全国共済お役立ちコラム

共済は掛け捨てだから損というのはウソ?!共済でもお金が戻ってくる!

2022-11-8

共済の加入といえば「掛け捨てだからお金は一切戻ってこなくて損」といったイメージを持たれている人も多いのではないでしょうか。たしかにあくまで保障ととらえれば、お金が戻ってくる方が魅力的に見えますよね。実は共済もお金が戻ってくるのです。
共済事業全体の加入者はとても多いのが現状です。本当に貯蓄型保険の方がお得で共済保険は損なのでしょうか?
今回は、「共済は貯蓄型保険と何が違うのか」「共済の割戻金とは」「共済のメリットとデメリット」などについて徹底的に解説していきます!

共済は掛け捨てだからお金が戻ってこないというのは勘違い!共済の仕組みと割戻金とは?

掛け捨てでお金が戻ってこないというイメージが強い共済の仕組みをいま一度確認していきましょう。

共済とは
そもそも共済とは、簡単にいえばお互いに助け合う「相互補助」の関係で成り立っています。共済の場合、組合員があらかじめ一定の共済掛金を支払い協同の財産とします。もし不測の事故や病気などの際にほかの加入者全体で助け合うという仕組みです。
万が一の事態において保障されるという点では共済も保険も一緒ですね。

共済は掛け捨てだけど割戻金がある
共済は掛け捨てだからと見向きもしないという人もいますが、必ずしも「掛け捨て=お金が戻ってこない」というわけではありません。つまり共済は掛け捨てだから損というわけではないのです。
共済には割戻金制度というものがあります。割戻金とは、毎月の掛け金から補償金と共済運営経費を差し引いたものが支給されるシステムです。つまり組合員全員が病気や事故に遭うというわけではないので余剰金が生じるのです。
そもそも共済は掛け金に対し約50%の割合で共済金を支給できるように見越して仕組みを取っています。割戻金がない年はほとんどないといえるでしょう。
反対をいえば、貯蓄型保険でも掛け捨てされている部分もあるので、一概に共済が損とはいえないことがわかりますね!

共済のメリットとデメリット

共済の仕組みのメリットとデメリットを以下にまとめてみました。掛け捨てでも自分にとって合っているかもしれません。確認してぜひ参考にしてみてくださいね!
共済のメリット
・毎月の掛け金が比較的安い
・割戻金がありお得
・掛け金は年齢と比例しない
・保障内容が簡単

たしかに共済は名目上「掛け捨て保険」となっています。しかし、「割戻金」が戻ってくるのです。割戻金額はその年で変動はあるものの、3割程度は返ってくることが多いようです。3割は実際の金額であらわすと決して少ない額ではないでしょう。
また、共済の場合の掛け金は一律となっています。年齢が上がると病気やケガのリスクが高まるので高額になるイメージを持っている人も多いでしょう。しかし、共済は年齢が上がっても支払う掛け金はずっと変わらないのです。現役で働いている時期はまだいいのですが、年金生活などが始まって更に掛け金が上がるとどうしても支払いが悩みになってしまいがちです。よく「結局保険を解約してしまい、損した気分だ」という声も聞かれます。そういった点でも共済は安心して長く加入していられるということになりますね。

共済のデメリット
反対にいくつかのデメリットもあります。

・共済金が少ない
・年齢が高くなると共済金が減る
・プラン設定の幅が狭い
・破綻する可能性がある

たとえば生命保険や死亡保険に加入している場合には1,000万円以上の保障がされることが多いですよね。しかし共済の場合には県民共済の場合には800万円程度。そして年齢が上がればその額は減っていきます。
ただ、保障にまわすお金が将来的にもあまりないという人は、保障内容によっては保険料がいずれ払えなくなって解約するよりも共済で少しでも保障されるほうを選ぶというのも方法のひとつでしょう。
保障内容のプラン設定はわかりやすいぶん自由度が低いので、自分にぴったりのものが見つかりにくいという点もあるので要チェックです。
共済は破綻する可能性がゼロではありません。しかし先ほど述べたように例年掛け金の50%程度で共済金はまかなわれています。たとえこれが予想に反して80%になったとしても破綻することはありませんのであまり心配する必要はないでしょう
それでも不安な人はセーフティーネットが共済ごとに設けられているので、事前にしっかりチェックしておくといいですね!

まとめ:共済は掛け捨てだけど割戻金があるので使い方によてはお得になる!

共済は掛け捨てとはいえ割戻金という形で返金される制度があります。それぞれの生活スタイルに合っていれば決して損ではありません。
「月々保障に回せるお金があまりないけれど保障は受けたい」「保険で補えない保障を共済でプラス加入したい」という人にとってはむしろ共済のほうがお得になります。
割戻金を生活費や次年度分の掛け金の一部に充てることもできるのです。
「掛け捨て=損」という根強いイメージを払拭して、今回の記事を参考に一度共済の保障も視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。