全国共済お役立ちコラム

入院保険での共済保険について考えてみましょう

2020-3-8

医療保険は時代に合わせて新しい種類がどんどん増えていきます。加入していない方はいつ入ればいいのか、入っている方はこのままでいいのか、見直すタイミングなども疑問に思うことが多いと思います。また都道府県民共済と一般の保険でも、どう違うかわかりにくいですよね。自分に合った保険を選ぶために、今回は医療保険の中でもケガや病気などで入院したときの保障に焦点をあて、共済で受けられる保障内容や掛け金などを解説していきます。

入院保険の種類・保障内容

都道府県民共済では、0歳~満69歳まで加入できる入院保障保険(生命共済)があります。加入が満69歳までというだけで、保障期間は85歳まで。病気やケガのリスクが増える80代になっても、安心して生活することができそうですね。 都道府県民共済では年齢ごとに3段階のコースから選ぶことができます。こちらを詳しく説明していきますね。

  • こども型

加入対象→0歳~満17歳の健康なお子さま

保障期間→0歳~満18歳

月々の掛け金は、手軽な1,000円のものと保障金額が倍になる2,000円のものがあります。

例えば月1,000円のコース(こども1型)ですと、事故や病気で入院した場合1日あたり5,000円を、その後通院した場合1日2,000円を保障してくれます。

また、がんと診断された場合50万円を、万が一死亡してしまった場合も理由により最大500万円を受け取ることができます。他にも手術や先進医療についても保障されており、ここまでまるっと網羅されて月々1,000円なら検討しても良いのではないでしょうか。

 

  • 総合保障型/入院保障型

加入対象→満18歳~64歳の健康な方

保障期間→18歳~65歳

総合保障型は、名前の通り入院・通院から後遺障害、万が一死亡のしてしまったときまで総合的に保障してくれるもの。掛け金は1,000円/2,000円/4,000円の3種類あり、掛け金に応じ保障される金額が変わります。

例えば月々の掛け金が2,000円の総合保障2型の場合、事故で入院した場合1日当たり5,000円、病気で入院した場合は1日当たり4,500円を保障してくれます。通院の場合は1日1,500円。死亡した場合、理由により最大1,000万円受け取ることができます。

対して入院保障型は、入院・通院・死亡のときの保障に加え、手術や先進医療についても保障してくれる入院時に特化したものです。こちらの月々の掛け金は2,000円。 具体的な保障内容としては、病気や事故で入院した場合は1日あたり1万円を、通院の際は1日あたり1,500円を支払ってもらえます。

手術は最大10万円、先進医療は最大150万円まで保障され入院に関しては手厚いですが、死亡の場合は10万円と少なめなのが心配な点かも。心配な部分は他の特約をプラスして補うと良いでしょう。 この2つを掛け合わせた「総合保障+入院保障型」もあるので、併せて検討してみても良いかもしれません。いずれも18歳~65歳まで年齢が上がっても掛け金は一律です。貯蓄性はありませんが、決算後剰余金が発生した場合は割戻金が受け取れます。

 

  • 熟年型

加入対象→満65歳~満69歳の健康な方

保障期間→65歳~85歳

熟年型も掛け金に応じ2種類のコースがあります。総合保障型と比べるため同じ掛け金のもので比較します。

月々2,000円で加入できる熟年2型の保障内容は、事故や病気で入院した場合1日当たり2,500円を受け取ることができますが、通院に対しての保障がありません。通院が長期になった場合、交通費や自営などで仕事を休んで通院した場合のことを考えると、通院保障は別のところで補てんした方が安心かもしれません。

後遺障害については理由により最大100万円を、死亡した場合も理由により最大200万円を受け取ることができます。病気や死亡のリスクが大きくなるシニア世代の保険選びは、掛け金が多少上がっても万が一のときに備手厚いものにすると良いでしょう。

入院保険に入るタイミング

都道府県民共済では、0歳から加入できる保険をご用意しています。ただ、先ほどご紹介した3パターンの中でなら、年齢によって保険料が上がるということがないので、焦って加入することはないでしょう。月々の掛け金が1,000円くらいならひとまず加入しておこう、という考えもありかも。

都道府県民共済で入院に備えると ちらっと触れましたが都道府県民共済では、こども型・総合保障型/入院保障型・熟年型の3種類に分けられ、それぞれの期間は一定の掛け金で保障を受けることができます。また貯蓄性はありませんが、決算後剰余金が発生した場合は割戻金が受け取ることができます。

貯蓄性はなくていいから月々の掛け金を安く抑えたい、でもある程度のカバーはしたい、という方にはおすすめかも。また、この基本保障を軸に三大疾病やがんの保障に特化した特約を付けることもできるので、併せて検討してみてくださいね。