全国共済お役立ちコラム

生命保険と共済どう選べば良い?違いや特徴は

2020-1-8

ある程度の年齢になったら、病気やケガ、もしもの時に備えて生命保険への加入を検討しますよね。生命保険と言っても、プランや年齢によって月々の保険料がガラッと変わります。そして、生命保険と別に、共済というものもあります。共済にも様々な制度があり、それぞれしくみが異なりますよ。両方のメリットデメリットや特徴を理解しておくと、きっと失敗しない選択ができますよ。
今回は、生命保険と共済の違い、特徴などを解説していきます。

生命保険と共済制度の違い

まずは、生命保険と共済制度の違いを説明していきます。

かたいことを話すと、根拠法令と監督官庁が異なります。これは私たちに直接関係しないので、特に知らなくても良いかもしれません。また、保険では保険料と呼ぶところを、共済では掛け金と呼んだり、保険金のことを共済金と呼ぶなど、共済制度には違う用語を使います。今回の記事でもこの用語に乗っ取り説明していきます。

生命保険のメリットデメリット

生命保険のメリットとしては、とにかく種類が多く自分にあった保険を選ぶことができるところです。手厚くしたい項目があればカスタマイズできますし、要らない内容をカットできるものもあります

自分自身にぴったりな保険を付けることができるので、万が一の時の保障も安心と言えますね。基本的に誰でも、加入できるところもポイントです。

生命保険のデメリットとしては、手厚く保障を付けることができる分、保険料が割高になる傾向にあるところです。保険料も年齢や性別で変わるので、更新や切り替えは少し慎重になることが必要ですよ。ただ、保険料は掛け捨てなのか貯蓄型なのか、などでも変わってきますので、上手く予算に合わせて組み合わせることが大切です。

共済制度のメリットデメリット

続いて、共済制度のメリットを挙げていきます。共済制度の1番の特徴と言えば、月々の掛け金が年齢・性別である程度一定であることではないでしょうか。大体、17歳以下/18歳~64歳/65歳~69歳の3区切りで分かれています。保険への加入を考える18歳~64歳の間、掛け金が一定なのはかなり大きいですよね。ひとまず入っておこうという方にもおすすめです。そして、共済制度は非営利の団体なので、その月々の掛け金がかなりお手頃なところも特徴です

生命保険には及びませんが、特約で様々な種類の保障を付けることができるので、保障内容も申し分ないと言えます。保険料は掛け捨てですが、決算に応じて割戻金がもらえます。また、基本的にはパッケージ商品なので、保障の内容が単純で分かりやすいところも保険選びには大切なこと。結局、複雑で要らない保障まで付けてしまってはもったいないですよね。その点、共済制度はメインの保障+特約という形なので、掛け金含めかなりシンプルで分かりやすいですよ。

共済制度のデメリットを挙げるとしたら、万が一組合が破たんした時の保障がないことでしょうか。生命保険だと、保険会社が破たんしたときの保護制度が整備されていますが、共済制度には保護制度がありません。そこをどうとるかはみなさん次第ですね。

生命保険がおすすめなのは、どんな人?

それぞれのメリットデメリットを聞いても、具体的な例がないと判断しかねますよね。こちらでは、生命保険がおすすめ人の例を挙げていきます。

例えば、生命保険は死亡した時の保障がかなり手厚いので、小さい子どもがいる人にはおすすめです。また、若い頃に加入すれば、比較的保険料が割安に済むので、若い頃に加入し、子育てが一段落するまで継続するというのもおすすめです。また、保険に貯蓄性を持たせたい人にも生命保険はおすすめです。共済制度は基本的に掛け捨てで貯蓄性はありません。生命保険には貯蓄型のものがありますので、自然にお金を貯めたい方にぴったりですよ。

共済制度がおすすめなのは、どんな人?

続いて、共済保険がおすすめな人をご紹介していきます。共済制度はとにかく掛け金を安くしたい方や、不要な保障を省き必要な保障を求めたい人におすすめです。また、共済制度は生命保険に比べると死亡保障が少ないので、独身の方や子どもがいない方にも良いでしょう。

とは言え、0ではなく死亡保障もあり、医療保険も備わっているバランスの良い制度と言えますよ。 どちらを選んでも定期的な見直しが重要 共済制度と生命保険の違いや、それぞれおすすめな人を説明しました。 保険は時代に合わせて変わっていきます。その時の食や生活によって多くなる病気も変わりますし、保障を付けるべき個所が異なってきます。

もちろん、ご自身の年齢、ご家族の年齢や家族構成の変化でも、必要な保険は変わりますよね。ライフステージの変化に合わせ、保険・共済を見直していくことが大切ですよ。