女性の入院保険、どう選ぶ?

女性の身体は新しい命を授かれるようになっていることもあり、とてもデリケートで万が一のときの備えも十分にしておきたいところ。と言っても、入院保険や死亡保障など保険のタイプは様々であり何を重視したら良いのか判断が難しいですよね。
そこで今回は女性が入院保険を選ぶ際、比較するポイントや実際の保険料の目安などをご紹介します。これから加入を検討している方も、見直しを考えている方も必見ですよ。
女性にとって入院保険は必要?
入院保険とは名前の通り、ケガや病気で入院した際その入院費用や通院費用を保障してくれる保険です。入院保険と医療保険の違いは、簡単に言うと保障内容の広さです。入院保険は入院しないと保険金がおりませんが、医療保険はがんや三大疾病など様々な病気までカバーしてくれる保険です。
入院保険は医療保険のうちの1つとも言えるでしょう。必ずしも付ける義務はありませんが、入院費を気にせず治療に専念するために、女性も男性も関係なくセットで付ける方が増えてきています。
女性保険とは
女性保険は入院保険とまた異なります。全ての女性に必要なわけではありませんが、特に妊娠・出産を控えている世代は入っておいた方が良いでしょう。
基本的には単独で入るのではなく、医療保険にプラスして入るケースが多いです。乳がんや子宮頸がんなど女性特有の病気にかかった際、手厚い保障が付きます。それに加え流産・早産に伴う帝王切開手術にも対応しています。このことから、妊娠・出産を控えた若い世代にも注目されている保険の1つです。
女性保険に入るタイミングで多いのは、就職や結婚のタイミング、そして新しい家族ができる出産後数年です。併せて考えてみてくださいね。
入院保険、女性が重視する点とは
話を入院保険に戻します。
入院保険で女性が重視すべき点はズバリなんなのでしょうか。
まずは、「定期型」と「終身型」のどちらにするか。それぞれのメリットデメリットをまとめました。
【定期型のメリット・デメリット】
- 保険料が契約時の年齢で決めるので、若いうちは安い。
- 更新が定期的なので見直しがしやすい
- 保障期間が限定的 ・更新のたびに保険料が高くなる可能性がある
【終身型のメリット・デメリット】
- 保障が一生涯続く
- 年齢が上がっても保険料が上がらない
- 保険料が割高
- 保険の見直しができない
わかりやすい違いはこんな感じです。この中からどれを重視するかですね。見直すのが面倒なタイプなら終身型にした方が将来的に保険料が安く済む場合もあります。 女性が一家の家系を担っている場合は、手厚い保険をかけるべきという考えもあります。
ただ、人によってはライフスタイルによって見直しができる定期型を選んだ方が良い場合もあります。 したがって女性はまず保険の見直しを定期的にしたいか、保険料をどのくらい抑えたいかの2点を重視し入院保険を選ぶとスムーズかもしれません。
女性の入院保険、積み立て型か掛け捨て型かどうする?
保険を選ぶ際、積み立て型か掛け捨て型かということも選択する必要があります。一概にどっちが良いという基準はなく、どっちがその人に合うかが大切です。それぞれの特徴を説明します。
【積み立て型の特徴】
- 満期や更新、中途解約時にお金が戻ってくる
- 病気やケガをしなくてもお金が無駄になりにくい
- 貯蓄ツールとしても使える
- 毎月の保険料が割高
- 中途解約のタイミングによっては損をするケースもある
- 商品数が掛け捨て型に比べ少なめ
【掛け捨て型の特徴】
- 月々の保険料が安い
- 保険の見直しがしやすい
- 商品数が多く自分にあったものを見つけやすい
- 病気やケガをしなかった場合、保険料がむだになる
ざっと並べるとこんな感じです。お金が戻ってこなくても良いから安く済ませたいという場合は掛け捨て、高くても貯蓄性を求める人は積み立て型が合いそうですね。
掛け捨て型は、病気やケガをしなかった場合損をするケースがありますが、病気やケガをしないにこしたことはないですよね。これらをうまく組み合わせ自分にぴったりの保険を見つけてくださいね。
女性のための入院保険、保険料の相場は?
気になるのが月々の具体的な保険料ですよね。これが分からないと判断もできません。 もちろん商品によって異なりますが一例をご紹介します。
【A社の特徴・保険料】
- 入院、退院後の通院時に1日1万円受け取れる
- 入院の有無にかかわらず3年ごとに給付金が受け取れる
- 女性特有の病気を手厚く保障
- 三大疾病も手厚く保障
- 死亡保障もついている
例えば上記条件で32歳の女性が加入された場合、1か月の保険料はおよそ8500円です。掛け捨てタイプではなく戻ってくるお金もあるので、これを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですね。ただこれだけしっかりとした保障を付けても月々1万円以下で加入できることだけ覚えておくと良いかもしれません。
ライフステージの変化に合わせ見直しを
独身・結婚・母親になる・子供が独立など、女性はライフステージの変化によって立場が大きく変わります。変化するタイミングで保険を見直すことが大切ですよ。