全国共済お役立ちコラム

【種類別・年齢別】生命保険の選び方|加入するメリットや注意点

2022-11-6

「生命保険の種類が多すぎて、どのように選んだらよいか分からない」と悩んでいませんか?たしかに生命保険は保障内容などが複雑で、自分に合ったものを探すのが難しいと感じている人も多いです。生命保険はさまざまなリスクに備えて加入しますが、ライフステージや家族構成などによって必要な保障は異なります。年齢やライフスタイルが変化したときに、生命保険を見直すことで、多すぎる保障をカットしたり、少なすぎる保障に気付くことができるのです。そこで今回は、生命保険の選び方を種類別と年代別に分けて解説します。ぜひ最後までご覧ください。

【年代別】生命保険の選び方

保険は年齢やライフステージによって、重視すべき補償内容は異なります。ここでは保険の選び方を年代別で解説します。
|20代
20代は病気にかかるリスクが低いため、死亡保険や医療保険をそこまで手厚くする必要はありません。また、就職したばかりで収入は少ないので、まとまった医療費を自分で準備しておくのは難しい人が多いです。

❖20代が加入すべき保険
 医療保険(掛け捨て型)
 死亡保険(家庭を持つ方)

ケガや若い人でもかかりやすい虫垂炎や腸炎などのリスクに備えて、掛け捨てで保険料の安い医療保険に加入しておきましょう。

|30代
30代になれば、家庭を持つ方も増えてきます。子供や専業主婦の家族がいる場合は、医療保険に加えて自分の死亡・高度障害状態時に備えられる死亡保険にも加入しておきましょう。自分が働けなくなったときの生活が不安であれば、就業不能保険への加入も検討すべき時期です。子供がいる家庭は、生活費や教育費にも負担がかかる時期なので掛け捨てで安い生命保険への加入をおすすめします。また学資保険を利用して、子供の大学進学に備えて少しずつ準備を始めておく時期でもあります。

❖30代が加入すべき保険
 医療保険
 死亡保険(家庭を持つ方)
 就業不能保険(家庭を持つ方)
 学資保険(子供がいる方)

医療保険や死亡保険を掛け捨てにして保険料を抑えられたら、学資保険のような貯蓄性のある保険も検討してみてください。

|40代
40代になればある程度収入も増えてくるので、病気やケガ、子供の教育費だけでなく老後の貯蓄も検討すべき時期です。
個人年金保険は10年以上の払込期間・60歳以上の受給であれば、医療費控除の対象となります。定年まで10年以上残っているタイミングでの加入をおすすめします。また40代になるとがんのリスクも少しずつ上がってくるので、がん保険への加入も検討しましょう。

❖40代が加入すべき保険
 医療保険
 がん保険
 死亡保険(家庭を持つ方)
 就業不能保険(家庭を持つ方)
 学資保険(子供がいる方)
 養老保険・個人年金保険

新しく加入する生命保険や定期型の生命保険は年齢が上がるほど保険料は高くなるので、なるべく早い段階で見直すのがおすすめです。

|50代
50代になると子供が巣立ち、金銭的にも余裕が出てくる時期です。また学資保険や就業不能保険など、子供がいる際に備えていた保険は不要になります。このタイミングで保険の見直しを行い、少しでも早く老後の準備を始めましょう。

❖50代が加入すべき保険
 医療保険
 がん保険
 死亡保険(家庭を持つ方)

個人年金保険や返戻金を受け取れる保険などに加入して、自分でも老後資金を準備しておくと安心でしょう。
病気やケガのリスクは上昇しているので、医療保険やがん保険の保障は手厚くしたまま残しておくのがおすすめです。

保険の基本的な4つの選び方

保険への加入を検討している場合は、以下の4つのポイントで選びましょう。
 備えるべきリスクを知る
 保険料予算の設定
 保険期間の設定
 保障内容の設定

|備えるべきリスクを知る
保険を選ぶ際は、ライフステージに合わせて備えるべきリスクを把握しておきましょう。
20代で持病がない人にとって手厚い医療保険は不要ですし、家族がいなければ死亡保険へ加入は必要ありません。
また病気やケガで治療費や働けない間の生活費も、貯金で対応できるなら手厚い保障は不要です。家族構成や年齢、収入などによって加入すべき保険は大きく異なります。

|保険料予算の設定
備えるべきリスクが分かれば、加入する保険商品や保障内容も決まってくるはずです。しかし契約する前に、毎月支払える保険料の予算を必ず把握しておきましょう。
保険にお金をかけすぎて生活に支障が出てはいけませんし、途中で解約すると損をしてしまうケースも考えられます
収入と支出のバランスを把握して負担できる保険料を概算しておくと、保障内容を設定しやすくなります。

|保険期間の設定
保障を受けられる「保険期間」を設定します。生命保険の保険期間は、「定期型」と「終身型」に分類され、それぞれの特徴は以下のとおりです。

定期型 ・保険期間が決まっている
・掛け捨てで保険料が安い
・更新によって保険料は高くなっていく

終身型 ・保険期間は一生涯
・保険料は変わらない
・解約返戻金を受け取れるので保険料は高い

医療保険やがん保険などは、終身型でも解約返戻金は返ってこない商品がほとんどなので注意が必要です。
若いうちは、定期保険は安い傾向にありますが、更新によって保険料は上がるのがデメリットになります

|保障内容の設定
備えるべきリスクや保険料の予算、保険期間が決まれば、あとは保障内容を比較します。
同じ商品で保障内容を設定できる場合は、保険料のシミュレーションがおすすめです。
保障が手厚いほど保険料は高くなるので、設定した予算と相談しながら保障内容を決めましょう。必要な保障はライフステージによって異なるので、随時見直しが必要です。

まとめ

いかがでしたか。保険への加入を検討する人の多くが、「加入のタイミング」について頭を悩ませているのではないでしょうか。特に20代~30代など若い世代の人は、保険加入の時期を決めかねているという人も多いのではと思われます。
保険の加入のタイミングは、自身のライフステージに合わせて早めに検討していくことが大切になりますね。