全国共済お役立ちコラム

持病がある場合の保険の選び方って? ~選ぶ際のポイントを徹底解説~

2021-9-4

持病や既往歴があり、加入できる保険が限られている方のなかには、どの保険に加入すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。持病や既往歴があっても加入しやすい保険といっても「特別条件付き保険」や「引受基準緩和型保険」「無選択型保険」などさまざまな種類があります。今回はそんな持病や既往歴がある人向けの保険について選び方のポイントを詳しく解説していきます。持病があり、どの保険に入るか悩んでいる方や選び方が分からないという方は是非読んでいって下さい。

そもそも、持病があっても加入できる保険って?

持病や既往歴がある方でも入りやすい保険は主に4つあります。

■特別条件付き保険

本来であれば保険に加入できない場合でも、保険会社から出された特別な条件をクリアすることで、通常の医療保険に加入できることもあります。保険会社が提示する条件として一般的なのが「特定部位不担保」であり、「特定部位不担保」とは、特定の疾病または特定の部位について保障の対象から外すことです。

■引受基準緩和型保険

引受基準緩和型保険とは、保険に加入する際の健康状態に関する告知事項を限定することで、持病や既往歴がある方でも加入しやすく設計された保険のことです。告知事項の数は3~4つ程度が一般的で、告知内容自体も簡単なものに設定されています。それらの告知に全部に当てはまらなければ加入することができるため、通常の医療保険に加入できなかった方でも加入できる可能性があります。

■無選択型保険

無選択型保険とは、無告知型保険とも呼ばれており、持病や既往歴に関係なく加入できる保険のことです。健康状態に関する告知や診査が一切なく、引受基準緩和型保険と比較しても加入しやすいのがメリットです。

■少額短期保険

少額短期保険とは、一定の事業規模の範囲で保障が設定される保険のことです。具体的には、「保険業のうち、一定の事業規模の範囲内で保険期間1年以内(損害保険などの第二分野では2年)の保障性商品の引き受けを行う事業」のことを指します。一般的な保険とは異なり、保険金額に上限が設定されていりのが特徴です。

 

保険の選ぶ際はここがポイント!

先ほどご紹介した保険を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • 保険期間

保険には基本的に保険期間がありますが、その期間は保険会社や保険商品によって異なります。10年など一定の期間や、60歳までなど年齢で保険期間を区切った保険もある一方で、保障が一生涯続く保険もあります。保険期間を区切った保険は、一般的に保険料が安く、更新時に保障内容の見直しができるのがメリットです。ただし、保険期間満了時には更新または新たな保険への加入が必要となります。保険料は更新時、あるいは加入時の年齢および保険料率によって決まりますので、基本的に保険料は高くなっていきます。また、再度新たな保険に加入する場合は健康状態によっては加入が難しくなることがあるので注意しましょう。

  • 給付金支払削減期間の有無

保険会社のなかには、一定期間給付金を減額、または支払わない期間を設けていることがあります。この給付金を減額、あるいは支払わない期間を「支払削減期間」といいます。支払削減期間は、保険会社によって期間や削減される給付金の割合が異なるため、注意が必要です。

  • 告知の必要の有無

保険加入時には原則として健康状態の告知が必要になります。告知項目は、保険会社や保険の種類によって異なるため、告知項目をしっかりと押さえておくことが重要です。例えば、「直近3か月以内」「過去2年以内」「過去5年以内」の健康状態や入院・手術・治療・投薬歴、健康診断結果の指摘の有無などが問われます。告知項目の内容をよく検討し、自分の持病、入院歴・投薬歴が告知項目に該当するかどうかを確認し、加入できる保険を選ぶのがポイントです。

  • 加入できる年齢

保険には基本的に加入できる年齢の上限があるため、加入しようと思っても年齢によっては加入できないことがあります。最近では、85歳までお申し込みできる医療保険もあるため、保険に加入する際は加入できる年齢もしっかりと確認しておきましょう。

 

まとめ

いかがでしょうか?このように、保険に加入する際は確認すべき項目がいくつかあります。持病や既往歴があっても加入できるからといって闇雲に加入を決めるのではなく、しっかりと条件や保障内容を確認し、自分が最も納得できる保険へ加入するようにしましょう!