リスクに備えられる総合保障型の種類とは?

保険の商品を比較・検討していても、たくさんの種類の商品や保障があるため、細かいところまで把握できていないという方も多いのではないでしょうか。入院や通院、死亡保障までトータルにサポートしてくれる保障はないものかと考えることもあるでしょう。今回は総合保障というものにスポットを当て、商品性や保障内容、価格などについてご紹介します。
さまざまなリスクに備えられる総合的な保障
総合保障とはその名の通り、総合的な保障が受けられる商品です。例えば、死亡保障だけに加入している人が、将来的な病気や経済的リスクを考慮し、入院保障も検討しているという場合には、総合的な保障型商品がおすすめです。部分的な保障内容ではなく、いくつもの幅広いリスクに備えることができるのが、総合保障型の商品の特徴です。
代表的な総合保障の多くは、入院・通院から死亡や重度障害まで保障してくれます。全国共済の総合保障型の商品では入院から死亡まで保障されており、保障額や月掛金が異なる3つのコースが用意されています。
総合保障型5つの特徴
次は総合保障型が持つ5つの特徴を見てみましょう。
1つ目の特徴は、入院1日目からしっかりした保障が受けられるところ。入院1日目から日帰り入院も含めてしっかりカバーしてくれる入院保障が魅力です。保障の対象は、病気の場合は124日分、事故の場合は184日分となっています。
掛け金そのものが手ごろな価格設定になっているのが2つ目の特徴。手ごろな掛け金で、入院や通院、死亡や事故による後遺障害までカバーしてくれるのも魅力のひとつです。
3つ目の特徴は、一般的な保険商品とは違い、年齢が上がっても掛け金が上がらないところ。掛け金が一律で、一律保障。契約時の掛け金のまま、65歳まで保障が継続します。
特約をプラスして保障を充実させられるのが総合保障型の4つ目の特徴。基本的な保障だけではなく、さらに手厚い保障を求める際、特約をプラスすることで充実の保障を受けられます。ガンや三大疾病、先進医療などのリスクやニーズに応じて、特約を選ぶことができます。
5つ目の特徴は割戻金。全国共済は営利団体ではないため、効率を求めて経営しているのが特徴。決算後に余剰金が発生した場合は、加入者に対し割戻金として分配されます。
割戻率は平成29年の実績で36.2%。月々2,000円の掛け金で年間24,000円支払っている場合、割戻金は8,688円。3月31日の加入者の実績を元に、8月に掛け金振込口座に支払われます。
総合保障型の種類
全国共済の総合保障型商品には3つのコースがあります。
1つ目は、月々の掛け金が1,000円と手ごろなコース。病気による死亡時や重度障害が残った場合、200万円の保障が受けられます。交通事故による死亡時や重度障害が残った場合には500万円、交通事故以外の不慮の事故による死亡・重度障害で400万円の保障が受けられます。入院は1日目から2,250円の保障が受けられます。
2つ目は、月々の掛け金が2,000円のコース。交通事故での死亡時や重度障害が残った場合、1,000万円の保障が受けられます。また、入院時の保障も病気の場合1日目から4,500円、交通事故の場合は5,000円の保障が受けられます。全国共済の総合保障型の中でも人気の高いコースです。
3つ目のコースは、さらに手厚い保障が受けられるコース。月々の掛け金が4,000円で、病気による死亡時や重度障害が残った場合、800万円の保障が受けられます。また、交通事故での死亡時や重度障害が残った場合には、2,000万円、不慮の事故の際も1,600万円の保障が受けられます。
入院時の保障も1日目から、病気の場合で9,000円、交通事故での入院は1日あたり10,000円の保障が、最大184日目まで受けられます。18~60歳までの保障と60~65歳までの保障で、保障額などの内容が異なりますので、詳しくは全国共済のWebサイトをチェックしてみましょう。
総合保障型と入院保障型の組み合わせ
入院・通院から死亡までを保障してくれる総合保障型に加え、さらに入院や手術に対しての保障も充実させたいと考えている人には、総合保障型と入院保障型の組み合わせもおすすめです。入院はもちろんのこと、先進医療や手術などの保障が加わるため、さらに幅広く手厚い保障で備えることができます。
総合保障型+入院保障型のコースには、月掛金が3,000円と4,000円のコースで用意されています。4,000円のコースの場合、入院1日目から1日あたり15,000円の保障を受けることができます。また、先進医療を受診する場合は、最大で150万円の保障が受けられます。
家族にとって最適なコース選びが重要
総合保障型の商品の中でも、いろいろなコースが選択できます。家族のかたちや現在の経済状況、将来への備えに対する考え方などを考慮し、最適な商品を選択することが重要です。また、より手厚い保障を受けたい場合には、入院保障と組み合わせたり特約を追加したりもできます。家族の未来にとって、どういった商品が必要なのかをじっくりと考え、比較・検討してみましょう。