全国共済お役立ちコラム

女性向けの医療保険って?考えるべきリスクと加入の際のポイント!

2021-6-2

みなさんは医療保険の中に「女性保険」や「女性のための医療保険」という種類があるのはご存じですか?
これから医療保険に入ろうと考えている女性の中にはこれらの種類を見つけて、一般的な医療保険とは何が違うの?と戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか。
ここでは、女性保険がどんなリスクに備えられる保険なのか、また、加入する際の種類やタイミングの選び方について、ポイントを解説していきます。

女性特有の病気やリスク

女性は男性とは異なり、月経や妊娠、出産など体に負担がかかる場面が多くあります。
そのため、男性にはない女性特有の病気にかかるリスクが潜んでいるのです。
具体例として、女性がかかりやすい病気の上位には乳がんや子宮頸がん、子宮筋腫、卵巣機能障害などが挙げられますが、いずれも「乳房」「子宮」「卵巣」など女性ならではの臓器に関係しています。
さらに、女性が抱えるリスクはそれだけではありません。
妊娠や出産は病気でもケガでもありませんが、帝王切開や流産手術など、身体にも家計にも負担がかかるリスクがあります。
また、妊娠や出産には「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」のような合併症のリスクもあるため、女性はこういったリスクにも備える必要があります。

そんなリスクに備えたのが「女性向け保険」

先ほど女性には女性特有の病気やリスクがあると述べました。
女性向け保険とは、これらのリスクに対して重点的に保障する医療保険の一種です。一般的に、単体商品ではなく、医療保険と女性疾病特約がセットとなっている場合がほとんどです。そのため、対象となる病気やトラブルで入院や手術をした際は、それぞれの給付金が医療保険に上乗せされて支払われます

終身型と定期型どっちがおすすめ?

ところで、女性向け保険にも一般の医療保険と同様に、保障期間の設定方法から次の2つの型があります。
●生涯安心が続く終身型
生涯に渡って同じ保険料で保障が続くタイプです。
契約した時の保険料が一生涯続き、途中で保険料は上がりませんが、そのため定期型と比べると、若い頃の保険料が割高になります。
●見直しがしやすい定期型
保障期間が一定期間ごとに更新されていくタイプです。
終身型と比べると若い頃の保険料は割安ですが、更新と共に保険料が上がる点に注意が必要です。また、更新時期に保険の見直しがしやすいのも定期型の魅力です。
◎終身型と定期型、入るならどっち?
女性保険をメインの保険にするのであれば、終身型がおすすめです。
一方、妊娠や出産など一時的な環境の変化に備えるために、メインの保険にプラスして考えるのであれば見直しがしやすい定期型がおすすめです。

どのタイミングで女性向け保険に加入すればいいの?

さて、女性向け保険の必要性が分かったら、次に気になるのが「いつ保険に入るか」ですよね。ということで、加入を検討するタイミングを考えてみましょう。
ポイントは節目を迎えるタイミング!
私たちは生活を送っていくなかで、いくつかのターニングポイントを迎えます。
ターニングポイントとは人生の節目ですので、節目で保険の加入や見直しをすることは非常に大切です。そして女性には、次の3つの大きなターニングポイントがあります。このタイミングで保険の加入を検討するのが良いでしょう。
●就職
就職したら親から離れていよいよ自立です。
今までは親が保険を掛けてくれていましたが、ここからは自分で保険を掛けていくことになるでしょう。
一番初めのターニングポイントですね。
まだ若いですが、最近では女性特有の病気にかかる人は若い世代にも増えています。
乳がんは30代後半から、子宮がんは20代後半からも増えています。
単身で生活している場合は、万が一の時に働けず、収入がなくなるのは大変困りますよね。若くて保険料が安いうちに女性特有のがんへ備えておくと安心です。
結婚
今まで自分の事だけを考えれば良かったのに、これからは何を考えるのも夫婦二人。
保険も一緒です。夫婦としての保障の見直しが必要となります。
共働きの場合や専業主婦の場合など、状況によって必要な保障額も変わってきます。
また、死亡保障や貯蓄的要素のある保険も必要になるでしょう。
●出産
女性にとって人生の大きなイベントとも言える出産。結婚したらまず考えなければいけない大事な事ですね。トラブルがおきた場合の入院費用の準備も必要になります。
女性保険の必要性を最も感じる時期かもしれません。

まとめ

女性保険について理解していただけたでしょうか。
このように女性は、多くのリスクに備え、女性保険に入ることが大切です。
しかし、一口に女性保険といっても様々な種類がありますし、独身か既婚かなど、その人のライフスタイルによって必要な保障も違ってきます。自身に合った保険にタイミングを逃さず加入するようにしましょう。