子供保険は本当に必要?年齢制限や掛け捨てなどの真実を徹底解説!

子供の出産を機に、子供の保険はどうしようかと考える人も多いのではないでしょうか?
産院などで同時期に出産したほかのママ友の間でも話題になるほどみなさん注目されています。
最近ではCMやネット広告でも「子供保険」がしばしば目に飛び込んでくる時代となりました。子供に対して万全な保障をしておきたいのが親心。頭を悩ませている人もいるでしょう。
今回は、「子供保険とはどんなものなのか」「子供保険は本当に必要なのか」などについて季節していきます。
子供保険はこんなにも種類がある!必要かどうかの見極めポイント
子供保険とは、その名の通り子供に特化した保険となっています。
子供保険には「保障重視型」と「貯蓄重視型」の2つが存在します。
保障重視型は主に入院費や死亡給付金といったもしもの時に備える保障が充実しています。
掛け捨ての保険と返戻金ありの保険とがあります。
貯蓄重視型の保険は「学資保険」が主なところとなり、もしもの時の保障は少ないのですが、教育資金を溜めていける保険です。
保障重視型保険
子供の病気やケガなどもしもの時に備える保障重視型保険を考えた時に、公的な健康医療保険制度があるから必要ないのではという声も聞かれます。
実際に、日本では医療費を1割~3割自己負担することで高度な医療を受けることができます。しかしそれはあくまで「子供の医療費のみ」です。
入院になった場合、差額ベッド代や飲食費、生活品費などは含まれません。また、先進医療が必要な場合にも保障されていません。
子供が保険に加入していれば、そういった部分のカバーになるということです。
また、子供には保障が必要となる可能性が低いというのも保障重視型の子供保険加入の必要がないという理由の1つになっています。外来受診は多いけれど長期入院になるほどの可能性は低いということですね。外来受診であれば公的な健康医療保険で充分という考えなのでしょう。
また、子供保険にはこのような「医療保険」だけではありません。
〈傷害保険〉
傷害保険とは、子供のケガや事故の際の入院・手術費用のための手厚い保障です。病歴や健康状態の告知義務のない保険なので、保険料が比較的安く設定されています。
「ケガなのに医療保険と何が違うの?」と思う方もいるでしょう。傷害保険は事故やケガのみの保障で病気には適用されません。スポーツやアウトドア系の活動を行なっている人が検討する保険ですね。
〈個人賠償責任保険〉
個人賠償責任保険とは、子供がモノを破損してしまったり、不慮の事故で相手にケガをさせてしまったりする賠償責任が発生した場合の費用を補填するための保険です。
よく聞くのが「子供が自転車で駐車している車にぶつかって傷をつけてしまった」などということがあります。子供が起こしてしまったとはいえ事故は事故として損害賠償が発生します。意外と落とし穴かもしれませんので、検討事項にぜひ入れておくと良い項目です。
貯蓄重視型
貯蓄重視型の学資保険に加入した場合には、子供が一定の年齢に達した時にお祝い金や給付金を受け取れるシステムです。
子供の教育費はとても高額なことで有名です。将来子供が進学などを控えた時に保険に加入していることで学費の心配をする必要がないのは安心です。もし契約者に万が一のことがあってもそのままお祝い金や給付金を受け取れるほか、それ以降の保険料の払い込みも不必要な点までしっかり保障されています。
子供保険はいつ加入するのがベスト?年齢制限もあるので早めにチェック!
それぞれの特徴から、いつの時期に加入しておけば良いのかを考えてみましょう。
・子供が0歳頃~……学資保険
・子供が保育園や幼稚園入園、スポーツを始める頃~……傷害保険
・子供が小学校入学頃~……個人賠償責任保険
・各自治体の助成制度対象外となる年齢頃~……医療保険
※学資保険は加入できる年齢が制限されている場合もあるので要チェックです!
子供保険は掛け捨て?「定期型」と「終身型」の違いとは
保険商品には一定の期間のみ保障される「定期型」と一生涯保障される「終身型」にわかれています。保険料は終身型のほうが高額の保険料となりますが、解約時に返戻金があります。
一方で、定期型の子供保険に加入した場合には解約返戻金の制度はありません。いわゆる「掛け捨て」の保険になります。掛け捨ての子供保険の場合、月々の保険料を安く抑えながら大きな保障に対応することができます。
終身型の場合は一生涯の保障になりますが、いずれ子供の名義に変更した時に、子供にとって支払いの負担にならないかを考えておくと良いですね。
まとめ:子供保険の加入は目的を明確にした上で早めの検討が大事!
子供保険の加入をするかどうかは公的な健康医療保険と違って親の判断に委ねられます。後悔しないためによりよい判断をしたいものです。
保険を検討する際には、「病気やケガなどの万が一の保障に備えておきたい」「今後の教育資金を蓄えたい」など明確な目的を持っていた方がよいでしょう。
「公的な健康医療保険で充分かどうか」「月々の支払いは安いけれど定期型の掛け捨てで良いのか」「一生涯の終身保険で名義変更した場合子供の支払いに負担をかけないか」は大きなポイントとなってくるでしょう。
子供保険加入には年齢制限があるものもあります。今回の記事を参考にしながら早めの検討をおすすめします!