脳卒中の原因には何がある?かかった場合の備えはどうする?

脳卒中は三大生活習慣病のひとつに数えられており、発病すると死に直結することがあります。幸い命を取り留めても体の麻痺や言語障害などの後遺症を残すことが多い病気です。
脳卒中は発病する前に予測して、発病を出来るだけ防ぐことができる病気です。
原因について知識をつけ、あらかじめ防げるようにしましょう。
脳卒中のそれぞれの病気の要因について詳しく見ていきましょう!
まず脳卒中の中で最も多い脳梗塞ですが、これは動脈硬化や血栓が原因となります。血栓とは血管がつまることです。主に脳血栓症と脳塞栓症というものがあります。
脳血栓症は、脳や首の血管に動脈硬化による狭窄や閉塞が起こることによって生じるものです。
一方、脳塞栓症とは、心臓や足などの全身のとこかでできてしまった血栓が血流に乗って脳に到達することによって生じるものを指します。脳塞栓症は脳血栓症と比べて脳の太い血管がつまり、広範囲の脳梗塞を生じ重症化することが多いのが特徴です。
次に脳出血ですが、これは動脈硬化が原因となり発症します。動脈硬化によって、もろくなった血管に高い血圧がかかることで血管が破れ、脳出血が起こると考えられています。
くも膜下出血は、脳動脈瘤と呼ばれる脳の血管にできたこぶが破裂することによって起こります。脳動脈瘤が生じる原因は正確には分かっていませんが、高血圧や脳血管などへの血流ストレス、喫煙や遺伝的要因が関与していると考えられています。高血圧、喫煙は脳動脈瘤が破裂する危険因子にもなっています。
また、脳動脈瘤が生じやすい体質は遺伝するといわれており、家族の中にくも膜下出血を起こした人がいる場合は特に注意が必要でしょう。
脳卒中の5大危険因子と呼ばれるものについて把握しておきましょう!
脳卒中の要因には5大危険因子と呼ばれるものがあります。
順に説明していきます。 まず、高血圧が挙げられます。高血圧というのは140/90mmHg以上のことを指しています。高血圧は脳の血管にとって大きな負担となります。その結果、動脈がもろくなり、詰まったり、破れたりしやすくなります。塩分を多く摂るほど高血圧になりやすくなるので、塩分の取り過ぎには注意が必要です。
2つ目は糖尿病です。近年の食生活の欧米化により糖尿病になってしまう人が増えています。
食事は、摂取カロリーを意識して、1日3回バランス良く食べ、間食や油料理を減らし体重のコントロールを行いましょう。
3つ目は脂質異常症というものです。特に悪玉のLDLコレステロールというものが高い人は、脂肪の摂取を制限する努力が必要です。油料理を減らし、豆類、芋類、海草、キノコ、根菜類などコレステロールを下げる食べ物を多く摂取しましょう。
4つ目は不整脈と呼ばれるものです。これは心臓の中にできた血栓が、心臓から脳に飛ぶことで脳の動脈を閉じてしまいます。それに適した薬もあるので、それを用いることで血栓が作られなくなり、脳梗塞を予防することが可能です。 そして、
5つ目が喫煙です。喫煙は万病のもととも言われていたりしますが、実際に含まれているニコチンが血圧を上昇させたり、動脈硬化を促進すると言われています。
その他にも高齢であること、肥満、過度の飲酒、運動不足なども脳卒中の危険因子としてあげられます。
治療といっても、基本は規則正しい生活を送り適度な運動を行う生活習慣の改善と、食事療法です。食事療法によっても改善が見られない場合には、血糖降下薬、脂質低下薬などの薬による治療もあるので、そちらも考えてみましょう!
脳卒中の要因がわかったところで、もしもの備えについても考えてみましょう
規則正しい生活を送っていても病気というのはどうしてもかかってしまうことがあります。そんな時の備えとして保険を検討しておきましょう。
ある調査では、病気全体の平均在院日数が31.9日にとなっているのに対して、脳卒中は89.5日というデータがあります。これを見ると、脳卒中は治療が長期化することが多く、長い期間の入院が必要になる場合があることがわかります。
脳卒中には三大疾病保険がおすすめ!
その中身について紹介します 三大疾病特約は脳卒中の他にがんや心筋梗塞に特化した保険で、経済的な備えとして有効です。一般的に三大疾病保険は、次の2つの保障が中心になっています。
- 三大疾病一時金
- 死亡・高度障害保険金
それぞれの特徴について見ていきましょう。
三大疾病一時金では当初にまとまった金額がもらえます
三大疾病一時金は、例えば脳卒中になってしまった時に、100万円や200万円といったまとまった金額を一時金として受け取ることができます。
先ほどお伝えしたように、脳卒中は入院や手術だけでなく、その後の通院、介護、リハビリなど、長い期間にわたって様々な場面で費用がかかる可能性があります。その点を考慮すると、早期にある程度まとまったお金を受け取ることは、大きな助けになるでしょう。
5大因子に注意して健康な生活を心がけましょう!
いかがだったでしょうか。今回は脳卒中の要因として5つにまとめて説明しました。生活を見直すなど身近な努力で対策することも出来るので前向きに取り組んで脳卒中にかかる可能性を少しでも減らしましょう!