女性が終身保険を選ぶ理由とは?女性にとっての終身保険について!

終身保険とは一生涯の保障が特徴の保険です。女性は日本だけでなく世界的にも長寿である傾向があり、終身保険は長生きをする上でのリスクに備えてくれます。また、経済的に家庭を支えている男性が亡くなると、経済的に厳しくなる場合が多いですが、女性は自身が専業主婦なのか、共働き主婦なのかによっても、必要な保障の種類や金額が違ってきます。
そこで今回は、女性にとっての終身保険について考えていきましょう!
終身保険の保険料はどのくらい?
終身保険の保険料は一般女性であれば、およそ月額15,000円程度です。定期保険の保険料と比べるとかなり高いですが、トータルで考えると、定期保険へ一生涯かけて加入している場合の方が終身保険の保険料を上回ることは珍しくありません。それは、定期保険は満期になった途端に保障が消えてしまうため、再度、定期保険に加入するときには年齢が増しており、持病が悪化していたりするので保険料が高くなるためです。一方、終身保険の保険料は一定です。
終身保険の活用方法とは?
終身保険の保障は一生涯であるため、いつ迫ってくるか分からない自分の最期に対する準備ができ、自身の葬儀代を終身保険で賄うことができます。そのため、終身保険を終活の一環として捉えている女性は極めて多いです。
また、終身保険による死亡保険金には「500万円×法定相続人の数」の非課税枠が設けられているため、法定相続人が2人なら1,000万円、3人なら1,500万円までは相続税がかかりません。そのため、資産を子どもへ継続したい場合には相続対策になります。
さらに、堅実に貯蓄をしたい女性にも終身保険はおすすめです。特に、低解約返戻金型終身保険は、低金利で運用するため大きく資産を上げることはできませんが、同時に元本割れになるリスクも抑えることができ、銀行よりも高い金利で貯蓄しておき、保障も手に入れることができるのです。
終身保険の必要性が低い女性とは?
貯蓄が十分にあり、特別に何か用意する必要のない女性にとっては、終身保険はあまり必要ありません。終身保険は、効率よくお金を貯めるには効果的ですが、一定以上の貯蓄をお持ちの方にとっては終身保険が上手く働くことはありません。
また、終身保険の保険料は比較的高く設定されているので、長期間の支払が難しいと感じる場合も終身保険には加入しない方が良いと言えます。途中解約をすれば解約返戻金も大幅に減ることがあるため、元本割れとなるのです。
子供がいる女性は定期保険の方が良い?
自身が共働き夫婦の場合で、夫婦両方の収入をベースに生活が成り立っており、夫の収入だけでは現在の生活レベルを維持するのが難しいという場合には、一定の死亡保障が必要になります。また、専業主婦である場合にも、次の日から生活費に困ったり、子どもの大学進学の費用が準備できなくなったりということはありませんが、子どもが小学校に上がる前であれば、家政婦さんやベビーシッターを頼む必要も出てきます。この出費増を、夫の収入でカバーできないようであれば、妻の死亡保障のための保険で手当てしておけば安心です。この場合、必要な死亡保障額は300万円~1,000万円くらいと小さくて大丈夫です。
このように、子供が小さい間など一定期間の保障を手厚くしたい女性には、定期保険の方が安く高度な保障を手に入れることができるため、定期保険がおすすめです。
しかし、経済的に余裕がある場合には、貯蓄性の高い終身保険を検討することも良いでしょう。
女性の役割は様々です。自身に合った保険を選びましょう!
終身保険が向いている女性は、自身の最期に対する備えをしたい女性、相続対策をしたい女性、堅実に貯蓄をしたい女性です。
しかし、女性は、結婚している女性、独身の女性、若い女性、子供がいる女性など、様々です。保険は、年齢、性別、年収、家族構成などから、必要な保障を考えることが大切です。つまり、女性一人一人にとって、必要な保険は違います。
保険の知識を身につけ、自分に必要な保障を知ることで、無駄な保障に高い保険料を払うことのないように心がけたいものですね。