全国共済お役立ちコラム

医療保険の選び方のポイント

2019-8-2

医療保険はメジャーな保険商品なので、タイプも様々で種類も多くあります。
それゆえに選ぶときも迷ってしまいますよね。
今回は選び方の参考になるようにポイントを説明していきたいと思います。
是非ともご参考にされてください。

保険期間のタイプについて考えてみましょう

まず、保険期間のタイプについて考えてみましょう。医療保険の保険期間には定期と終身の2つのタイプがあります

定期タイプには、10年、20年といった年単位のものと、60歳まで、65歳までという年齢単位のものがあります。年単位のものは、一定の年齢になるまでは更新することができます。

終身タイプというのは、文字通り生きている間はずっと保険が続きます。

それぞれの特徴を説明します。定期タイプで保険期間の短い年単位のものは、当初の保険料は安いですが、更新するたびに保険料が上がります。

終身タイプの保険料は定期タイプと比較して高めになりますが、永久的に保険が効くという安心感があります。

いずれもメリットデメリットがあります。自分に合っているのはどちらかというのを選び方のポイントとして考えてみると良いでしょう。

入院給付金の日額をどうするか?

入院日額、つまり入院した際に支払われる金額をいくらにしたいかということも選び方のポイントになります。

ある調査では、入院時の1日あたりの自己負担費用の平均は約2万円となっています。当然、自己負担額については病気の種類によって異なってきます。手術をした場合であれば、別途で手術給付金も受け取ることができる場合もあります。また、医療費のすべてを入院給付金でカバーしなければならないというわけでもありません。ですので、入院日額は1万円を目安にして考えるとよいかもしれません。

入院の支払限度日数をどうするか

支払限度日数から考えるのも選び方のポイントです。

医療保険の入院給付金には、一回の入院で何日まで給付されるか、という給付日数の上限があります。支払限度日数には、一般的には、30日、60日、120日、180日、360日などがあります。そして、日数が長くなるほど保険料は高くなっていきます。

もちろん、支払限度日数は長い方が安心ではありますが、あるデータでは、病院に入院して、退院した患者の在院日数はだいたい3ヵ月以内で収まるケースが9割ともいわれています。

つまり、30日でも入院の多くはカバーできる可能性が高いということです。とはいえ、60日くらいあるとより安心です。予算に余裕があれば120日以上を検討してみるのも良いでしょう。

特約は必要かどうかで考える

医療保険の基本的な保障は入院給付金と手術給付金ですが、商品によっていろいろな特約を付けることができるようになっています。特約をつけることで、万が一のときにより備えとなりますが、やはりその分保険料も高くなります。自分に本当に必要な特約は何かをポイントとして選んでみると良いでしょう。

いくつか主な特約についてご紹介します。まず、特にメジャーな特約に先進医療特約というものがあります。公的医療保険が適用されない先進医療を利用した場合に、治療費が保障されます。先進医療は費用が高額にのぼるケースも多いため、備えとして有効でしょう。

生活習慣病特約というのもあります。いわゆる3大疾病、5大疾病とよばれる生活習慣病で入院した場合に入院日額が上乗せされます。また一時金が出るタイプのものもあります。

女性の場合は、女性疾病特約も検討してみても良いかもしれません。妊娠や出産の際にかかりやすい病気をはじめとした女性特有の病気などの場合に、入院給付金や手術給付金が上乗せされます。

基本となる入院給付金、手術給付金が充実していることが何よりですが、特約も視野に入れることはとても有効でしょう。

保険料の払込期間について

保険料の払込期間も保険選びにおいては大切なポイントです。

一般的には、医療保険の保険料は月払いで払っていくケースが多いです。その場合の保険料払込期間は、基本的に定期タイプの保険であればその保険期間、終身タイプの保険であれば一生涯ということになります。

それぞれのメリットついて簡単に説明しておきましょう。

終身払いのメリットは月額保険料は短期払いより安いことがあげられます。また、もし若くして死亡した場合は、払込保険料総額も安くすむということです。

短期払いのメリットは収入の安定しているうちに払い終わることができること、払込終了後、一定の解約返戻金が出る商品があることなどがあげられます。

現在の皆さまの家計状況や老後の収入状況なども考慮して、終身払いか短期払いかを選ぶと良いでしょう。

選び方のポイントをおさえて自分に合った保険選びをしましょう!

今回は医療保険の選び方のポイントを整理してきました。ついつい迷ってしまいがちな医療保険ですが、今回あげたポイントを参考にして、前向きに検討してみましょう!