全国共済お役立ちコラム

掛け金の安さだけじゃない!共済保険のメリット・デメリットとは

将来に備える選択肢として、共済保険と民間の保険を比較している人も少なくないはずです。自分に合った保険を探すためには、その保険が持つメリット・デメリットを正しく理解する必要があります。今回は、将来の備えを考えるうえで、知っていると役に立つ共済保険のメリット・デメリットについて考えてみましょう。

掛け金の安さは共済保険の魅力

共済保険が選ばれる理由のひとつとして、掛け金の安さが挙げられます。営利団体として利益を追い求める民間の保険とは違い、共済保険は非営利団体。利潤を追求しない共済保険では、保障に関する費用と実費のみが掛け金に反映されています。それにより、民間の保険よりも掛け金が安く抑えられているのです。

手術や先進医療への手厚い備えを考える場合、民間の保険のほうが充実した保障を提供しているケースはあるものの、保険は毎月支払っていくもの。少しでも家計の負担にならない選択肢を選びたいですよね。そう考えると、共済保険の掛け金の安さは、やはり加入者にとっての魅力といえるでしょう。

共済保険なら割戻金がもらえる

共済保険では年に一度決算を行い、加入者が支払った掛け金から共済金や事業経費などを支払います。そこで余剰金が発生すると、割戻金として加入者にお金が還元されます。民間の保険では、保険料の運用で余剰金が出た場合の配当金が支払われる商品とそうでない商品があります。

共済保険に加入していれば、余剰金が出た場合に割戻金としてお金を受け取ることができます。それを考慮するなら、掛け金がさらに安くなると考えられます。毎月の支払いのことを考えるなら、共済保険の割戻金は大きなメリットといえます。

掛け金の変動がなく一定

民間の定期保険の場合、10年や20年などの更新時に保険料がアップするのが一般的。加入当初は家計の負担に感じられなかった保険料も、更新ごとの上昇で、気づけば想像以上に保険料が高くついていたということもありえます。

一方、共済保険では年齢や性別を問わず、掛け金の変動がなく一定。共済によっては60歳以上などの高齢になると保障内容が変わってくるケースがあるものの、掛け金が一定というのは安心感がありますよね。

また、変動することのない掛け金は、将来的な資金計画が立てやすいというメリットもあります。万が一の事態に備えた保険も、支払いが高くついてしまっては本末転倒。将来的な支払いの見通しが立てやすいのも、共済保険のメリットのひとつといえるでしょう。

保障金額が少ないのが気になるところ…

共済保険の場合、保障の金額が少ないところが気になる点ではあります。保障の金額は民間の保険でいうところの保険金額。死亡に備えたプランは数百万円の保障にとどまるものが多く、民間の生命保険の死亡保障上限3億円に比べると、共済保険の上限は3,000万円程度のものが多いのです。

貯蓄タイプの商品があまり多くない…

共済保険が提供している商品のタイプは、定期型のものがほとんどです。民間の保険の商品ラインアップを見てみると、終身保険や養老保険、学資保険といったように、目的に合わせた貯蓄タイプの保険が提供されています。子どもがいる家庭の場合は、教育費用について考えることも多いため、貯蓄タイプの保険のほうが魅力を感じるケースもあるかもしれません。

また、共済保険では保障が一律に設定されているため、加入者に合わせた保障や手厚い保障が受けづらいという側面もあります。

高齢になれば保障内容が薄くなってしまうことも…

共済によっては60歳や65歳以上の高齢になると、保障の内容が薄くなってしまうことも。一定の年齢に達することで熟年型のプランに移り変わり、それまでの手厚い保障が受けられなくなってしまうこともあります。

民間の保険の場合、保険料をアップすることで充分な保障を受けることができますが、共済の場合は一定の掛け金。やはり高齢になると死亡や病気のリスクも高まってしまうため、保障の内容が薄くなってしまうのです。

掛け金と保障の内容から備えを考えましょう

共済保険にも民間の保険にも、それぞれメリット・デメリットがあります。それは、商品の優劣というわけではなく、保険に加入する人にとっての向き不向きという捉え方もできます。

保険は将来の備えになる保障ですが、毎月の支払いが現在の家計に大きく影響してしまうと、日々を豊かに暮らしていくことができません。そう考えると、掛け金が低く抑えられる共済保険は魅力的に感じられることでしょう。

例えば、都道府県民共済グループ全国共済の生命共済では、手ごろな掛け金で死亡も入院もしっかりと保障してくれるラインアップが用意されています。総合保障型や入院保障型のプランはもちろんのこと、子どもやシニアも手厚い保障が受けられるプランが提供されています。末永く安心して暮らしていけるように、将来の備えについて考えてみてはいかがでしょうか。