独身の女性が考えておくべき保険とは?

現代の日本では女性の社会進出が積極的に進められています。
仕事にプライベートに充実した日々を送っている独身女性の方は多いのではないでしょうか?
それに伴い、もしもの時に備えて保険も検討しておきたいところです。
今回は特に独身女性が保険を選ぶ時のポイントについて説明していきます!
女性が病気になるリスク
病気の中には、残念ながら女性だけがかかるものや、かかりやすい傾向のあるものが存在します。例えば、子宮に関するがんなどの病気です。妊娠・出産に関する病気も女性特有のリスクです。特にがんは他の病気に比べ、経済的リスクが圧倒的に高くなってしまいます。これらのことをふまえつつ、独身女性の保険の必要性について考えていきましょう。
がんの可能性は無視できない!
がんについては、もはや国民病で女性に限った病気ではありません。ですが、がんの中でも子宮頸がんや乳がんなど女性のみがかかる可能性のある病気があります。
子宮頸がんの発生率は、50歳以上の中高年層ではこの20年間で減ってきているのですが、20~24歳では約2倍に、25~29歳では3~4倍に増加しています。
また、乳がんについては、年間約3万5千人の女性が乳がんと診断されています。特に40~50歳代の女性に多くみられ、45~49歳の女性では年間千人に1人が乳がんと診断されています。これはなんと胃がんの3倍のリスクです。
それらのがんに対して備えには、やはりがん保険が心強いでしょう。がん保険では、特徴的な保障がいくつかあります。まず、診断給付金では、がんと診断された時にまとまった金額が一時金として受け取れます。また、抗がん剤治療給付金や放射線治療給付金では、それぞれの治療を受けた月に一定額を受け取ることができます。
診断給付金の良いところは、がんと診断された時点で受け取れることができて、何にでも利用出来る点です。がんになると入院や手術だけでなく、通院するのに交通費なども付随して費用となってきますので、どんなことに使うことができるというのは大きなメリットとなります。
女性がかかりやすい病気に備える!
次に医療保険について検討していきましょう。医療保険には「女性疾病特約」というものがあります。女性特有の病気などに手厚くするためのオプションです。がん以外にも女性がなりやすい病気は様々あります。例えば、妊娠高血圧症候群、子宮筋腫、バセドウ病、甲状腺腫などがあげられます。
女性疾病特約は、先に挙げたような病気になって、入院や手術をした場合に、通常の入院給付金や手術給付金にプラスして、さらにお金を受け取ることが可能です。基本的な内容で保障されている金額に加え、入院したらさらにプラス5千円、手術をしたらさらにプラス5万円といった形で上乗せして保険金が支払われます。
入院や手術となれば、費用も多くかかってしまいます。基本保障に女性疾病特約をつけて、女性がなりやすい病気に対して手厚くすれば、保険料もそこまで上乗せにならず合理的に保障を準備することができます。女性疾病特約は、女性がなりやすい病気に重点的に備えることができる心強い保険でしょう。将来的に保険を見直した際に、特約のみを解約することもできる場合があるので、前向きに検討してみましょう。
また、女性専用の医療保険には、病気にかからなかった場合に受け取れるお祝い金という形で、ボーナスが付いている商品も多くあります。保険と貯金を同時にできるというわけですね。ただ、契約から数年間は保険会社にお金を預けることになり、その分、手元の現金が減ることになります。独身女性について考えてみると、年齢的にも趣味や旅行、洋服などにお金をかけたい方も多いと思いますので、掛捨てで保険料を節約するというのも検討の価値があります。それぞれの特性を理解した上で検討してみましょう。
就業不能保険とは?
生活費を自分で稼ぐ必要のある独身女性にとって、働けなくなった時の収入の減少は大きなリスクの1つとなってしまいます。そんな時に備えて就業不能保険をというものがあります。社会保障制度と合わせて説明していきます。
社会保障制度には、病気やケガで働けなくなったときの収入の補填をしてくれる制度があります。例えば、傷病手当金として1年6ヶ月間、月給の約2/3を受け取ることが出来ます。また、障害年金として障害の等級に応じて、月額一定の額を受け取れるものがあります。ですが、会社に所属せず、自営業やフリーランスとして働いている独身女性の方は収入の減少に自助努力で備える必要があると言えます。
就業不能保険では、毎月の収入の不足分によって保険金額が定められているケースが多いです。他の保険とのバランスを考えつつ検討したいところです。
将来をみすえつつベストな保険選びを!
いかがでしたでしょうか。今回は特に独身の女性の方が保険を考える上でのヒントを説明しました。様々な可能性を考慮に入れつつ、自分にとってベストな選択を出来るように焦らずに検討しましょう!