急な手術でも慌てない!保険の申請のタイミングと進め方の流れのポイントとは

保険加入をしていていざ手術を受けることになった場合、保険申請はどのように行なえばよいのでしょうか。
手術となるとつい慌ててしまいますが、保険の給付金は基本的に本人の申請が必要になります。そのような時に落ち着いて対応できるように、今回は「保険申請の手順と流れ」「保険申請のタイミング」「どんな書類をどこに提出する必要なのか」などをまとめていきたいと思います。
早くからはじめるべき!手術のときの保険申請を始めるタイミングはいつ?
保険申請のタイミングは「手術後」なのか「手術前」なのか気になるところですよね。
手術が決まった時点で申請をはじめましょう。
早いと感じる人もいるかもしれませんが、入院や手術が始まってしまうとあまり余裕がなくなってしまいます。保険申請に必要な書類には病院に書いてもらうものや自治体から取り寄せるものなど様々あり、各所をまわらなくてはいけない場合もあります。余裕を持って行動するためにも、手続きの方法や自分で準備する必要書類について事前に確認しておくのがベストです。
手術を受けることになったときの保険会社へ申請する流れとポイントとは
手術前の貴重な時間の中で、保険申請は段取りよく進めたいもの。スムーズに進められる流れとポイントを押さえながら解説していきます。
保険申請の流れ
1. 生命保険会社へ連絡
給付金を受け取る本人が生命保険会社に電話もしくはオンラインで連絡します。
保険証券の内容を聞かれることが多いので、手元に準備しておくとよいでしょう。
2. 生命保険会社からの書類を確認する
請求書や保険会社指定の診断書用紙が送付されてきます。郵送ではなくインターネットから必要書類をダウンロードすることができる保険会社もあります。
必要書類や今後の流れなどについて明記してあるリーフレット資料もあれば目を通しておきましょう。
3. 書類の準備をする
・請求書……給付金を受け取る本人が記入
・保険会社指定の診断書用紙……病院に提出して医師が記入
・住民票……必要に応じて本人もしくは委任者が各自治体から取り寄せ
診断書が保険会社指定となっている場合、病院指定の診断書では給付金の申請は受け付けてもらえないことが多いので注意しましょう。
また、診断書の作成にかかる費用は健康保険適用外なので自己負担です。費用は病院によって異なりますが、数千円ほどを見ておくとよいでしょう。
4. 退院後に書類を保険会社に提出
必要書類に必要事項を明記していることを確認し、オンラインで提出もしくは郵送します。
不備があると受理に時間がかかることもあるので、しっかりチェックしましょう。
保険会社によっては退院後に限らず入院中でも給付金の請求を行なえる場合があります。申請方法や条件は保険会社によって異なるため、確認してみてくださいね。
5. 給付金の受け取り
保険会社によって多少の差はありますが、約1週間前後で給付金を受け取ることができるところが多いです。
申請後に保険金の支払い状況や給付金に該当するかどうかなどについて審査を行ないます。審査が通り、必要書類に不備がないことを確認できれば口座に給付金が振り込まれます。
退院後に保険の申請するのを忘れた!本人が保険申請できる状態じゃない!そんな時はどうする?
病気やケガでの手術は「まさか」の事態であることが多く、保険申請も思ったようにスムーズにいかないこともあります。
起こりやすい事例を挙げて、どのように対応したらよいかを解説していきます。
退院後に保険申請することを忘れてしまった場合
退院後、安心するとつい手術の保険申請を忘れてしまうという人は少なくありません。
しかし諦めるのはまだ早いです。実は3年以内であれば手術の保険申請は請求が可能になっています。
ほかにも申請漏れがないかチェックしてみましょう!
本人が保険の申請ができない状況にあるとき
手術の給付金は基本的に被保険者が受取人です。もしくは契約時に申請した「給付金受取人」が申請可能です。つまり手術を受けていた本人のほかに手術の給付金は基本的に被保険者が受取人です。もしくは契約時に申請した「給付金受取人」が申請可能です。つまり手術を受けていた本人のほかに配偶者、2親等以内の親族となります。
戸籍上の配偶者、2親等以内の親族となります。
しかしながら、手術はいつも事前に決まっているわけではありません。急に倒れたり事故に遭ったりした場合には緊急手術ということも考えられます。
意識不明の場合や意識があっても癌など告知をされない場合には本人が保険申請できないということもありますよね。
そのような場合には「指定代理請求人」を立てておくことで本人の代わりに保険金や給付金の申請をすることができます。
指定代理請求人は被保険者の
・戸籍上の配偶者
・直系の家族
・同居または生計を共にしている3親等以内の親族
がなることができます。
まとめ:手術になったときの保険申請は流れのポイントを押さえればスムーズにできる
手術になったときに不安になるのはお金のこと。しかし入院準備や手術のことで頭がいっぱいになると保険の申請は後手になりがちです。
手術がわかった時点で保険の申請をスタートさせておくと、退院後は段取りよく進められるので落ち着いて療養に専念することができますよ。
ぜひ今回解説した保険申請の流れをもとに効率よく進めてみてくださいね。