適切なタイミングっていつ? 医療保険の加入・見直し

万が一病気やケガで入院や手術が必要となった場合に医療費をカバーしてくれるのが医療保険。
しかしこの医療保険、必要とは分かっていてもついつい加入するのを先延ばしにしてしまったり加入はしたものの、いつ見直せばよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、医療保険の加入や見直しのタイミングについて解説していきたいと思います。
ポイントを押さえて、適切なタイミングを逃さないようにしましょう。
加入・見直しをするならこのタイミングがおすすめ!!!
医療保険への加入・見直しを検討するならどのタイミングがよいのでしょうか。
ここではまず、加入・見直しにおすすめの時期をご紹介します。
■加入条件をクリアしやすく、保険料が割安な若い時
若く健康な時は、医療保険の加入に対して「もっと年をとってからでいい」と考えがちですが、病気やケガのリスクは年齢と共に上がっていきます。そのため、加入時の年齢が高いほど保険料が高くなります。また、年齢が上がり必要性を感じた頃には、健康状態によって加入が難しいということもありますので、なるべく若く健康なうちに検討しておくことをおすすめします。
■保険の契約更新時
保険の契約更新時は、医療保険を見直すのに最適なタイミングです。 特に更新型の医療保険の場合、更新時の年齢によって保険料が変わりますので、保障内容を削ったり他の医療保険に切り替えたりするなどの見直しが必要です。
■ライフステージが変化したとき
初めて医療保険に加入するタイミングとして多いのが、就職、結婚、妊娠・出産です。
さらにこれらに加えて、住宅購入や定年退職といったライフステージの変化も医療保険の加入や見直しをするのにおすすめのタイミングです。ライフステージの変化に合わせて不足している保障を追加したり、あるいは反対に不要な保障を小さくしたりして過不足なく加入できているかチェックしましょう。
■収入が減少してしまったとき
収入が減少した場合、月々の保険料を抑えたくなりますよね。 保険は保障内容だけでなく、保険料と収入のバランスも重要です。 収入が減少したにも関わらず、保険料が高い保険に入ったままだと家計を圧迫してしまいます。月々の保険料を少し安くするだけでも年間でかなりの節約になりますので、収入が減少したときは保険を見直して保険料を抑えることも検討しましょう。
■保障内容が医療の進歩に合っていないとき
医療の進歩により現在加入している医療保険の保障内容が現状にあわなくなる場合もあります。例えば、以前に比べて平均在院日数が短くなっていることから、 今後通院治療がメインになる可能性もあります。そうなると、入院給付金だけしか受取れない保険では不十分になってしまうかもしれません。ですので、医療保険に加入してから長い期間見直しをしていないという方は、一度保障内容が今の医療事情にあっているか確認しておきましょう。
加入・見直しをする際の注意点
次に、医療保険の加入・見直しの際に気を付けておきたい注意点をご紹介します。
注意しておきたいポイントは以下の3つです。
1.契約時の年齢が高いほど保険料も高くなる
先ほども申し上げましたが、医療保険の保険料は契約時の年齢が上がるにつれて高くなる仕組みになっています。 ですので、若い時に加入した医療保険を他の保険に切り替える場合、同じ保障内容であっても割高になってしまう可能性があります。
特に終身医療保険などは加入時の保険料が生涯変わらないという点がメリットですので、 若い時から終身医療保険に加入していた人は、他の保険に切り替えるのではなく、加入している保険の保障内容を見直すようにしましょう。
2.新規加入できる健康状態か
新規で医療保険に加入する際は、現在の健康状態をもとに審査が行われます。 健康状態に不安要素がある人は加入を断られたり、一部の病気やケガについての保険金が支払われないという条件が付いたりすることもあります。そのため、現在通院中の方や健康診断で異常を指摘された方、また直近で入院歴があるという方は状況が改善してから申込むか、現在の医療保険を継続したほうがよいでしょう。
3.解約返戻金の有無
貯蓄型の医療保険に加入している場合、保険料から経費などを差し引いた後、保険会社が資産運用をしてお金を増やします。 そのため、十分な期間を置いてから解約すると、支払った保険料の総額よりも多い分を解約返戻金として受取れる場合があります。一方で、早期に解約してしまうと受取れる解約返戻金がゼロまたは少額になってしまいますので、解約返戻金の有無と額をしっかりと確認して、適切なタイミングで解約するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
医療保険の加入・見直しには適切なタイミングがあります。
万が一入院や手術が必要になったときに安心して治療を受けられるよう、最適のタイミングでの加入・見直しをおすすめします。