生命保険の必要性について考えていきましょう!

生命保険の加入について一度は考えたことがあると思います。
不要という意見も少なくありませんが、実際はどうなのでしょうか?
今回は生命保険の必要性についてじっくりと考えてみましょう!
生命保険の必要性は生活保障だけ?実はそれだけではない活用方法もある!
すでにご存知かと思いますが、生命保険は万が一死亡した場合に家族にお金を残すための保険です。
したがって、死亡した場合に経済的に困る家族がいる場合は必要と言えるでしょう。生命保険が不要と言えるのは、扶養家族がいないか、家族に十分な資産を残せる場合になります。
ですが、生命保険には、遺族にお金を残すという機能とは別に、貯蓄機能や相続に関して税金を減らしたり円滑に行えたりするという活用方法もあるのです。このような視点からみると、生命保険が不要そうな人でも、実は生命保険を活用できるケースがあります。
これから、より詳しく生命保険が必要な人と不要な人を例示しながら、不要そうな人でも生命保険を活用することのメリットについてご案内していきます。
生命保険は本当に不要なのか?判断の基準はどこに置けば良いのか?
生命保険の要・不要に関しては、生命保険が何のためにあるかということに立ち返ることが大事なります。
どんな場合に必要になるかという点では、まず自分の収入で家族の生活を支えている人は生命保険が必要になると言えます。
生命保険の役割から考えると、生命保険が必要な人は、扶養家族がいて、もし自分が死亡した場合に家族の生活が成り立たなくなるような人ということになります。
たとえば、結婚して子どもが生まれたばかりのお父さんが死亡したとしたら、残された母子はそれまでの収入が途絶えてしまい生活に困ってしまいます。
そんなときに生活費やこどもの教育費が不足することがないように、生命保険でお金を残すことができれば安心ですよね。
生命保険が不要な人はどういう人なのか?そのパターンを考えてみましょう
では、生命保険が不要だと言える人はどんな人なのでしょうか。必要性のある人と逆に、万が一死亡したとしても遺族がお金に困るということがない人ということになります。
扶養家族がいなければ、たとえ死亡しても経済的に困る家族はいません。自分の葬式代を残せるくらいの生命保険はあった方が良いかもしれませんが、預貯金がある程度あったり、あるいは親が十分に資産があったりする場合は生命保険は必要ないと言えるかもしれません。
ただし、将来、結婚して家庭を持ちたいという人やいずれ親の面倒を見ることになりそうという人は、状況に応じて生命保険の検討が必要となってきます。
つまり実際のところ、生涯にわたって生命保険が不要だといえる人は、ごく一部の人に限られると言えます。つまり多くの人にとっては、生命保険は必要性のあるものと言えるでしょう。
生活保障以外の必要性とは?その他の活用方法について探っていきましょう!
さて、ここまで生命保険が必要か不要かを考えてきましたが、あくまでも遺族の生活保障についての視点でした。冒頭にも述べた通り実は生命保険の貯蓄機能や相続対策の機能を考えると、より生命保険が必要となるケースがあります。これからご案内していきます。
まず、老後資金を貯めるために利用するということです。生命保険の中でも、終身保険には貯蓄性があって中長期的にお金を貯めていくことができます。現在は年金だけでは生活が厳しいといわれている時代です。老後の生活資金を蓄えていく手段として、生命保険を活用する価値は十分にあります。
例をご紹介すると、生命保険である低解約返戻金型終身保険を使って老後資金をためるという方法があります。低解約返戻金型終身保険は、保険料払込終了後に解約すると、支払った保険料の総額よりも大きな解約返戻金を受け取ることができるのです。
次に相続税対策として利用するということです。生命保険の保険金を相続人が受け取る場合、一定の金額までは相続税がかからずにすみます。したがって、通常の資産として遺産を残すよりも、遺産の一部を生命保険金として残した方が相続税の節税につながります。
相続税には、基礎控除などの非課税枠がありますが、それを超えて税金がかかる場合には生命保険の非課税枠が効果的となります。遺族に十分な資産を残せる人こそ、相続税の節税に生命保険を活用できる可能性が高いといえます。
生命保険の役割と必要性 今回は生命保険の必要性についてご案内してきました。
生命保険の役割や機能を正しく理解したうえで判断することが大事です。
ご説明してきた通り生命保険の必要性は生活保障だけではなく、相続税対策などそれ以外の点でも活用することができます。
生命保険はいろいろなリスクに備えられる商品であり、多くの人にとって人生の中で必要になるケースが出てくるものといえます。ぜひ一度検討してみましょう。