全国共済お役立ちコラム

積み立て型の生命保険について正しい知識を身につけましょう!

2020-4-4

生命保険を検討するときに、積み立て型にするのが良いのか、掛け捨て型が良いのかという点は選ぶ際の大事なポイントになります。

積み立て型生命保険とは保険料としてお金を支払って資金をためつつ、契約期間中に保障がついている死亡保険のことです。例えば、積立型生命保険の代表的な商品には学資保険があります。所持している資金の積み立ては目的と用途によっては銀行へ貯蓄するよりも生命保険で積立を行ったほうがいい場合があります。自分自身がどういう目的で積み立てをしていきたいのか考えることが大事です。

今回は積み立て型に焦点をあてて、その特徴について把握していきましょう!

積み立て型の生命保険の種類はどれくらいあるのでしょうか?

積み立て型の生命保険にもいくつか種類があります 終身死亡保険、学資保険、個人年金保険、養老保険です。順に説明していきましょう。

まず、終身死亡保険についてです。終身死亡保険は、保障が一生続く死亡保険で、一定年数経過後は解約時に返ってくるお金が支払った保険料よりも多くなります

学資保険は、子どもの教育資金を準備するための保険です。毎月一定額の保険料を支払いながら、子どもの入学や卒業に合わせてお祝い金や学資金を受け取ることができます。被保険者である親に万一のことがあった場合は、以後保険料を支払うことなくお祝い金や学資金を受け取ることもできます。

個人年金保険というのは、契約時に定めた年齢になると年金を受け取れる保険です。年金の原資を保険料として支払い、年金開始前に死亡した場合は死亡給付金が支払われます。ただし、個人年金保険は使いたいときにすぐおろせるとは限りません。もし満期以前に解約することになってしまった場合は、支払った保険料よりも少ないお金しか戻ってこないこともあるので留意しておきましょう。

養老保険は一定期間保険料を支払い、満期時に死亡保険と同額の満期保険金が支払われる保険のことを言います。満期時に死亡保険金と同額の満期保険金が受け取れます。最近では、養老保険よりも返戻率の高い終身死亡保険が販売されていたりするので、そちらに加入される人も多く、やや縮小している傾向となっています。

積み立て型生命保険のメリットとデメリットを比較してみましょう!

積み立て型を検討するときに、比較対象として掛け捨て型の生命保険が出てきます。掛け捨て型ですので保険期間が終わると保障がなくなり戻ってくるお金がありませんが、保険料は積み立て型に比べると安いです。

積み立て型のメリットは、 保険料を支払えば一定期間で必要な資金をためることができることがあります。また、契約期間については死亡保障もついています。

一方でデメリットとしては、積み立てる資金が保険料に含まれているため保険料がその分割高となることです。また、満期以前に解約してしまうと支払った保険料よりも受け取ることができる金額は少なくなってしまうことです。

もう少し積み立て型の生命保険のメリットについて細かく見ていきましょう。メリットして死亡保険がセットになっている、確実に資金がたまる、受取人を指定できるので相続トラブルを回避できるといったことがあります。

中でも積み立て型生命保険の最大のメリットは保険商品であることを最大限に活用している点です。万が一の場合は必要な資金を指定した受取人に残すことができ、保険料を支払えば確実に資金をためることができます。

積み立て型生命保険を検討するときの注意点はどんなところ?

積み立て型生命保険の注意点は大きく2つあります。満期前に解約すると、払い込んだ保険料よりも戻ってくるお金が少ない場合があることと貯蓄のように必要な時にすぐおろせないということです。

もし緊急にお金が必要になった場合に保険を解約してしまうと、それまで支払った金額よりも低い解約返戻金になってしまう可能性が高いです。積み立て型の生命保険で資金を積み立てられる場合はこれらのことを留意していくことが必要になります。

生命保険の積み立てに関するまとめ

これまで積み立て型の生命保険についてその特徴を見てきました。

目的をしっかりともって、なおかつ保険料を支払っていける場合は、生命保険で資金の積み立てはおすすめできる方法です。保障と貯蓄の2本立てができる積み立て型の生命保険を前向きに検討しましょう!