょう。
この2つを分けて考えることが出来ると、保険選びも一歩前に進めることができますよ。

加入している保険の内容を確認しよう

皆さまは今現在、生命保険に加入していますか?その場合は、次の保険を比較検討する前に現在の中身を確認しましょう。確認する際のポイントをお伝えします。

まず、補償の範囲を確認しましょう。一般的に「死亡保障」では被保険者が死亡、もしくは重い障害状態になったときに保険金が支払われますが、加えて「入院保障」や「医療保障」なども対象になっているか今一度確認しましょう。それに伴う、給付の条件も確認しておきましょう。 また、保険の形式が「終身」なのか「定期」なのかも大事なポイントです。

生命保険の多くは、保障が一生涯続く「終身保険」と、契約期間が決まっている「定期保険」に大まかに分けることができます。それぞれの特徴を見てみましょう。

終身保険は死亡保障が生涯続く保険です。生涯の保障が得られ、解約時には返還金があることが多いですが、掛け捨ての定期保険より保険料が高くなってしまうという特徴があります。

定期保険は掛け捨てタイプの保険で、契約期間が終了すると保障も終わります。終身保険のような貯蓄性はほとんどありませんが、その分、保険料が安いという特徴があります。 そして、ライフプランに合わせた内容になっているかが何より大事です。例えば、結婚すると生活をともにする家族が増えることになりますよね。保障内容をチェックして、現在の内容で十分なのか確認しておきましょう。

共済保険と生命保険との違い

さて、確認のポイントを把握した上で、保険の検討をする際に、民間の生命保険だけではなく、共済保険についても把握しておきましょう。

そもそも保険というのは、「相互扶助の精神」で成り立っており、助け合いの仕組みという観点においては、生命保険と共済は共通しております。 ただ、共済は助け合いという点が強く出ていて、民間保険は自助の精神を基本としております。それぞれの事業の監督官庁は違い、そのため、守るべき法律も相違しております。

生命保険会社の監督官庁は金融庁で、保険業法に業務内容や規制や罰則などが定められております。全労済、都道府県民共済、コープ共済は厚生労働省の監督のもと、消費生活協同組合法が協同組合に対する監督について定められております。JA共済は、農林水産省の監督で、農業協同組合法となります。

保障内容にはどのような違いがあるの?

全国共済の補償内容を説明していきます。いくつかプランはありますが、一般的な総合保障2型の18歳から60歳ですと、死亡及び重度障害の場合、原因が交通事故だと1000万円、不慮の事故だと800万円、病気だと400万円となっています

民間保険の場合は保険料も含め種類が多く、カスタマイズすることもできたりするので、高い場合1億円の設定をすることも珍しくありません。

民間の保険と共済保険を保障内容で比較した場合、もちろん保険料によるところが多いのですが、金額だけで見たときは民間保険の方が手厚いといえるでしょう。

選ぶ際に考えておきたいこと

共済保険は民間の保険に比べて保険料が安く、掛金も一定です。また割戻金があれば、さらに経済的な負担を軽減することができます。そのため収入が多くないけれど、もしもの時に備えたいという人は選択するメリットがあるでしょう。

また、社会人になりたての人や、子どもが既に独立した人など、大きな死亡保障は必要ないけれども最低限の保障はしておきたい、という方にもおすすめ出来ます。 あるいは、現在加入している民間保険にプラスして保障を増やしたい人にも適しています。現在の保険ではまかないきれないけれど、かといって保険料を増やしたくないという方にもちょうどよい保障となるでしょう。

それぞれの良さを把握した上で選択をしましょう!

生命保険を検討する際は、つい民間保険に目が向いてしまいがちですが、共済という選択肢も入れて幅広く検討することが大事です。それぞれのメリットを理解した上で、自分に適切な保険を選びましょう。

またその前に現在加入している保険も改めて確認してみることをおすすめします。