全国共済お役立ちコラム

終身保険の特性を把握して保険選びに役立てましょう!

2020-1-4

生命保険はとてもたくさん商品がありますよね。
選ぶ際にはそのタイプや種類を整理しながら決めていくことがポイントです。
今回は生命保険のタイプの中で終身保険というものについて焦点を当ててご案内していきます。

終身保険の最大の特徴は保障が一生涯続くこと!

終身保険というのは生命保険の一種で、被保険者が亡くなってしまったときに、指定した家族が保険金を受け取ることのできる保険をさします。

終身保険は保障が一生涯続く満期がない保険となっています。つまり一度加入すれば被保険者がいつ亡くなっても、家族は契約した保険金を受け取ることができるのが最大の特徴なのです。

貯蓄性があり解約返戻金を受け取れることも大事なポイントの1つです!

また、終身保険には貯蓄性があることもポイントに挙げられるでしょう。途中で解約した場合には解約返戻金があり、その金額は加入した年齢や保険料を払い込んだ期間によってあらかじめ決まっています。

ただし、保険料の支払いが終わらないうちなど早いタイミングで解約すると、解約返戻金は支払った保険料を下回ってしまうことがあります。終身保険はその特徴から貯蓄目的で活用することができますが、あくまで一生涯の死亡保障を確保することが第一の目的と言えるでしょう。

払い込みの方法もしっかり把握しておきましょう!

終身保険は一生涯続く保険のため、払い込みの方法として、契約している限り払い込みを続ける終身払いという支払い方法があります。そのほかにも60歳までや10年間などの有期払いもありますが、払い込み期間が短い分、こちらの方が毎回の保険料は高くなります。

60歳までなどの払込方法にすると、老後に保険料負担がなく、いつでも解約して老後資金に充てられるので、収入状況に合わせた保険料負担を考えたい場合はぜひ検討してみましょう。

終身保険のメリットやデメリットはどういった点にあるのか、チェックしていきましょう!

終身保険の概要については把握して上で、次にメリットやデメリットについて整理していきましょう。

メリットとしては、まず、万が一のときの保障を用意しながら、将来のための貯えも準備できることが挙げられます。貯蓄性がある保険のため、若い時に万一のことがあれば保障として使え、長生きした場合は取り崩して老後資金の備えとして活用することができます。

また、相続対策に役立たせることも可能です

終身保険の死亡保険金には相続税の非課税枠があるため、保険金の受取人を配偶者や子どもにすふことによって、相続税対策にもなります。 学資保険の代わりとして、教育資金を貯めるのにも有効でしょう。大学入学など子どもの教育費が必要になるタイミングの前に、保険料払込期間の満了を設定することで、解約返戻金を教育費に充てる使い方が可能になります。

最近では学資保険の代わりに終身保険を利用するというケースが増えています。学資保険と異なり、終身保険の場合は必要な時期にいつでも解約することができますから、貯蓄としての一面があるというわけです。

一方で終身保険のデメリットとしてはどんなことがあるのでしょうか?

まず、比較的保険料が高くなることです。定期保険などと比べて終身保険の保険料は高く、加えてそれを長い期間支払わなければならないことになるので、家計を圧迫する可能性があります。

また、特性上、保険の見直しがしづらいということも考慮に入れておきたいところです。加入して数年は解約返戻金が低くなっているため、貯蓄目的で保険に加入した人が早期に解約すると損をすることになってしまいます。その点で終身保険は保険の見直しが行いづらいと言えるでしょう。

では終身保険はどんな人に向いているのか考えていきましょう!

まず、亡くなったときの葬祭費用などを用意したい人には向いていると言えます。近年、家族葬などが増えていて葬儀代は下がってきているとは言え、それでも200~300万円はかかってきます。残された家族の経済的負担を軽減したい、と考える人にとって終身保険はふさわしいと言えます

また、計画的に貯蓄をするのが苦手な人はうまく活用すると良いでしょう。終身保険は一度契約したら、ある意味で強制的かつ自動的に月々の保険料を積み立てていくことになるため、計画的に貯蓄を行うことが苦手な人には、将来のための備えとして資金を貯めるのに助けとなります。

子どもの相続税の支払いが心配な人にも向いているでしょう。先にもお伝えしましたが、終身保険の死亡保険金には、預貯金等の相続税の基礎控除枠とは別に、相続税の非課税枠が設けられています。そのため、相続をする際の子どもの負担を軽減したいという人にとって検討の価値があるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は生命保険のタイプの中で終身保険について焦点をあててご案内してきました。

生命保険は種類が多いため少し選ぶのに苦労するかもしれませんがタイプ別に整理しながら、自分に合った生命保険を選べると良いですね!