老後に一人暮らしが増えている?安心安全な生活のために知っておきたいこと

最近、老後に一人暮らしを余儀なくされる高齢者が増えています。
収入も減り、体も衰えていく中での一人暮らしは、安心安全な生活とは言いきれない部分があります。
そのため、事前に高齢者の一人暮らしが抱えるリスクと、そのリスクを回避するための対策を知っておきましょう
老後の一人暮らしに迫るリスクとは?特に3つのリスクに注意が必要です!
老後の一人暮らしにはどういった危険が潜んでいるのでしょうか。特に多い3つのリスクについて解説していきます。
まずは「老後破産」です。この「老後破産」は社会的な問題にもなっていますが、経済的な理由からまともな生活ができない高齢者が増えています。
老後破産をしている高齢者の中には、きちんと働き税金を納めてきた人も多いのです。
理由はいくつかありますが、まず想定外の病気やケガにより支出が増えてしまう事をきっかけにするケースが多いです。医療費は保険が利用できるとはいっても、生活にかかる支出そのものは増えるからです。そのため若い時にきちんと税金を払い、計画的に老後資金を貯めていたとしても、病気や怪我により老後資金の計画が崩れてしまうという人が多いのです。
次に詐欺被害にあってしまうことです。高齢者にとって、詐欺被害というものは非常に身近に潜んでいます。身近な人で被害にあった人も少なくないはずです。決して珍しいことではないので、注意が必要でしょう。
そして、孤独死というのも問題になっています。高齢者の場合、身体が弱ったり、認知症になっていたりしても、自分でSOSを出すことができない人が多いです。
病院に救急搬送で運ばれてくる高齢者は、家で一人で衰弱しているときに、近所の人が異変に気付いて救急車を呼んでくれたというケースが非常に多いのですが、これが一歩間違えれば、孤独死になってしまうわけです。
老後のリスクを回避するために今日からできる6つの対策
では、老後の一人暮らしのリスクを減らしていくためにどのような対策が出来るでしょうか?
まず、何よりも健康を大事にするということでしょう。当然のことで逆に疎かになってしまいがちですが、健康は非常に大きな財産です。そのため若いうちから、健康を意識した生活を心がけると良いでしょう。健康な状態を保てるかどうかで、老後の生活資金というのは大きく変わっていきます。 元気なまま生活ができるように、栄養管理、適切な運動、睡眠時間の確保などを心がけていきましょう。
次に近所の人、友達との付き合いを大事にするということです。日頃から周囲の人との人間関係を大事にしておくことはとても大事になってきます。老後、一人での生活がままならなくなった時に、近所の人や友達などと交流があれば助けてもらえる可能性が高まります。
老後は一人では生きてはいけません。そのためお互いに助け合えるような「つながり」というものを大事にしていきましょう。
福祉サービスを知っておくことや生活のコストを下げることも大事!
普段から福祉サービスについて知識をつけておくことも非常に重要です。一人暮らしの高齢者に多いのが、介護が必要な状況になっているにも関わらず、SOSを出していいことを知らない、SOSを出す方法を知らない、というケースです。
SOSの出し方を知らないがために、困難な生活をしているという状況を防ぐためにも、若いうちから介護保険など福祉サービスについて知識を身につけておきましょう。
4つ目として、そもそもの生活コストを下げることもポイントです。老後破産する傾向のある高齢者の共通点として、若い頃から生活コストが高いというものが挙げられます。
老後になってから生活コストを下げることは精神的にもなかなか難しいと言われています。ですので、元気なうちに貯金ができるように、そして老後も少ない生活費で生活できるようにするために、生活コストを下げて生活することを意識していきましょう。
やはり、基本的な貯金をしておくということもポイントに挙げておきたいと思います。生活コストを下げることに成功すれば、そのお金は貯金するようにしましょう。いざという時にすぐに使うことの出来るお金を持っていることは安心につながります。
そして、最後に、貯金の一部を運用する方法もあることをご紹介します。老後資金を効率的に増やすことを目指して、貯金の一部を運用に回すことを考えてみましょう。資産運用と聞くと、難しく感じる人もいるかもしれませんが、投資信託であれば相場などに合わせてプロが運用してくれるので、初心者の方でも手軽に取り組める運用方法になっています。
今から老後の一人暮らしのリスクに備えておこう!
上述してきた通り、老後の一人暮らしには様々なリスクが潜んでいます。そのリスクに対する備えとして老後資金を貯めておくことは基本でありながら非常に大事なことです。今回ご紹介した他の備えも参考にしつつ、なるべく早く老後の一人暮らしに備えましょう!