生命保険をあらためて検討する人に!種類からしっかりと学んでいきましょう

生命保険は聞きなれた保険だと思いますが、いくつか種類がありますので、やみくもに考えると保険選びに苦労します。
あらためてしっかりと整理して把握していきましょう!
生命保険は定期保険、養老保険、終身保険の3つで分けて整理していきましょう
さて、早速ですが、生命保険には、定期保険と養老保険、終身保険の3つがあります。生命保険を検討する際は、まずこの3つに分けて、それぞれどのような保険なのかを把握していくことがポイントになってきます。
定期保険とは一定期間のみ支払う保険でいわゆる掛け捨てというもの!
定期保険とは一定期間の間に亡くなった場合のみ支払われる保険のことを指します。定期保険のメリットとデメリットはどんなことがあるのでしょうか。
定期保険は、先に説明した通り、基本的に掛け捨てタイプの生命保険を指します。掛け捨てタイプであるため、毎月の保険料は比較的安く、家計の負担が少なくなることが特徴です。少ない毎月の負担額で、高額な死亡保障のついた保険に加入することができることはメリットでしょう。
一方でデメリットとして、一定期間の保険であるため、満期が到来してしまったら、満期金もなく契約が終わってしまうことが挙げられます。
そして、死亡や障害にならなければ保険金は下りないということです。どちらかというと、被保険者のための保険というより、被保険者の家族のための保険という位置づけになります。また、例外もありますが、解約返戻金も一般的には0円なので、老後対策や貯蓄のために使用するのには向いてないでしょう。
とにかく毎月の負担を抑えて、手厚い死亡保障をつけておきたい人にはおすすめと言えます。
養老保険とは定期保険と終身保険のあいだを取ったような特徴的なタイプ!
養老保険は、一定の期間の定めがあるのは定期保険と同じで、被保険者が亡くなった場合に保険金が支払われます。また、被保険者が存命で満期を迎えた場合、満期保険金が支払われるということも特徴的です。貯蓄をしつつも万が一の備えも同時にすることができるのです。
養老保険は、将来の貯蓄をしっかり行いたい人に向いている保険と言えるでしょう。運用型の商品ですので、特別利益が大きい訳ではありませんが、毎月ちゃんと積立することができるという点で将来の備えが可能な保険となっています。さらに、養老保険は満期金としてお金が受け取れるだけでなく、積立プラス死亡などの万一の保障が付いているのが大きなポイントと言えるでしょう。
一方でデメリットとして、解約返戻金については考慮しておく必要があるでしょう。解約してしまうと、加入年数にはよりますが、元金が元割れすることも少なくないためです。養老保険の支払いがそもそも負担に感じる場合は、将来の解約の可能性も考え、はじめから養老保険では契約しない方が良いかもしれません。
終身保険は一生涯にわたることが何よりの特徴!
貯蓄的に利用することも可能! 終身保険とは、その名前の通り、保障は一生涯となっています。期間が定められていることなく被保険者が亡くなった場合に支払われる保険です。それゆえに貯蓄のような役割を持っている点が特徴になります。
終身保険のメリットは、なにより貯蓄性があり、一生涯の保障を受けられることでしょう。被保険者が死亡したときに、保険金が遺族に支払われます。本人存命中ではなく、本人が亡くなった後に支払われる保険金であるため、相続税対策として使うことが可能と言えます。
一方でデメリットとして、早期解約してひまうと、養老保険と同様に元本割れしてしまうリスクがあります。ただ、そんな中で最近注目されているのが「低解約返戻金型終身保険」というものです。一定期間、解約返戻金が安くなる代わりに、保険料も安くなるというものです。元から高い終身保険の負担が、低解約返戻金型終身保険を利用することで抑えることができるのです。若年者で家族が増えるので、今後の生活のためにと考えている人にもおすすめの方法です。
老後や教育資金に備えるための生命保険についても学んでおこう!
さて、生命保険の種類を3つに分けてご案内しましたが、生命保険にはこのほかにも老後の貯蓄を目的としたもの、医療保障を目的としたものもありますので、少し見ておきましょう。
まず、老後の貯蓄を目的としたものとして、老後に年金として一定期間受取りができる個人年金保険、また、親に万一のことがあっても子どもが教育を受けられるようにする学資保険といったものも生命保険として扱われています。
また、病気やけがで入院や手術をした場合に受けられる医療保険、がんを患い手術などを受けた場合に支払われるがん保険なども生命保険のひとつです。
生命保険の種類を把握してから保険選びを始めましょう!
いかがだったでしょうか。ご説明した通り、生命保険には種類があります。すでに生命保険に入っている場合はどのような保険があるのか、これから入る場合はどの保険から検討していくのかということを整理してから考えていくとより良い保険選びが出来るでしょう!