全国共済お役立ちコラム

生命保険の選び方はどうすれば良いの?そのポイントについて解説します!

2020-1-2

いざ生命保険に入ってみようと思った時に、どうやって選べば良いのかわからず迷ってしまう方も多くいると思います。

月々の保険料は、それほど高額にはならなくても、長い期間にわたって契約を続けると、支払う総額は大きなものになりますので、慎重に選びたいところです。
そこで、今回は生命保険を選ぶ上で基本的な考え方をご案内していきましょう。

どんなリスクに備えたいのか、をはっきりさせることから始める!

まず、考えるポイントになるのが「何のために保険に入りたいのか?」ということです。保険は私たちが生活する中で起こりうる万が一のアクシデントに備えるものです。どんなアクシデントに対して備えたいと思っているのかによって、選ぶべき商品の種類が異なってきます

生命保険には、主に3つ種類があります。まず、万が一亡くなったときに備える死亡保障。2つ目が、病気やけがをしたときに備える医療保障。3つ目が、お金が必要なときに備える貯蓄型の保険です。

これらの中で自分や家族がどんなことに備えたいのかを考えてみることが大事になってきます。 どんなリスクに備えるか、というのは、保険の対象となる人や、保険金・給付金を受け取る人の年齢や収入、今後の想定される支出などによって異なってきます。次にこの視点で考えてみましょう。

死亡保障は家族がいる人にとっては大事な保険になってきます!

たとえば、旦那さんひとりの収入で家族を養っている場合、その働き手ががもし亡くなってしまうと、収入がなくなるわけですから、残された家族の生活が非常に厳しい状態になってしまいます。

そこで、万が一亡くなったときに保険金を受け取れる保障にしておけば、家族のその後の生活費をある程度にはなるかもしれませんが、確保することができます。ですから、自分自身の収入で家計を支えている人は、死亡保障の保険があると安心です

年齢が若い場合は、まだ子どもが小さく、これから教育費の支出が増えていくでしょう。その後の一生にかかる生活費の総額が高くなる時期には、保険金額を高めにしておくのが一般的です。死亡保障の保険には、終身保険、定期保険、収入保障保険などがあります。

一方で、独身である場合など自分自身の収入で支える人が自分以外にはいない場合は、大きな死亡保障はあまり必要ないかもしれません。万が一の際にかかる葬式の費用を家族に負担させたくないと考えていたりする場合は、保険に加入するのもありですが、貯蓄があればそれで充分なこともあるので慎重に検討しましょう。

病気やけがでの自己負担に備える医療保障について見ていきましょう!

次に選び方のポイントとして医療保障について考えていきましょう。

病気やケガで入院をしたときや、手術をしたときに必要な医療費を保険でカバーしたい場合は、医療保険やがん保険を検討するのが良いでしょう。誰にでも病気やケガのリスクはあるので、家族の状況や収入にかかわらず、検討する意味はあります

ただ、日本は公的な健康保険制度が充実しています。保険が効く範囲で治療を受けたときには、年齢などによって自己負担は1割~3割に抑えられています。

また高額療養費制度といって、年収などに応じて一定の上限額を超えて医療費を支払ったときには、超えた分が戻ってくるという制度もあります。

上記のことから、民間の医療保険は、公的な保険ではカバーできない部分を補う必要があるときに検討することがポイントになるでしょう。例えば、保険が効かない治療を受けて自費の医療費が大きくなるのが心配なときや、個室に入るための差額ベッド代を医療保険でまかないたいときなどがあります。

貯蓄性をもった保険も選ぶ際の大切なポイントになるでしょう!

将来に向けてお金を貯める貯蓄型といわれる保険も存在します。死亡保障や医療保障が、死亡や病気・けがといった万が一の時に備えるのに対して、あらかじめ想定される支出を計画的に貯めることができるのです

たとえば、老後の生活資金を積み立てる年金保険、万が一の保障と資産形成を兼ね備えた養老保険、子どもの教育費を準備する学資保険や子ども保険などが挙げられます。

子どもの教育費や老後の生活費は、人生の中で必要となることがおおよそ決まっているので、預金などで積み立てることもできますが、保険で積み立てることで、途中で万が一亡くなったときにも、当初予定していたお金を確保できることがあります。

このように、先の予定がはっきりしていて、万が一自分が亡くなってしまっても必ずその金額を用意したいときに「貯蓄型」の保険が選択肢になってくるでしょう。

保険の選び方を整理した上で自分に合った生命保険を選びましょう!

保険商品は各保険会社がそれぞれに様々な商品を出しています。その中から一つ選ぶのは、簡単なことではありません。選び方のポイントを整理して、種類を絞り込むことから始ると良いでしょう