全国共済お役立ちコラム

掛け捨て型保険を解約すると戻ってくるお金はあるの?

2020-8-4

現在加入している保険が入念に調べて契約していたとしても、生活環境の変化で保障を大きくしたい場合や新しい保険商品の登場で保険を考え直したい場合があります。そして、保険を解約する可能性もあるかもしれません。
その際に、貯蓄型の保険では、満期時や途中解約時に満期保険金や解約返戻金としてお金を受け取ることができます。一方、掛け捨て型保険には、「定期保険」「収入保障保険」「医療保険」「がん保険」などがありますが、それらの保険の満期時や途中解約時に何か受け取れるものはあるのでしょうか?
そこで今回は、解約返戻金について解説します!

掛け捨て型保険が満期を迎えたときはどうなるの?

定期タイプの生命保険では、保険満期によって保険の効力は終了します。そして、保険満期とは「保険期間が終了するとき」と「保険の効果を継続するために契約の更新が必要なとき」を意味します。その際、満期を迎えることにより受け取ることのできる保険金のことを満期保険金と言います。
そこで、掛け捨て型保険では満期保険金を受け取ることができるのかということですが、掛け捨て型保険では、満期保険金は受け取ることができません。満期保険金を受け取ることができる保険は、養老保険、生存給付金付定期保険、学資保険などです。

解約返戻金とは?

解約返戻金とは、保険を途中解約すると支払われるお金のことを言います。
解約返戻金は、払い込まれた保険料から、保険金や給付金の支払いなど保障のための純保険料、保険を運営販売するための付加保険料などを差し引いた残りを資金として、保険会社が運用したものが原資となっています。そのため、運用期間が長いほど、一般的には解約払戻金も多くなり、契約から数年で解約する場合には、解約返戻金がほとんど無いか、あってもごくわずかということもあります

終身保険のように満期が設定されていない保険を除くと、解約返戻金は支払った保険金よりも少なくなることがほとんどです。支払った保険料より多く受け取るには、払込期間満了後の場合が多いため、貯蓄が目的の場合は、途中解約をしないことが重要です。

掛け捨て型保険で解約返戻金は受け取れるのか?

結論から言いますと、掛け捨て型保険は解約返戻金が出ない場合がほとんどであり、保険商品によっては出るものもありますが、積立型と比べると少ない傾向があります。「無解約返戻金」と記載のある商品には解約返戻金がありません。
それは、定期保険であれば、積立金を削って保障に特化したタイプの保険であるためであり、収入保障保険の場合も満期保険金をなくすことで月々の保険料を割安にしているためです。したがって、これらの保険にはほとんど解約返戻金はありません。

解約返戻金が払込保険料と同程度ある保険としては、学資保険や個人年金保険等があります。満期近くに解約した場合には、払込保険料と同程度の解約返戻金が支払われますが、加入後短期間で解約した場合は、解約返戻金がまったくないか、少額になります。
また、解約返戻金が払込保険料を上回る保険には、終身保険などがあります。契約から一定の期間を過ぎますと、解約返戻金が払込保険料を上回ります。

掛け捨て型の医療保険には「健康祝い金」を受け取ることも!

掛け捨て型の医療保険でも、健康祝い金や無事故給付金などの特約が、医療保険にあらかじめ付いている場合もありますし、特約として自分で付加できる場合があります。健康祝い金や無事故給付金は、一定期間、入院や手術をせずに給付金の請求をしなかった場合や、保険料払込み免除に該当しなかった場合などに支払われる一時金です。

保険料が掛け捨てになるのがもったいないと思ったり、健康で過ごせたら保険料が払い損になる気がするという人には、検討することもいいと思います。ただし、この特約をつけると、その分の保険料は上乗せになります。

解約返戻金がある保険がお得な保険というわけではありません!

掛け捨て型保険は、保険料が安い分、解約返戻金や満期保険金は少ないか、もしくは全くありません。しかし、解約返戻金がある保険だからといって、お得な保険とは言い切れません。掛け捨て型保険と比べて積立金分を余計に払わなければならないので、月々の保険料が多くなってしまうからです。保険料を抑えたい方や貯蓄は自分でやるから大丈夫という方であれば、解約返戻金のない保険の方が安く保障を備えることができます。

保険を選ぶ際に、解約払戻金について確認するのは非常に重要なことですが、解約払戻金があるかないかで保険を選ぶことは、保険の目的を見失うことにもなりかねません。また、保険に加入して短期間で解約をした場合、解約返戻金はほとんど無い場合も多く、損をしないためには解約をしない前提で保険を選ぶことも大切です。