生命保険の中でも掛け捨てタイプについて整理して把握していきましょう!

結婚や子どもの誕生を機に、生命保険を検討する方も多いのではないでしょうか。万が一の場合に、守りたい家族を救ってくれるのが生命保険です。しかし、いわゆる貯蓄型といわれる生命保険の保険料は高額になる傾向があり、毎月の支払いだけでも相当な負担となります。
また、このような低金利の時代には、保険の貯蓄性にあまり期待することもできません。一方、掛け捨てであれば、保険料が安く途中で解約し見直すことも可能です。特に小さい子供を持つ若い世代の人にはより向いてるでしょう。
今回は掛け捨てタイプに焦点をあててご案内をしていきます。
掛け捨てタイプとは一体どんなの?中身についてチェックしましょう!
生命保険の掛け捨てタイプは、基本的に解約返戻金がなく、貯蓄性はありません。その分保険料が安いことが大きな特徴となっています。貯蓄型と比較した時のメリットについて見ていきましょう。
まず、掛け捨ての最大のメリットは、安い保険料で大きな保障を得られるという点です。特に若いうちは保険料が安く、月々の保険料が1,000円程度という場合も多いです。
一方、貯蓄型は保険料が非常に高額で、掛け捨て型と比べて10倍以上の保険料が必要となる場合もあります。 次に、マイナス金利の影響を受けないということもメリットとして挙げられるでしょう。
現在の日本は低金利の時代となっています。貯蓄型の保険の運用利率は一般的に契約終了まで変わらないので、現在のような低金利の状態で加入した場合、残念ながら保険の貯蓄性にはほとんど期待できないということになります。 ですが、掛け捨ての場合はそもそも貯蓄性を持たないため、金利の悪影響をほとんど受けることがありません。これは貯蓄型と比較した際に大きなメリットと言えるでしょう。
そしてライフステージの変化に合わせやすいということも大きなメリットになります。
貯蓄型の場合、途中で解約してしまうと、解約返戻金が保険料支払の総額を下回り、大きく損をしてしまうことになります。一方、掛け捨ての場合は満期保険金というものがないので、途中解約によるデメリットはありません。そのため、ライフステージの変化に応じてスムーズに保険の見直しを行なうことができます。
掛け捨ての生命保険が向いているのはどんな人なのでしょうか?
それでは掛け捨て保険が向いている人はどんな人なのか考えていきましょう。
まず、一定期間のみの保障を求めている人には掛け捨てはおすすめできます。例えば、子どもを持つ夫婦が、子どもが成人するまで、生命保険へ加入しておきたい、と考えた場合、掛け捨てタイプが適していると言えます。若いうちは保険料が安くすむこともポイントです。
自分に適した掛け捨て死亡保険の選び方はどうすれば良いの?
ここまで掛け捨て死亡保険全体の話をしてきましが、掛け捨て死亡保険のなかにもいくつかのタイプがあります。主に定期保険と収入保障保険に分けられます。それぞれの特徴をご案内していきます。より自分に適した保険はどちらか考えてみましょう。
定期保険と収入保障保険のそれぞれの特徴についてしっかりと把握しましょう!
定期保険では、保険期間内であれば契約者がいつ亡くなっても、同じ金額を保険金として受け取ることができます。貯蓄型の保険よりも保険料が安いにもかかわらず、高額な保障を受けられることが大きなメリットです。
収入保障保険では、契約者が亡くなった時期によって受け取れる保険金の金額が変わってきます。契約してから年数が経つほど、受け取れる保険金の金額が下がっていきます。また、保険金の受け取り方は一括ではなく、契約者が亡くなった月から契約終了月まで年金として支払われます。保険料は生命保険の中では最安レベルということができます。
それぞれどんな人に適しているのか検討していきましょう!
収入保障保険は保険料が非常に安いため日々の生活への経済的負担が軽く、保障内容も最低限の備えとしては充分に機能してくれます。金銭面においてそれほど余裕がないけれど、子どものためにも生命保険の加入を検討している人にオススメできます。
生活費の確保以外にも教育費など含め、可能な限り万全に備えをしておきたい方人には定期保険がおすすめです。また、保険期間を延長させることができるので、進学希望が変化したりなど予定外の事態にも柔軟に対応することができることはポイントでしょう。今後ライフプランが変化にも柔軟に対応したい場合は定期保険を選ぶと良いかもしれません。
保険と貯蓄は分けて考えることも大事なポイントになってくるでしょう!
さて、掛け捨て概要や特徴ついてご案内してきましたが、いかがだったでしょうか。もちろん一長一短あるので一概にどちらが良いかということは言えません。その特徴を把握した上で自分に適したタイプを見つけることができると良いですね。その際に保険は保険、貯蓄は貯蓄と分けて考えることはポイントになってくるので、ぜひ慎重に考えてみてください。