手術が必要な病気とは?かかりやすい病気の種類や備え方を徹底解説!

人生100年時代。とはいえ、長生きする中で病気になることもあるでしょう。そのような時のために備えておくことは大切です。
病気と言われるネガティブな印象があり、自身がいざ病気にならないと向き合う機会はなかなか少ないのも現状です。
病気には手術が伴うものも数多くあります。手術にはお金がかかります。まずは手術の病気の種類にはどんなものがあるのかを知っておくことが第1歩です。
今回は、日本において手術が必要な可能性の高い病気にどんなものがあるのか、また、万が一病気になった場合の備えについて解説していきます。
手術が必要な病気は限りなく多い!その中でも日本人がかかりやすい病気の種類とは?
手術が必要な病気は各分野において数えきれないほど存在します。もちろん程度によって手術になる場合とそうでない場合もあるものや、どんな場合でも緊急手術になる病気もあります。
その中でも日本で多く見られる病気、いわゆる「7大疾病」というものがあります。よく耳にするのは「3大疾病」ですよね。実はそれだけではないのです。
以下にくわしくまとめてみました。
3大疾病とは
3代疾病とは日本で死因上位を占める病気です。
・がん
・心疾患
・脳血管疾患
が挙げられます。
がんは皆さんのなかでもすぐに思いつく病気でしょう。
実は現代において生活習慣病の1つとして扱われるほどメジャーな病気なのです。
心疾患のなかには「狭心症」「心筋梗塞」などが代表的です。ほかにも「心臓弁膜症」「心筋症」「心肥大」「不整脈」なども含まれます。
脳血管疾患においては、主に「脳内出血」「脳梗塞」「くも膜下出血」が代表的な病気です。
7代疾病とは
7代疾病には前述した3大疾病に加え、
・糖尿病
・高血圧性疾患
・肝硬変
・慢性腎不全
の4つをプラスしたものです。
手術を伴う病気の治療に専念するために保険をどう活用するべきか
7大疾病について確認しただけでも、こんなにあるのかとゾッとした人もいるのではないでしょうか。
これら7大疾病は現代の日本人がかかりやすく、なおかつ命に関わる病気です。場合によっては手術が必要なものばかりです。
これらの病気は生活習慣を見直すことでリスクは軽減されます。しかし逆をいえば身近にかかりうる病気だということにもなります。
もし病気にかかったり手術が必要になったりした場合、治療に専念するために備えをしておくことも大切になってきますよね。
公的な健康医療保険制度を活用する
備えと聞いてパッと思い浮かぶのは保険かと思います。日本には公的な健康医療保険制度が充実しています。もし手術が必要なときでも自己負担は1割から3割です。そのほかにも高額療養費という年齢や所得に応じて医療費の自己負担額を軽減する制度を利用することもできます。
ここまで充実しているのであれば民間の医療保険の加入は必要ないということなのでしょうか?民間の医療保険についても見ていきましょう。
民間の医療保険は手術が必要な病気の種類によっては適用外のものもあるのになぜ必要なのか
確かに最近の保険商品を見てみると、今回紹介している7大疾病についての保障は手厚くされているかもしれません。しかし、そのほかの病気で手術など高額医療を受けなくてはならない場合、保障内容によっては適用外という場合もありますよね。
民間の医療保険に加入する意味はあるのでしょうか?
7大疾病は手術を伴いやすく医療費が高額になりやすい
なぜ保険会社が7大疾病の保障を手厚くするのかというと、可能性が高いからというだけではない理由があるのです。
7大疾病の治療や手術にはまとまったお金が必要となります。特に3大疾病を例に挙げると自己負担額は約30万円から60万円。高額療養費制度を活用するにしても、支給されるのは退院後の申請で約3か月かかります。
限度額適用認定証を受理して窓口の会計の時点で自己負担額を引き下げられる制度もありますが、それにも事前の申請が必要です。
一時的にでも自己負担額の全額を支払うことのほうが多いでしょう。
そうなった場合、民間の保険に加入していることで家計をカバーしてくれることが多いでしょう。
入院日数が長期化した場合に備えられる
また、手術が伴う可能性の高い7大疾病は入院日数や治療が長引く可能性が高くなります。
具体的な数字を提示すると、
・がんの場合での平均在院日数が約17日
・心疾患での平均在院日数が約19日
・脳血管疾患での平均在院日数が約80日
となっています。
がんに関しては短く感じられるかもしれませんが、退院後には長期にわたる通院治療も必要となります。
病気は手術で完治してそこで終わりという種類のものだけではありません。さらにいえば再発する恐れもあるのです。
そういったことも視野に入れると、病気の種類に縛りがあるとはいえ費用の軽減を考えれば民間の保険も検討したいものですね。
まとめ:手術が必要な病気の種類はポイントを絞って備えておくことが大事
手術を伴う病気は数えきれないほど存在します。備えようにもすべて網羅することは難しいでしょう。
しかし、かかりやすい疾病にポイントを絞って備えておくことでも目安となります。公的な健康医療保険制度についてよく知り、補えない分は民間の保険加入や貯蓄を検討するなどの備えができるのです。
自分に合った方法をよく検討して、いざという時のために備えておきましょう!