全国共済お役立ちコラム

積立型の医療保険を検討してみましょう!

2019-8-4

積立型の医療保険を検討してみましょう!
医療保険のタイプには主に2つあります。積立型と掛け捨て型です。
皆様もテレビCMや広告などでよく耳にする機会も多いと思われます。

今回は特に積立型に関する特徴を整理しながら説明していきます。

積立型の医療保険とは?

積立型の医療保険とは、簡潔にまとめると、支払った保険料の一部、全部、またはそれ以上のお金が満期となったときに戻ってくる保険のことです。貯蓄型と呼ばれることもあります

掛け捨て型は、月々の支払い金額が安く済みますが、貯蓄性はなく、支払ったお金は戻ってきません。

積立型のメリットは?

では、積立型のメリットについて見ていきましょう。

まず、1つ目のメリットとして挙げられるのは、病気やケガをしなかった場合でも保険料が無駄になりにくいということです。それは、満期保険金が受け取れるからです。

掛け捨て型の場合だと、もし病気やケガをしなかった場合、それは何よりのことであるのですが、保険料のことを考えると無駄になってしまった、と言えます。積立型では、保険のお世話にならないまま満期を迎えると、満期保険金として、中には、保険料全額がリターンとして支払われる場合もあります。掛け捨てに抵抗のある場合は、良い備えとなります。

貯蓄効果が見込める!

積立型の2つ目のメリットは、貯蓄効果があることです。先に説明した通り、積立型は、月々支払ったお金が満期時に一定額受け取れる仕組みになっています。これはつまり貯蓄性があるということです。医療保険もかけつつ、貯蓄もしているという観点で考えれば、お得かもしれません

途中で解約したとしても解約返戻金というものがあります。ただし、これは支払った金額よりかなり少なくなる場合がほとんどのため、あまり考慮に入れない方が良いでしょう。

死亡保障が付いているものもある!

3つ目のメリットは、一部の積立型医療保険にはなりますが、死亡保障が付いていることです。

医療保険は基本的にケガや病気のときに支払われる保険ですが、万が一死亡したときにも一時金を受け取ることができるというのは、とても有意義です。残された家族にお金を残すことができますからね。特に子どもがいる家庭では、このような死亡保障がついている医療保険を検討するのも良いでしょう。

また、死亡保障だけではなく、働けなくなるリスクに年金で備える、女性特有の病気にも一時金で備えることができる、といった医療保険もあるため、ぜひ選択肢のひとつにしてみて下さい。

契約者貸付制度についても知っておきましょう

4つ目のメリットは一部の積立型医療保険では、契約者貸付制度というものが利用できることです。

例えば、何らかの理由で急に資金が必要になったとき、契約をしている保険の解約返戻金の一部を貸し付けしてもらうことができます

もしもの時にとても便利な制度なので、医療保険を考える際に調べてみましょう。

返戻率が高い!

5つ目のメリットとして挙げられるのは、返戻率が高いことです。 昨今では銀行にお金を預けても、せいぜい利率は0.01%程度です。それでは、預けたお金はほとんど増えませんよね。もちろん保険商品によるところにはなりますが、30年程度保険を継続することによって、返戻率は100%を超え、50年経過時には120%にもなるものもあります。返戻率から医療保険を検討するのも一つの手でしょう。

積立型医療保険のデメリットはあるの?

ここまでメリットについて説明してきましたが、一方でやはりデメリットもあります。 ですので、デメリットについてもちゃんと把握しておきましょう。

毎月の保険料が高い?

まず、毎月の保険料が高いことがデメリットとして挙げられます。

メリットで説明した通り、積立型は貯蓄性をもっているため、月々の支払い金額は、掛け捨て型よりも多くなってしまいます。

掛け捨てであれば、1,000円台の保険もありますが、積立型は10,000円を超えるものもあります。しかし、この払っている金額は結局戻ってくることを考えれば決して損はしていないとも言えます。

保険の見直しがしにくい?

2つ目のデメリットは、保険の見直しがしにくいことです。中途解約すると損することがあるからです。

積立型は、30年、40年と長期を見越して加入する保険です。万が一途中で解約をしてしまうと、解約返戻金としてお金は返ってくるものの、支払いと比較すると、とても少なくなってしまいます

例えば、ある医療保険では5年で解約してしまうと払戻率は60%となっています。このように、解約すると損をしてしまうため、保険の見直しがしにくくなってしまうのです。加入の際は慎重に検討することが大事ですね。

保険商品の種類が少なめ

3つ目のデメリットは保険商品の種類が少なく選択肢が多くないことです。例えば、積立金額を自由に設定する、というわけではなく、ある程度のパターンがあらかじめ決められています。

掛け捨て型に比べると、色々組み合わせることは難しく、5,000円のプラン、10,000円のプランという風に決められていて、商品自体の種類が少なくなっています。ライフスタイルは人それぞれのため、選択肢が少なめということはデメリットになってしまうでしょう。

積立型の特徴を把握した上で自分に合った選択を!

積立型医療保険のメリットデメリットを見てきました。特徴を把握した上で、自分の目的に合った形で保険を選べると良いですね