全国共済お役立ちコラム

引受基準緩和型保険って? ~特徴やメリット・デメリットを徹底解説~

2021-9-2

みなさんの中には持病や既往歴があり、保険への加入に頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。そんな方でも入りやすい保険の代表例代として「引受基準緩和型保険」があります。しかしこの保険、いくら入りやすいからといって、誰でも加入できるわけではありません。「引受基準緩和型保険」にも加入するための条件があります。今回は、そんな「引受基準緩和型保険」について特徴や条件、メリット・デメリットなどについて詳しく説明していきます。

引受基準緩和型保険とは?

「引受基準緩和型保険」とは、その名の通り加入時の引受基準を通常の保険よりも緩和した保険です。健康状態に関する告知の内容もシンプルで、3~5つの項目をクリアすると基本的に加入することができます。持病や既往歴がある場合でも加入しやすい保険の代表例でもあります。

引受基準緩和型保険の保障内容

引受基準緩和型保険の保障内容は、通常の保険と同様に、「入院給付金」と「手術給付金」が基本保障となります。加入前の持病や既往症が悪化して入院や手術を受けた場合であっても、保障されることもありますが、保険商品によっては、契約後の一定期間(支払削減期間)は入院や手術の際の給付金が半額となり、一定期間後に満額の給付金が受けられるという仕組みになっています。

引受基準緩和型保険の加入条件は?

引受基準緩和型保険の加入条件は、加入する保険会社によって様々ですが、基本的にはいくつかある健康告知項目に全てにあてはまらないことです。

主な項目は、以下のようになります。

・直近3カ月間で、医師に入院・手術・先進医療をすすめられたことがある。

・過去2年以内に、入院または手術を受けたことがある。

・過去5年以内に、がんや肝硬変・統合失調症・認知症で医師の診察を受けたことがある。

※「直近○カ月」や「過去○年」の年数や病気の種類は保険会社によって異なります。

引受基準緩和型保険のメリット・デメリット

健康に関する告知や診査も簡単で、通常の保険より加入しやすい引受基準緩和型保険ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。

【メリット】

・持病や既往症があっても入りやすい

・持病や既往症の悪化・再発も保障される

【デメリット】

・通常の保険に比べて保険料が割高

・一定期間内は給付額が半額

・特約のバリエーションが少ない

引受基準緩和型保険に入る前に確認しておきたいこと

民間の医療保険は必ず加入しなければならないものではありません。引受基準緩和型保険に加入する際は、以下のことをしっかりと確認したうえで加入しましょう。

■加入目的を確認する

持病や既往症があるとどうしても不安になりがちですが、何のために加入するのかをきちんと明確にしておきましょう。保険というのは基本的に期待値だけで考えるとマイナスの商品です。保険商品によっては解約返戻金や満期金等で払い込んだ保険料よりも多くのお金が返ってくるものもありますが、それは保障に必要な保険料よりも多く支払ったことでその金額を保険会社が積み立て、運用しているからです。保障部分だけで見れば期待値はマイナスになります。ただ不安だからで加入するのではなく、何のために加入するのか明確にしておきましょう。

■通常の医療保険に加入できないか確認する

「持病があるからどうせ入れない」「昔に大病を患ったから絶対無理」と通常の医療保険への加入をはじめから諦めるのではなく、まずは通常の医療保険に入れないか確認をしてみましょう。病気の症状の程度や完治からの経過年数などによって、通常の医療保険に加入できる場合もあります。引受基準緩和型保険は入りやすい一方で、デメリットも多くあるので、通常の医療保険に加入できるのであればそちらに加入することをおすすめします。

■貯蓄や公的保険制度でカバーできないか確認する

引受基準緩和型保険は通常の医療保険と比べて保険料が割高です。保険料を支払う分を貯蓄に回すことで医療費を補えないか、高額療養費制度で月の医療費の自己負担額に上限があっても貯蓄等でカバーできないか事前に確認しておきましょう。

まとめ

引受基準緩和型保険は持病や既往症があっても加入しやすい、持病の悪化や病気の再発でも保障を受けられるといったメリットがありますが、一方で保険料が割高であったり、受けられる保障が制限されているなどのデメリットもあります。まずは、通常の医療保険に加入できないか確かめ、このようなメリット・デメリットも理解した上で、加入を検討することをおすすめします。