掛け捨て型保険は損じゃない?掛け捨て型保険のメリットについて!

掛け捨て型の保険といえば、支払った保険料が戻ってこないため、損だと思う方もいるのではないでしょうか?そして、掛け捨てという言葉のイメージから、ネガティブに思う方もいるかもしれませんが、本当にお金を無駄にしているのではなく、いざというときの保障を買っているということを忘れてはいけません。掛け捨て型の保険にもメリットはあるのです。
また、保険を検討する際に、掛け捨て型と貯蓄型で迷う方もいると思います。
そこで今回は、掛け捨て型保険のメリットについて解説します!
掛け捨て型保険の最大のメリットとは?
掛け捨て型保険の最大のメリットは、毎月の保険料の負担が軽いということです。貯蓄型の保険のように積み立て分の保険料を支払う必要がなく、保障のみを買っているため、安く抑えることができるのです。
子育てファミリーなどは大きな死亡保障が必要ですが、加入時に子供の教育費や住宅ローンの負担が大きく、保険料を最小限にしたい場合があると思います。そのような場合にも、お手頃な保険料で大きな死亡保障を備えることができます。例えば、30歳男性が保険金額5,000万円の生命保険に入った場合、掛け捨ての定期保険なら保険料は月額1万円程度となりますが、終身保険なら9万円にもなってしまうのです。
また、保険料が安いことで浮いたお金は他の目的で使うことも可能であり、資金効率が良いと言えます。そのため、保障は掛け捨て型で保険料を抑えて、貯蓄はつみたてNISAやiDeCoなど税制優遇制度がある投資性商品を使ってするということもできます。
保険を見直したい場合にはどうなるの?
掛け捨て型保険は、保険の見直しがしやすいメリットもあります。
保険は一度加入しても、環境の変化により保険を見直したい場合や保険のバリエーションが増えてより良い条件の保険が見つかり、加入し直したい場合などもあると思います。そのような場合に、貯蓄型の保険で中途解約をすると、支払った保険料よりも少ない解約返戻金しか受け取れず、結果として損になってしまうことも少なくありません。しかしながら、掛け捨て保険は、中途解約したとしても、そういったデメリットがそもそもないため、見直しに踏み切ることができます。そのため、保険を検討する際に、将来的に見直しを前提としている方などは、掛け捨て型の保険が合っていると言えます。
また、「いつ解約すればどのくらいのお金が戻ってくるのか」や「貯蓄性が高いのか低いのか」ということを考える必要がないため、保険加入の判断がその保障が必要かどうかというシンプルな考えで良いということもメリットと言えるでしょう。
掛け捨て型保険は種類が豊富!
保険は、そもそも掛け捨てが本来の姿であっため、掛け捨て型の保険は昔ながらのものであり、ほとんどの生命保険会社が取り扱っています。そのため、各社から多種多様な商品が発売されており、商品数が多く、保障のバリエーションが豊富です。数多くの商品を比較・検討しながら、自分の条件に適したものを選ぶことができます。
掛け捨て型の保険はどんな場合に活用すれば良いのか?
掛け捨て型の保険が向いている人は、なるべく保険料を抑えたい人、保障内容を最重要視している人、ライフプランに合わせて柔軟に保障をかけたい人と言えるでしょう。
掛け捨て型生命保険に関しては、一定期間、まとまった死亡保障が必要な場合に、定期保険など掛け捨ての生命保険が活用できます。そして保険金は、もしもの場合のお葬式代、遺族のその後の生活費、相続対策としてなどさまざまな目的で活用できます。
また、掛け捨て型の医療保険に関しては、高齢になるほど病気やけがのリスクが高くなるため、医療保険は一生涯入り続けることが前提となることが多いです。そのため、保険の満期や途中解約のことを考える必要がなく、貯蓄性を求めるよりも保険料の安さを重視した方が良いと言えます。
必要性に応じて、掛け捨て型の保険をうまく活用しましょう!
掛け捨て型の保険は、保険料が戻ってこないことから、お金が無駄になるというイメージを持ってしまいがちですが、メリットもたくさんあることがわかって頂けたと思います。
掛け捨て保険は、お手頃な保険料で大きな保障を確保できます。大きな死亡保障が必要なときや医療保険に入るときは、掛け捨て型の保険がおすすめです。
必要性に応じて、掛け捨て型の保険をうまく活用しましょう!