生活する上での賠償リスクに備えたい!

日常生活をしているとわざとではなくても他人のものを壊してしまったり、ケガをさせてしまったりする危険がありますよね。謝罪で解決すれば良いですが、内容によっては、多額の損害賠償などを請求されるケースも多くありますよね。そのような時に治療費や賠償金額を保障してくれる保険があるのをご存知でしょうか。その名も「個人賠償責任保険」と言います。
とても身近なところに起こりうるリスク
日常生活で起こりうるリスクと言ってもなかなかピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
こちらでは具体例を挙げて説明させて頂きます。例えばあなたが喫茶店に行ったとします。 いつも通りコーヒーを購入し席につこうとしたところ、うっかりコーヒーをこぼして他人の洋服を汚してしまった…なんてことが起きてしまったとします。 考えるだけでひやひやとする事例ですが、こちらも「個人賠償責任保険」で保障されます。
もう1つ例を挙げてみます。 お買い物に出かけた際、あなたのカバンが商品にぶつかり壊れてしまったとします。狭い店内ですとたまに落としてしまうなど、思い当たる節があるのではないでしょうか。 このような事例でも、「個人賠償責任保険」が役に立ちますよ。
「個人賠償責任保険」は広い保障範囲
「個人賠償責任保険」で、他人の物や他人に対して保障してくれるということを、お分かり頂けたと思います。 実は、「個人賠償責任保険」は特にお子様がいる場合付けておきたい保険でもあるんですよ。 お子様が何か他人の物や商品を壊してしまった場合はもちろん、子供同士での喧嘩やトラブル、部活動中でのケガも保障の範囲になるんです。
大人なら必要以上に気を付けることができても、お子様はそこまでの予測能力が発達していないことも多いです。お子様に対してここまで広く保障してくれるのであれば、加入を前向きに検討したくなるのではないでしょうか。
保障されない事例
広い保障範囲で安心感のある「個人賠償責任保険」ですが、反対に保障されない事例もしっかり確認しておきましょう。 「個人賠償責任保険」は、不慮の事故やケガに対して保障され、わざと起こした事故やトラブルは保障されません。
例えば、お仕事中に起きた事故。こちらは保障の範囲外とされています。しかし、通勤途中の自転車事故などは除かれます。また、自分の子供が自宅にある自分の物を壊した場合も保障されません。
「個人賠償責任保険」はあくまで他人の損害やケガに対する保険なのです。 そして、海外で起きた事故も保障の範囲外とされていますよ。保障の範囲が広いからこそ、加入前に保障の内容をきちんと確認しておきことが重要です。
「個人賠償責任保険」の主な加入方法
「個人賠償責任保険」は、主に自動車保険やクレジットカードの付帯サービスとして付けることができます。都・道・府・全国・県民共済に入っている方も1か月あたり140円の負担で加入が可能。お手軽な掛け金で日常生活に対するリスクを広く保障してくれる制度となっています。
他の自動車保険会社やクレジットカード会社付帯の保険も、月に100円台から付けることができます。掛け金が安いからと言って保障金額の上限が少ないと言うわけではございません。
会社によりますが、月に100円台の掛け金で補償金額は1億円というところも。それ以上のところや無制限という会社まで様々です。 「個人賠償責任保険」は車で起きた事故は保障されないので、自動車保険と一緒に加入するという方も多いんだとか。
全国共済の「個人賠償責任保険」で家族まるまる安心
都・道・府・全国・県民火災共済にご加入の方で加入補償額が300万円以上の方はどなたでも、「個人賠償責任保険」をセットで付けることができます。その保険料は1年間で1,680円。 さらに嬉しいことに、全国共済の「個人賠償責任保険」は、1人が加入していれば同居の親族全員分を補償してくれるのです。
また未婚であれば別居のご家族に対しても保障されます。離れて暮らしていてもまるまる安心ですね。
また、トラブルが起こった時の示談交渉サービスも付いているところも魅力の1つ。急なケガや事故を起こしてしまった時は気が動転して、普段通りに話すことができないかもしれません。金銭面だけではなくお相手への対応も保障してくれると安心ですよね。
もしもの時に備えたい「個人賠償責任保険」
新しく登場した全国共済の「個人賠償責任保険」。その上限保障金額は1億円と手厚くなっています。多少の加入条件があるものの家計への負担が少なく、ここまで手厚い保障内容を受けることができるのなら、前向きに検討されても良いのかもしれません。
特にお子様がいらっしゃる方、定期的にスポーツをされる方にはおすすめ。数年に1度は改めてご自身で加入されている保険を見直し、必要かどうか見極めてみてくださいね。